死後くんのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
アニメーターの仕事や、アニメーター視点での業界の現在や未来について
エンディングのクレジットに作画監督が何人いるかで現場の追い詰められ具合が分かる
アニメーターの平均労働時間は1日10時間
アニメのDVDがパッケージとして売られるようになって絵柄を揃える必要が出てきて総作画監督が導入された
フランスではフリーランスアニメーターがほとんどおらず、半年から2年制作会社と契約を結んで、朝から夕方まで常駐して仕事をする
作業もデジタルに移行済みで間に入る人がそんなに必要ない
製作を雇うコストを削減できている分、アニメーターの給料は少し良くなっている
アニメーターが仕事を引き受けるときに確認する観点は主にスケジュールとギャランティ
二原だけの仕事が今はたくさんあるから、アニメーターの仕事を副業にすることもできる
絵が上手くなりたいなら専門学校ではなく制作会社やスタジオが主催する私塾がおすすめ
お客様としてではなく、戦力として扱われるから
自分でなくても良さそうな仕事、コピペのようなスケジュールなど最低限の情報のみの文面ではやる意義を見いだしにくい
作品に合ってると思うのでぜひ描いてほしい、のような必然性のある依頼であるといい
長時間労働が制限されるようになった結果、仕事が終わらなくなった
スケジュールと予算が倍近くにならないと8時間労働には収まらない
制作会社は製作委員会との交渉の際に、国から言われてることなのでこの条件ではできませんと言うことができて、予算やスケジュールの交渉もしやすくなってきている、はず
-
Posted by ブクログ
読書ができる年齢って、実は限られているのではないか。
自分の場合、70歳を越えて、きちんと読める気がしない。
だから、残りの人生で、あと1冊、哲学書をよめたら、と思う。
本書を、「最後の1冊」を選ぶためのカタログとして利用しようと思い、手にする。
しかし、最初の1冊目の「超要約」に打ちのめされる。
「ソクラテスの弁明」に付されたものだ。
師のソクラテスが裁判で自ら死を選ぶまでのプロセスを描いた弁明の記録。しかし、プラトンによる脚色がなされているため、ドラマチックな物語としての側面もある。哲学の父ソクラテスはこうして誕生した。
もちろん、100字での要約などそもそも「ムリゲー」なことは、わかる。
そこをあえてやってみせたのが本書だということも。
とはいっても、これは要約なのか?
もうちょっと中心となる概念とか、特徴的な考え方とかわからないのか?
一瞬、ここで本を置こうかと思った。
が、近現代になっていくと、もう少し内容が充実してくる。
「補足解説」や「エピソード」のコーナーを併せて読んでいくと、自分にとって面白いと思える本かどうかの判断の手掛かりは得られたように思う。
そうしてみると、筆者の意図は十分届いたと言える。
今日現在の「候補書」を以下の通り選んでみた。
・ラッセル「幸福論」
・ポンティ「知覚の現象学」
・ネグリ「帝国」
・ガブリエル「なぜ世界は存在しないのか」
・九鬼周造「「いき」の構造」
我ながらぜんぜん方向性が定まっていないのが笑える。 -
Posted by ブクログ
昨年か一昨年?日本のアニメーションが映画方面でとにかくすごい勢いだったなと思い、なんとなく読んだものの、業界構造…というかアニメーション出来上がるまでの工程に絶句した。こんなに役割が細分化されてるもんなのか。
良い人材が育たない問題もなかなか頭が痛い話だった。
分業制を前提として一つのフローが出来上がり、キャパオーバーで回り続けると、そこから大きな構造の組み換えをするのは難しい。でも日本のアニメーションの多くがここから生み出されていて容易には崩せない。
デジタル技術をもっと活用したイノベーションが破壊的な影響を与えないと、変わらないのかなと…日本国外でも良いアニメーションが生まれつつあるので、そことの競争意識を持って、構造から見直す動きがでてくるとよいな。