ディーリアオーエンズのレビュー一覧

  • カラハリが呼んでいる

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    素晴らしかった。
    「ザリガニの鳴くところ」がとても良かったので、その著者が書いた本と知り購入。「ザリガニ〜」の原点はここだったのかと納得した。

    ボツワナのカラハリ砂漠での7年間にわたるフィールドワークの記録。と一言で言ってしまうには勿体ないほど壮大で、文明にまみれた今いる世界が本当に同じ地球なのか?と錯覚する感覚に陥いる。ライオンやカッショクハイエナの生態、著者との信頼関係、カラハリ砂漠の気候や生態系、とても深く考えさせられる。そして、よく著者は生きてたな…とも笑。

    コロナ禍でどこにも旅行に行けない中、広大なカラハリ砂漠にトリップできて没入できる本だった。

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    2021年09月18日
  • ザリガニの鳴くところ

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    早川書房の電子書籍セールで購入!
    紙の本で買えばよかったな、、、

    カイアの生涯が切なすぎて最初は読み進めるのが気が重かった。健気に生きてる姿に心を打たれた。綺麗な小説だった。
    ジャンピンとメイベルが個人的に好きだった。

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    2026年08月14日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    「湿地は、彼女の母親になった」
    この言葉で感情移入できたように思います。とても悲しい感情ですが…。
    ひとりで生きていくカイアに胸を打たれながらも、並行して事件の捜査が進みますが、全く誰が犯人かはわかりません。(ジャンピンかなとか思っていました)
    法廷部分はとても面白く、弁護士のトムが巧みさが光りました。
    最終的には犯人はカイアだとわかるのですが、いわゆるトリックのようなものはなく、ミステリーとは言い切れない部分がありました。
    しかし、この犯罪はひとりで湿地で暮らして来たカイアが、生命の法則に従って起こしたのであり、そこに善悪はないのだと締めくくられているようでした。

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    2026年08月12日
  • ザリガニの鳴くところ

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    本屋大賞 翻訳小説部門1位となった作品に触れたのは初めて。

    湿地の自然、一家離散で孤独に生きる少女の生きざまがありありと描かれていてよかった。

    ラストは少し驚くが、これでよかったんだと思ってしまった。

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    2026年08月07日
  • ザリガニの鳴くところ

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    社会では孤立と孤独が生まれ育っていく
    自然で孤独は存在しない
    詩を通じた謎の解と二重の秘密の暴露が一体となった鮮やかな最終章が
    導くミステリーよりの小説

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    2026年07月24日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    4.5かなぁ〜面白かった
    分厚いからどうかと思ったけどスイスイ読めて、翻訳もとても読みやすい
    しかしさぁ〜ラストのテイトの受けた衝撃よ。いや、読者はちょいちょい伏線あったよな〜って思うけどさ、テイトにしてみたら、は!?だよね
    しばらく混乱だろうな…まあ胸に秘めて生きてくしかないだろうけど
    ぶっちゃけところどころ挟まる詩がよくわからなくて流し読みして、詩は向いてないな〜と思ってたけど、カイアが作者だったんかい
    多才だなあ。
    彼女の人生の軌跡と、湿地の自然の強さ美しさがとてもよかったな

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    2026年07月23日
  • ザリガニの鳴くところ

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    美しい自然描写と孤独な少女の成長物語です。
    湿地に生きる主人公の孤立した日々と、彼女の繊細で力強い姿が胸に迫ります。
    ミステリー要素も絡み合い、終盤の真実には息をのみました。
    自然と人間の営みが織りなす静かな世界に浸り、読後は深い余韻が残る一冊です。
    これはただの物語ではなく、生きることそのものを問いかける作品でした。

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    2026年07月03日
  • ザリガニの鳴くところ

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    中盤までの自然との触れ合い、カイアや人々との心情を書いたところは好き、孤独や湿地の自然、孤独を望むがそれと同じ位人と触れ合いたいと言う渇望があるそういった心情が読んでいて面白かった。
    ただ後半の裁判は正直ピンと来ない、あっさりとそんな感じで終わるのか…なんだか中盤までと違って読みごたえが無いなと感じた。
    そして裁判後の話は消化試合かの様に淡々と進んで、結末もちょっとそこ繋げるの強引過ぎない?って感じるのとやっぱりそう来るかって驚きはあまりなかった結末だった。

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    2026年06月22日
  • ザリガニの鳴くところ

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    2026.06.22

    タイトルもさながら、終わり方も綺麗で読み終えた後の余韻を大事にしたくなる、そんな作品でした。

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    2026年06月22日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    で、本作も面白かったですねー。

    訳者の友廣氏が『この作品のジャンルを特定することは難しい。フーダニットのミステリであると同時に、ひとりの少女の成長譚とも、差別や環境問題を扱う社会は小説とも、南部の自然の風土を描いた文学ともとらえることが出来る』(P.605)と語っていましたが、確かに奥行のある作品でした。

    ・・・
    私は生物学系の本としてとらえました。

    湖沼のほとりに打ち捨てられた少女・カイヤですが、実地と図書から学んだ知識は教授顔負けというところでしょう。そこでの観察を人間社会や人間関係へ適用しつつ考察するのを見て、私はかつて読んだコンラート・ローレンツの作品だったり、長谷川眞理子氏の作

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    2026年05月11日
  • ザリガニの鳴くところ

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    湿地の湿度や気配がむせかえるように匂い立つ描写に惹きこまれると共に、自然そのものの化身とも言うべき鮮烈でなんとも魅力的なヒロイン像に夢中になる。ミステリーとしてのオチはある意味、平凡なものと感じたが、それは全く問題とは感じないほどに魅力的な一冊。

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    2026年05月04日
  • ザリガニの鳴くところ

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    長かったし内容としては暗いけど、描写が綺麗だから穏やかな気持ちで読めた。
    湿地暮らしは1週間ぐらいならやってみたい

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    2026年04月29日
  • ザリガニの鳴くところ

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    2021年本屋大賞翻訳小説部門第一位で映画化もされた作品。引き込まれて離れられず、一気に聴き終わってしまった。
    生物学者である著者が描く湿地の自然描写が美しく、もう一つの主人公となっていた。

    ミステリでもあり、人間の愛や悲しみの物語でもあり、美しい自然を専門的知見を潤沢に含めて描写した科学的な作品でもあり、人種や階層による差別などを扱った社会派小説でもあり…
    その全てが美しさと醜さと明るさと暗さとともに描かれ、壮大な一つの物語にまとまっていて、本当に素晴らしかった。
    忘れられない一作となりました。
    映画も観てみたい。

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    2026年04月05日
  • ザリガニの鳴くところ

    購入済み

    危うい美しさ

    殺人事件から物語が始まり、ミステリーのつもりで読んでいました。
    確かに殺人事件の捜査が物語の中で進んでいきますが、一旦過去に戻り、親にも家族にも置き去りにされた少女の物語も進行していきます。
    その少女の物語が、孤独と沼地の自然の中で進んでいくのが、なんとも美しく寂しい物語でした。
    映像化されているということなので、配信を探してみたいと思っています。

    #切ない #深い #エモい

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    2025年02月12日
  • カラハリが呼んでいる

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    ネタバレ

    ノンフィクションの冒険譚。
    個人的にはやはり、ボーンズが好きだった。
    骨を折るほどの怪我をして疲弊しきっているボーンズに簡易治療を施し、計2、3体ほどの餌も与え、その餌もあまり近くに置くと警戒されるので少し離れたところに置かざるおえないが、そこから自らの陣地の木陰までボーンズが運ぶ上で、傷が開くのではないかとドキドキしながら見守る様。そこから無事回復し、耳にオレンジのタグが付けられ、しばらく見かけなかったと思えば再会できたり、とてもドラマチックだった。
    挙句、最後はこれらの話を聞いて感動した人間により知らぬ間に殺されていた。ドラマチック。

    他、集団で子育てする様や、我が子を見捨てる者もいたり

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    2023年06月06日
  • カラハリが呼んでいる

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    本というより文献。オーエンズ夫妻が行ってきたカラハリ砂漠でのフィールドワークの記録。ザリガニの鳴くところから派生して読んだが、まさに原点。命懸けの研究結果を読ませてもらった。ここまで素晴らしい研究をされていた方だったとは。だからこそ書けた作品であったと納得。長いのでこの手の内容に興味がないとなかなか読み進めるのは大変なのが正直なところだが、目の前でカラハリ砂漠を見ているような気分になれる。

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    2023年01月04日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    海外文学、約600ページのボリューム。私にとっては結構なチャレンジ読書だったけれど、中盤過ぎたあたりから前のめりで読んだ。
    カイアの成長物語であって、ミステリー要素は軸ではないのかあと思っていたら、最後の数ページで犯人が分かり呆然。しつつ、チェイスが本当にクソ野郎すぎて、「カイア、よくやった!」と思ったり思わなかったり。テイトも最後はいい感じに収まったけれど、お前もお前だからなー!?絶対に本筋からずれているけれど、この点だけはどうしても感想として残さずにはいられなかった。
    本筋に戻ると、「ああ人情話的に終わるのかー」と思わせておいてからの真犯人判明の流れが凄過ぎた。
    自然の営みの中での生殖と、

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    2026年08月18日
  • ザリガニの鳴くところ

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    とにかく自然や生き物の描写が素晴らしかった。これまで湿地帯を訪れたことはほぼ無い自分の脳裏にも情景が浮かぶような豊かな文章で、読み飽きることがなかった。一方で情景描写が良すぎて、事件の真相については同程度の熱量でのめり込めなかったかも。

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    2026年05月09日