ビル・ブライソンのレビュー一覧

  • 人類が知っていることすべての短い歴史(下)(新潮文庫)
    まず、この長い道のりを調べ尽くし、書き終えた著者に賞賛をおくりたい。
    専門家でないコラムニストだからこそ、このユーモア全開で宇宙や生命のことを、面白おかしく、学者たちの言葉を代弁することなくができたのだろう。
    旅をするように、好奇心に任せ、科学の歴史を紐解いて、読者に、人類に、願いを込めて問いかける...続きを読む
  • 人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか― 無料お試し版

    カバーの印刷がレンブラント

    カバーの印刷がレンブラントの有名な解剖場面の絵を使っていて非常に印象的である。解剖学的な概説は勉強にはなるがそれほど感銘を受ける話ではない。しかし巻末の終盤の現代医療や医薬に関する話には大変に感銘を受けた。確かに医学は急速に進歩しているが、今現在 正しいとされていたことが将来も正しいとは限らない と...続きを読む
  • 人類が知っていることすべての短い歴史(上)(新潮文庫)
    ・「君は、神が事実を知っているとは思わないのか?」
    「思うさ。神は事実を知っている。が、僕の目に映る事実はご存じない」
    ・生命は、化学的にはごく平凡な構造物だ。炭素と水素、酸素と窒素、少々のカルシウム、微量の元素。
    その他ありふれたいくつかの元素を、ほんの少しずつ混ぜ合わせるとできあがる。
    ...続きを読む
  • 人類が知っていることすべての短い歴史(下)(新潮文庫)
    ・「私は闇を見た。全てが夢ではない夢を。太陽の輝きは失われ、星々は道に迷い…」
    ・深海の本当の恐ろしさはベンズ(減圧症。語源はbend=曲げる)にある。
    我々が吸う空気の80%は窒素だ。人体に圧力がかかると、窒素は小さな泡となり、血液や組織に入り込む。
    圧力の変化があまりに急激(ダイバーが速く...続きを読む
  • 人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか― 無料お試し版

    人体の不思議…

    体の不思議…中学校くらいに興味を持ち、様々な人体のに関する本を読んできました。どの本も素晴らしく、新しい視点で不思議、謎を載せていましたが、大人になってまた、新たな視点での学びを知りました。なぜ私達は存在できてるのか?生きていると言うより生かされているのかまだまだ不思議は絶えません。
  • 人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか―
    人体の本質に迫る記述から、よく調べたなと思える細かな知識まで、幅広い知識量の1冊でした。医学部の臨床講義もこうした切り口でやってくれたら、もっと興味がわくだろう。
  • 人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか― 無料お試し版
    私は純粋に体の仕組みを自分なりに理解したく、情報として読みたいので、その点不要なエピソードが多いのだけど、発見に至った経緯、まだ未知な部分について今後も発展が厳しい理由、昔は出来たが今は倫理的にできない実験の話など、記憶に焼き付けるにはそのエピソードもまあ合っていいかな、というレベル。 頭から読む必...続きを読む
  • 人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか―
    章がちょうどいい量だったからサクサク読めた。
    今は科学医学が発展してネットで調べたら情報が沢山出てくるから、もう身体なんて全て解明されてると思ってた。こんなに未解明な分野だとは!
    しかも今振り返ればわかる過ちも多い。研究をする人も結局は人間なんですな。
    自分の身体も自然の一部でご先祖様の遺伝子も受け...続きを読む
  • 人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか―

    医療の危険性

    人体の各部分の解剖学的な概説から入り、終盤に医療や医薬について述べている。前半の解剖学的な話も面白いが、感銘を受けたのは終盤の現代医療や医薬に関する話である。確かに現代医学は急速に進んでいるが、今日正しいと考えていたことが明日もただしとは限らない ということをしみじみと感じてしまった。特別な健康法を...続きを読む
  • 人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか―
    ビル・ブライソンのノンフィクション。 医学、解剖学、栄養学、薬理学など人体の様々な分野について網羅した著作。20余りの分野に分けて、エピソードを紹介しながら関連する医学知識の紹介、関連する出来事、関わった人々などを、通常の医学本とは違ったアプローチで書かれており、大変面白かった。 著者は医学の専門家...続きを読む
  • 人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか―
    突然だが、人体について我々はどれくらい知っているのだろう?
    臓器や骨格がどのあたりにあるかは小学校か中学校の理科室にある人体模型が教えてくれるかもしれない。
    怪我をしたり風邪をひいたりして痛みや熱が出ることで自身の免疫機構の働きを思い出すこともあるだろう。
    親族や身近な人物が他界した際に死について深...続きを読む
  • 人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか― 無料お試し版

    久しぶり

    読みやすくて一気に読みました‼️最近目が疲れて、読みたい本がたまってるのに、この本は、面白かったので、あっと言う間に読んでしまいました。
  • 人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか―
    人体にこれほど未知なことがあって、驚きや奇跡に満ちているとは。むかしNHKでやっていた人体シリーズの漫画を愛読していたが、そのときのワクワク感を思いだした。
    本当に面白かった。著者がジャーナリストで、専門家ではないが故に素人にも分かりやすくなってるのだと思う。
  • 人類が知っていることすべての短い歴史(上)(新潮文庫)
    ・宇宙は膨張していき、そのあと収縮していく。心臓のように膨張と収縮を繰り返す?
    ・隕石が地球に落ちるときは、前兆はなく一瞬でくる。
    ・地球の生物はあらゆる事から恩恵を受けている
    ・月は年間4cm遠ざかっており、20億年後には月は地球から遠くなりバランスが保てなくなる
    ・地中のマグマが大気を形成してい...続きを読む
  • 人類が知っていることすべての短い歴史(下)(新潮文庫)
    上巻に続き、科学全般を軽やかに語る手腕はお見事。
    翻訳者が非常に上手いのだろう、と思ったら、案の定解説(HONZの成毛氏)でも指摘されていた。

    唯一気になるのが、図表が無いというところ。
    ただ、図表がなくても本文の読むのに支障がないところが本書のすごさでもあるのだが。

    ところで、結びに出てくる
    ...続きを読む
  • 人類が知っていることすべての短い歴史(下)(新潮文庫)
    科学に興味がない人も是非読んで欲しい。著者が科学畑ではない人なので、知識がない人向けの分かりやすい説明になっている。そして、最初から最後まで好奇心を刺激される発見が満載だ。
  • 人類が知っていることすべての短い歴史(上)(新潮文庫)
    科学に興味がない人も是非読んで欲しい。著者が科学畑ではない人なので、知識がない人向けの分かりやすい説明になっている。そして、最初から最後まで好奇心を刺激される発見が満載だ。
  • 人類が知っていることすべての短い歴史(上)(新潮文庫)
    科学技術史の集大成本。上巻は理科一類。宇宙の誕生から地球の生い立ちまでの歴史と物理化学地学系の技術史がない交ぜになって語られる。単行本の時は厚さ4.5センチあったらしい、大部の著作である。
  • 人類が知っていることすべての短い歴史(下)(新潮文庫)
    締め方がとても良かった。
    後書きで成毛眞が東江一紀の仕事に賞賛を述べているが、この訳者の他の本も手に取りたくなった。
    本書で言及されている書物の多くが未訳あるいは翻訳が絶版になっているのを見て、日本の置かれたお寒い状況も感じた。
  • 人類が知っていることすべての短い歴史(上)(新潮文庫)
    今を生きている人は必読だと思います。自分と、生命と、宇宙の関係がそれなりに理解できると思いますよ。
    難解な言葉や概念が出てきます。でも、科学と歴史の旅をする感じで、読み進めていくといいでしょう。
    有名な科学者の人柄やスキャンダル的なことも適度に交えています。
    科学者とは友達になりたくないですね。著名...続きを読む