ビル・ブライソンのレビュー一覧
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リンドバーグを中心に現代の世界を形作った場所・時としてアメリカの1927年夏を回想する書。
他の主役はベーブ・ルース、ヘンリー・フォード、アル・カポネ、ボクシングのジャック・デンプシー、クーリッジ大統領、女優クララ・ボウ。
リンドバーグの大西洋無着陸飛行を受けて、ミネソタ州は州名を「リンドバーキア州」に変えようとしていた131
ウォルトディズニーはリンドバーグにあやかって飛行機乗りのネズミのアニメ(作った。ネズミはオズワルドと呼ばれる予定だったがミッキーにした132
ホットドッグはハリー・スティーブンスというイギリス人が考案した。「温かいものを球場で売れないか」という発送で、ロールパンに熱したソーセージを挟むのが実験で一番よかったから。最初の名前はレッドホッド。ある漫画家がこのソーセージの成分が犬肉では?と皮肉でホットドッグと揶揄。それにスティーブンスが乗っかって現名に153
禁酒法の成立に貢献したのは第一次大戦。ドイツはパリの民間人を意図的に爆撃し、商船も攻撃。そこに多くの米人が乗っていたので、激怒した米が参戦。米国内は反独ムードに。禁酒運動家に好都合なことに米の醸造所の殆どは独移民資本だった。「私たちの敵は独、襖、そして飲酒」214
イタリアではクリスマスにウナギを食べる354
リンドバーグの思想に多大な影響を与えたノーベル賞受賞者の医者カレルは優勢思想家。「障害や知的に劣った人々は人類全体の幸福のために、みずからの命を進んで犠牲にすべき」とガス室を提案した542
ドイツ移住を諦めたリンドバーグ夫妻はアメリカに戻り「アメリカファースト」という団体に関わった。アメリカファーストはアメリカがヨーロッパの戦争に関わってはいけないと主張する団体547 -
Posted by ブクログ
『人類』について考えるには、一体どれだけの知識が必要となるだろう。
その半分を占める宇宙と地球については上巻で語られたので、下巻では生命の誕生から。
はじまりの極限世界、空と海と大地の歴史、原始タンパク質誕生の奇跡。
ミトコンドリアとの共生、シアノバクテリア、ストロマトライト。
細菌の貢献、進化と絶滅、DNA。
氷河時代、二足歩行、原始人類。
歴史、化学、数学、地理、生物、宇宙、統計、さらには分類学までも!
ただ自分自身を知りたいという誰もが一度は考える欲求の解決には、人類がこれまで学んできたおおよそ全ての知識が必要とされる。
その全てが文庫上下巻2冊で網羅できるはずもないが、専門的になりすぎた各領域から一旦距離をおき、全景を眺める振り返りは、今後何度も必要となるだろう。
物理的に決して知りえないはずの『過去の出来事』は、残滓の調査と推測の研鑽だけでここまで明らかになった。
これから先、研究が線形に進むわけもなく、大きなどんでん返しや飛躍的な展開は何度もあるだろう。
結果だけでなく、過程すらも楽しめる旅路の先は、まだまだ遠い。 -
Posted by ブクログ
皮膚の細胞はすべて死んでいる。成人であれば死んだ皮膚を2キロ持ち歩いていることになり、そこから皮膚のかけらが毎日数十億片ずつ剥がれ落ちていく(P257)驚愕の事実(笑
追記:『生命40億年全史』の引用がある(P160)2014年2月11日にレビューがあるので載せておく、以下参照
著者 : リチャード・フォーティ草思社 (2003年3月発売)
生命40億年の記録をたどる、化石からの手がかりで時代を遡るのだが、遠い過去ほどその全貌は薄ぼんやりしてくるのだった。憶測で断定しないところに好感がもてる。結局、地球生命の全容は紆余曲折を経て現在にいたるようだ。そうすると人類の未来も危なげで不確かなものだということが分かる。