死後くんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アニメーターの仕事や、アニメーター視点での業界の現在や未来について
エンディングのクレジットに作画監督が何人いるかで現場の追い詰められ具合が分かる
アニメーターの平均労働時間は1日10時間
アニメのDVDがパッケージとして売られるようになって絵柄を揃える必要が出てきて総作画監督が導入された
フランスではフリーランスアニメーターがほとんどおらず、半年から2年制作会社と契約を結んで、朝から夕方まで常駐して仕事をする
作業もデジタルに移行済みで間に入る人がそんなに必要ない
製作を雇うコストを削減できている分、アニメーターの給料は少し良くなっている
アニメーターが仕事を引き受けるときに確認す -
Posted by ブクログ
読書ができる年齢って、実は限られているのではないか。
自分の場合、70歳を越えて、きちんと読める気がしない。
だから、残りの人生で、あと1冊、哲学書をよめたら、と思う。
本書を、「最後の1冊」を選ぶためのカタログとして利用しようと思い、手にする。
しかし、最初の1冊目の「超要約」に打ちのめされる。
「ソクラテスの弁明」に付されたものだ。
師のソクラテスが裁判で自ら死を選ぶまでのプロセスを描いた弁明の記録。しかし、プラトンによる脚色がなされているため、ドラマチックな物語としての側面もある。哲学の父ソクラテスはこうして誕生した。
もちろん、100字での要約などそもそも「ムリゲー」なことは、わ -
Posted by ブクログ
昨年か一昨年?日本のアニメーションが映画方面でとにかくすごい勢いだったなと思い、なんとなく読んだものの、業界構造…というかアニメーション出来上がるまでの工程に絶句した。こんなに役割が細分化されてるもんなのか。
良い人材が育たない問題もなかなか頭が痛い話だった。
分業制を前提として一つのフローが出来上がり、キャパオーバーで回り続けると、そこから大きな構造の組み換えをするのは難しい。でも日本のアニメーションの多くがここから生み出されていて容易には崩せない。
デジタル技術をもっと活用したイノベーションが破壊的な影響を与えないと、変わらないのかなと…日本国外でも良いアニメーションが生まれつつあるの