樋口大良のレビュー一覧

  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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     小中学生の男の子たちが、楽しい本です! はじめて山に入ると、ヒル(ヤマビル)に衣服の中まで侵入され、パンツの中までも! ヒルに血を吸われるとしばらく血が止まらないので、パンツが血に染まって・・・ギャー!
     そんなだった彼らが、一人前のヤマビル研究員になっていく姿がよかったです!
     慣れた子だと、ヒルが「ヒョコヒョコ」歩く姿だったたり、獲物が近づいて活気づくとにきみせる「ヒルダンス」がかわいいと感じるそうですよ。

     小学校の元先生だった著者の樋口大良(ひぐち だいりょう)さんが、野外活動を指導した時に、子どもたちのヒルに対する反応のよさから目をつけました。 
     それに、どんだけ捕っても、怒ら

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    2025年11月24日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    「ヤマビル」にかつて血を吸われた経験があり、その気色悪さと、1日間ほど血がダラダラととまらなかったことに閉口した。これで対策が出来る。傷口をよく水洗い、ストッキングを着用、忌避剤も有効だ。いい本と出会えて、感謝。

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    2023年08月12日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    体験の大事さ、フィールドワークの楽しさ、世間の常識を疑ってみることもときに重要であることの気づきを与えてくれる本。

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    2023年02月04日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    子どもたちととことん向き合って、ヤマビルを調べる。著者は元学校の先生だというが、きっと現役時代ではいろいろ制約があっただろう。子どもたちの潜在能力の引き出し方が凄い。小中学生、学年入り混じって勉強する姿が魅力的。
    かつて関わった環境学習講座を思い出しながら読んだ。あの子たちは今頃どんな風に成長しているかしら?と。いろんな学びの姿があることを自分自身が勉強させてもらった期間だった。

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    2022年09月06日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    ネタバレ

    大きいヒルと小さいヒルと。ヒルはいかん。落ちてこない検証実験がすごい。ヒル忌避剤効くのね。秦野駅ヒルスポットは思わず検索してしまったことであるよ。仮説と検証をとてもとてもまじめにやってて、すごい。

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    2022年07月10日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    読みやすいです
    俗説に惑わされずに検証を重ねていくところが面白いです
    ただ読み進めても気持ち悪い感情は消えませんでしたが
    研究員の人たちの頑張りには学ぶことが多かったです

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    2022年03月18日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    ネタバレ

    10年間ヤマビルを子どもたちと研究してきた人のまとめた本。

    ちょうど高野聖を読んだ頃にこの本の存在を知ったので読まないわけにはいかなかった。
    自分もヒルは木から落ちてくるんだなと思ってたし。
    ヒル自体、自分は見たこと無いけど、この本を読むといるところにはマジでうじゃうじゃいるんだな、と知った。

    「ヒルは足元から上がってきて、血を吸われても痛みもなくて30分くらいついてることもあるから、首の血を座れてるということはこれは上から落ちてきたに違いない、と勘違いしてしまうことがある」、と。
    また、「ヒルがいるような森の中では木も多く、ミノムシや木の実、枯れ葉が上から降ってきてそれをヒルと思ってしま

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    2022年03月01日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    そもそもヒルって見た事無いんですよね。映画や小説なんかでは出てきますが、山登りもフィールドワークもしない身としては遭遇する可能性は低い生物です。
    でも尺取虫のように人に迫ってきて、気が付かないうちに人から吸血するヌメヌメした生物なんて好きな人居ないですよね。僕もちょっとつかむの躊躇すると思います。ミミズ触れるけれどやっぱり嫌だもんねえ。
    そんな嫌われ者のヒルの通説を、小学生たちが地道な研究で覆した痛快なノンフィクションです。
    当然導き手の大人たちは居るのですが、彼らも初めて知る事な訳で、答えが分かっている実験に導いている訳ではないんですね。そこが本当に素晴らしい。
    ヒルが木から落ちてくる、シカ

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    2022年02月28日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    本の雑誌ベストから。これは、ノンフの一つの理想形。純粋に、ヒルが木から落ちてこない事実一つとってみても興味深いし、小学生中心に行われた研究だから、そんなに小難しいことも行われないから、分かりやすい。仮説の立て方や解釈の仕方につき、自然の流れで説かれていくから、気が付けば研究のイロハについても教えられている、という結構。比較的近所ということもあり、我が子も参加させたい欲求にまで駆られてしまった。素晴らしい一冊。

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    2022年02月24日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    小中学生が所属する「子どもヤマビル研究会」の10年の活動の様子と研究結果をまとめた本。最初は恐怖でしかなかったヒルは、研究を進めるうちに愛すべき?研究対象に変化する。
    子どもたちは、なぜ?どうして?という自分の知的好奇心に従って、ヒルを自由に研究していく。これが本当に学ぶということなのだと感動した。そして、研究成果をイベントやラジオなどで堂々と発表する姿が素晴らしい。すべての子どもが研究者なのだ。

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    2021年12月30日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    何とも衝撃的なタイトルです。
    興味本位でも怖いもの見たさでもでもなく、必要に駆られて私は手に取りました。
    いきなりショッキングな映像などが出てこないかと、恐る恐る心してページをめくりました。

    などと大層な前置きですが、私は山歩きを趣味としていますので、ヒル問題は避けて通れず、目下私の中では重大な懸案事項となっております。
    そのヒルについて研究をしてくれているのですから、目を通さない理由はありません。

    子供たちが、三重県の鈴鹿の山のふもとでヒルについて調べている、というのはネットで見て知っていました。
    本を手に取り、あ~あの子達だ!とすぐわかりました。研究を重ねてこんな立派な本に仕上げたんだ

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    2021年12月17日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    山登りをしていてひょんなことで調べものをして、子どもたちがヒルを研究してるらしいと知って読みましたが、とっても面白かったです。
    子どもたちのヤマビル研究会での様子や取り組みなどが淡々と?紹介されているのですが、一つのことに一生懸命取り組むことの大切さも教わったように思います。
    山に行く人にはぜひ一度読んでみて頂きたいなと思います。

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    2021年11月27日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    未来、というものに明るさを見出すことが難しい、少子高齢化が爆速で進行する現在の社会。自分たちが子どもだった頃の「世界はよくなっていくのだ」という楽観論ではなく「世界で乗り越えて行かなくていけない問題にどう向き合うか」という悲観論とまで行かなくても重い課題を未来人材に背負わせてしまっていることに申し訳なさみたいなものを感じてしまっています。だからこそ2020年の大学入試制度改革の目玉がアクティブラーニングというキーワードだったような気もしますが、今、コロナ禍に巻き込まれた教育現場の中で、いまどこにしまわれてしまっているのだろう、と思っていました。が、ここには自分で考える、自分で見つける、自分で語

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    2021年11月01日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    以前に山登りの時にヒル被害にあい、怖いもの見たさで読み始めました。こどもヤマビル研究会の子供達が色々な実験を重ね、ヒルの定説を覆す事実を見つけていきます。この本のおかげで、ヒルついて色々な知識が着き、見る目もすこし変わりました。

    次にヒルに出会った時は対応が変わる…かもしれない笑。

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    2021年10月26日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    とても面白く読めた。わかりやすいように書くことが理解を図ることではなく、子供たちの目線で書いたことが理解の伏線なんだろう。

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    2021年09月28日
  • ヤマケイ文庫 ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記 増補版

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    三重の山にはヒルがいる
    だから、夏の間には行かない
    と決めている
    そこでヒルの生態を研究している子供たちがいる
    その研究の過程を綴った本
    私もヒルは木から落ちてくると思ってたひとり
    子供たちが研究に夢中になっている姿が想像できて
    こういうものに出会える子は幸せだと思った
    先生の指導というより子供と一緒に研究するという姿勢も素敵だと思った
    でも山に登る者としてはヒルには会いたくない
    だからやっぱり夏には登れないかな

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    2024年12月09日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    ヒルはミミズのような見た目に血を吸うなどとても気持ち悪い生き物だという認識を持っていた。しかし、ヒルが木から落ちてくる、鹿がヒルをばら撒いているという常識が子供達によって覆されていく様子はとても面白かった。
    また、ヒルについての様々な知識や、あまり研究されてないという意外なことまで知ることができた。

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    2024年08月31日
  • ヤマケイ文庫 ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記 増補版

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    ヒルは山道で木の上から降ってきて首筋につき、そこで血を吸う。これは本当のことか?
    小中学生が自然の家で行っている様々なヒルの研究。
    彼らの研究によって、木から落ちているように思えるヒルが、実は足下から這い上り、首筋まで辿り着いて血を吸っていることがわかる。
    木からヒルは落ちてこない。

    本書は、そのようなヒルに関する様々な知識を更新するための本ではない。
    ヒルを研究する彼ら、ヒル研がどのようなアプローチで研究をしているか、それを記録し紹介している。
    科学に対するアプローチ方法を、彼らが編み出していく面白さが、本書のキモ。
    学校の先生、親など、子供たちに直接接する機会が多い人に、ぜひ手に取っても

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    2024年08月22日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    20年以上前、私は山で仕事をしていた。幸いヒルに吸い付かれた経験はなかったが、同僚などは犠牲になっていた。その時の話を聞いたことが何度かあり、山では上からヒルが降ってくるという話も耳にしていたので、タイトルに惹かれて手に取った。
    とても面白い本だった。
    科学的なアプローチというものがどういったものなのか、解りやすい実例として紹介されているので、読み物としてとても楽しく読めた。『ヤマビル』というひとつのテーマからいっさいぶれることがないため、情報も錯綜しておらず、スムーズに知識が入ってくる。枝葉を下手に茂らせることなく、バラエティの豊富さを選ばなかったが故に、知見というものの豊穣さと可能性を示唆

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    2024年04月30日
  • ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

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    ヒルの生態に造詣が深くなる。子どもたちが研究の主体となっているのが素晴らしい。

    ヒルはシャクトリムシのように動く。

    ヒルはミミズの仲間。普段は湿った落ち葉の下などにいる。乾燥に弱いので、草刈りは効果的。

    ヒルは二酸化炭素で反応し、体温に集まる。

    ヒルは二酸化炭素で活性が上がる。野外では2.5mくらいから反応する。

    ヒルは塩や醤油に弱い。食塩水は塩分濃度2.5%で死ぬ。


    ヒルは動物の体温くらいの温度(30-40℃)に強く反応する。

    振動には反応しない。乾燥しやすい木の上には登らない。

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    2024年04月30日