ディーリアオーエンズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
素晴らしかった。
「ザリガニの鳴くところ」がとても良かったので、その著者が書いた本と知り購入。「ザリガニ〜」の原点はここだったのかと納得した。
ボツワナのカラハリ砂漠での7年間にわたるフィールドワークの記録。と一言で言ってしまうには勿体ないほど壮大で、文明にまみれた今いる世界が本当に同じ地球なのか?と錯覚する感覚に陥いる。ライオンやカッショクハイエナの生態、著者との信頼関係、カラハリ砂漠の気候や生態系、とても深く考えさせられる。そして、よく著者は生きてたな…とも笑。
コロナ禍でどこにも旅行に行けない中、広大なカラハリ砂漠にトリップできて没入できる本だった。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「湿地は、彼女の母親になった」
この言葉で感情移入できたように思います。とても悲しい感情ですが…。
ひとりで生きていくカイアに胸を打たれながらも、並行して事件の捜査が進みますが、全く誰が犯人かはわかりません。(ジャンピンかなとか思っていました)
法廷部分はとても面白く、弁護士のトムが巧みさが光りました。
最終的には犯人はカイアだとわかるのですが、いわゆるトリックのようなものはなく、ミステリーとは言い切れない部分がありました。
しかし、この犯罪はひとりで湿地で暮らして来たカイアが、生命の法則に従って起こしたのであり、そこに善悪はないのだと締めくくられているようでした。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレで、本作も面白かったですねー。
訳者の友廣氏が『この作品のジャンルを特定することは難しい。フーダニットのミステリであると同時に、ひとりの少女の成長譚とも、差別や環境問題を扱う社会は小説とも、南部の自然の風土を描いた文学ともとらえることが出来る』(P.605)と語っていましたが、確かに奥行のある作品でした。
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私は生物学系の本としてとらえました。
湖沼のほとりに打ち捨てられた少女・カイヤですが、実地と図書から学んだ知識は教授顔負けというところでしょう。そこでの観察を人間社会や人間関係へ適用しつつ考察するのを見て、私はかつて読んだコンラート・ローレンツの作品だったり、長谷川眞理子氏の作 -
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Posted by ブクログ
ネタバレノンフィクションの冒険譚。
個人的にはやはり、ボーンズが好きだった。
骨を折るほどの怪我をして疲弊しきっているボーンズに簡易治療を施し、計2、3体ほどの餌も与え、その餌もあまり近くに置くと警戒されるので少し離れたところに置かざるおえないが、そこから自らの陣地の木陰までボーンズが運ぶ上で、傷が開くのではないかとドキドキしながら見守る様。そこから無事回復し、耳にオレンジのタグが付けられ、しばらく見かけなかったと思えば再会できたり、とてもドラマチックだった。
挙句、最後はこれらの話を聞いて感動した人間により知らぬ間に殺されていた。ドラマチック。
他、集団で子育てする様や、我が子を見捨てる者もいたり -
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Posted by ブクログ
ネタバレ海外文学、約600ページのボリューム。私にとっては結構なチャレンジ読書だったけれど、中盤過ぎたあたりから前のめりで読んだ。
カイアの成長物語であって、ミステリー要素は軸ではないのかあと思っていたら、最後の数ページで犯人が分かり呆然。しつつ、チェイスが本当にクソ野郎すぎて、「カイア、よくやった!」と思ったり思わなかったり。テイトも最後はいい感じに収まったけれど、お前もお前だからなー!?絶対に本筋からずれているけれど、この点だけはどうしても感想として残さずにはいられなかった。
本筋に戻ると、「ああ人情話的に終わるのかー」と思わせておいてからの真犯人判明の流れが凄過ぎた。
自然の営みの中での生殖と、 -