ディーリアオーエンズのレビュー一覧

  • ザリガニの鳴くところ

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    湿地の湿度や気配がむせかえるように匂い立つ描写に惹きこまれると共に、自然そのものの化身とも言うべき鮮烈でなんとも魅力的なヒロイン像に夢中になる。ミステリーとしてのオチはある意味、平凡なものと感じたが、それは全く問題とは感じないほどに魅力的な一冊。

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    2026年05月04日
  • ザリガニの鳴くところ

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    長かったし内容としては暗いけど、描写が綺麗だから穏やかな気持ちで読めた。
    湿地暮らしは1週間ぐらいならやってみたい

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    2026年04月29日
  • ザリガニの鳴くところ

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    2021年本屋大賞翻訳小説部門第一位で映画化もされた作品。引き込まれて離れられず、一気に聴き終わってしまった。
    生物学者である著者が描く湿地の自然描写が美しく、もう一つの主人公となっていた。

    ミステリでもあり、人間の愛や悲しみの物語でもあり、美しい自然を専門的知見を潤沢に含めて描写した科学的な作品でもあり、人種や階層による差別などを扱った社会派小説でもあり…
    その全てが美しさと醜さと明るさと暗さとともに描かれ、壮大な一つの物語にまとまっていて、本当に素晴らしかった。
    忘れられない一作となりました。
    映画も観てみたい。

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    2026年04月05日
  • ザリガニの鳴くところ

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    湿地の少女の人生の物語。途中までは正直あまり面白く感じなかったけど、途中から面白くなってきた!終盤はすごい良かった!

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    2026年03月29日
  • ザリガニの鳴くところ

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    情景描写が多めで、海外文学感を強く感じた。最近の日本の作品のように、入り組んだストーリーやはっとさせられるトリックがなく、悪い作品ではないと思うが、やや物足りなさを感じた。詩も随所に登場し、詩的な作品とも捉えられる。

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    2026年03月29日
  • ザリガニの鳴くところ

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    しおりを挟んでいたこの本のタイトルを見て昆虫好きの息子が『ザリガニは鳴かんよ…?』と言ってきました。いや、母も存じとる。※文学的比喩です

    これは単にミステリーに分類される作品ではないと思いました。謎解き要素が少ないせいもありますが、カイアの生い立ち、生き様があえて言うと伏線になるのでしょうか。作者さんが動物学者なこともあって、とにかく自然の描写に心が震えます。ただそこにあるんですけど私たちは生かされてるんだな、ということを改めて感じます。湿気って嫌ですよね…でも湿地の自然に包まれたくなるんですよ。豊かな土壌に触れてみたくなります。

    絶賛しつつ★4なのは(★5寄りの4)殺人事件の結末にスッキ

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    2026年03月16日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    カイアの人生があまりにも凄絶で悲しかった。
    なんであんな小さな子を家族の皆が皆置いて行ってしまうのかと信じられなかった。兄が教えた逃げる術も果たして良かったのだろうか、孤児院の方がマシなのでは、と考えてしまった。
    チェイスは悪者にされがちだが、貝のネックレスを着用し続けていたり、デートで伸び伸び過ごしている様を見ていると、カイアへの想いは確かにあったのだろうと思った。当時の社会や男性の在り方などが愛情もチェイスそのものも歪めてしまったのだろうか。もちろん彼のした事は許されることでは無い。狭い世界で生きるカイアがどれ程恐ろしさを感じていたか、父親の記憶により一層増幅されていたことを思うと気の毒で

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    2026年03月14日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    よかった。
    序盤は文字を追っている感じだったが、途中から夢中で読んだ。6歳から一人で生きたカイアの孤独と成長、テイトの存在。続きが気になった。
    チェイスの死は物語のエッセンスだとしても、最後の謎解きは無くてよかった。カイアの無罪判決が出たところで、自分の中で犯人捜しはどうでもよくなっていた。解説の「ずっとカイアに寄り添い、彼女の幸せを願ってきた読者は、もしかしてラストで突き放されたようにも感じるかもしれない」が、「その通り」だった。

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    2026年02月14日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    ザリガニの鳴くところ
    茂みの奥深く、生き物たちが自然のままの姿で生きてる場所ってことさ。

    愛もまた映ろうもの
    いつかはそれも、生まれるまえの場所へと戻っていく。A.H.

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    2026年02月06日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    読み終わった後どうして作者がミステリのような形式でこの作品を描いたのかわからなかった。繊細な心理描写と美しい情景描写でカイアとカイアが生きた湿地を見てきたのだから事件のこともカイアと共有したかった。チェイスの死にはあんまり興味が湧かなかったから、ミステリとしての醍醐味(誰が、いつ、どうやっての解明)も薄いと感じていた。
    しかし、しばらく考えて私のカイアと事件を共有したかったという願望はカイアに対する仲間意識から来ており作者はミステリの形式で事件の真相を読者から秘匿することによってその仲間意識は間違ったものであることを示そうとしたのではないかと考えた。
    カイアはテイトにもジャンピンにも自分がチェ

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    2026年02月05日
  • ザリガニの鳴くところ

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    カイアの孤独とその孤独に寄り添う湿地の自然や生き物たちの描写が、とても詩的で情景も目に浮かびます。
    私自身もカイアほどではないにしても、人に対してかなり警戒心が強いタイプなので、辛い時は本当に心を許している人や自然や動物に語りかける気持ちがわかります。
    ミステリーだと思って読むともしかしたら少し物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、ひとりの少女の物語としてとても感動する小説だと思います。

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    2026年01月23日
  • ザリガニの鳴くところ

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    湿地帯の植物、鳥の羽など自然描写が素晴らしく、
    インドア派なのですがその場所で過ごしてみたいと思った。

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    2026年01月21日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    カイア、一人でよく頑張ったねぇ…。みんなから尊敬される存在になったんだねぇ…!と感動していたら、最後の最後で、んんん!?となる記述が。

    たしかに法廷の場面とかを思い返すと…。という部分もあるけども。
    でも、アメフトやってるようなガタイの良い男性を、細身の女性一人でやれるもんなんだろうか。

    この小説はミステリーなんだろうか?
    だとしたら、結局真実ははっきり語られておらず、アリバイとトリックは、法廷の場と、テイトの想像でしか語られていない。
    ミステリーというよりはカイアという女性の成長物語のような感じだったかな。

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    2026年01月05日
  • ザリガニの鳴くところ

    購入済み

    危うい美しさ

    殺人事件から物語が始まり、ミステリーのつもりで読んでいました。
    確かに殺人事件の捜査が物語の中で進んでいきますが、一旦過去に戻り、親にも家族にも置き去りにされた少女の物語も進行していきます。
    その少女の物語が、孤独と沼地の自然の中で進んでいくのが、なんとも美しく寂しい物語でした。
    映像化されているということなので、配信を探してみたいと思っています。

    #切ない #深い #エモい

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    2025年02月12日
  • カラハリが呼んでいる

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    ネタバレ

    ノンフィクションの冒険譚。
    個人的にはやはり、ボーンズが好きだった。
    骨を折るほどの怪我をして疲弊しきっているボーンズに簡易治療を施し、計2、3体ほどの餌も与え、その餌もあまり近くに置くと警戒されるので少し離れたところに置かざるおえないが、そこから自らの陣地の木陰までボーンズが運ぶ上で、傷が開くのではないかとドキドキしながら見守る様。そこから無事回復し、耳にオレンジのタグが付けられ、しばらく見かけなかったと思えば再会できたり、とてもドラマチックだった。
    挙句、最後はこれらの話を聞いて感動した人間により知らぬ間に殺されていた。ドラマチック。

    他、集団で子育てする様や、我が子を見捨てる者もいたり

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    2023年06月06日
  • カラハリが呼んでいる

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    本というより文献。オーエンズ夫妻が行ってきたカラハリ砂漠でのフィールドワークの記録。ザリガニの鳴くところから派生して読んだが、まさに原点。命懸けの研究結果を読ませてもらった。ここまで素晴らしい研究をされていた方だったとは。だからこそ書けた作品であったと納得。長いのでこの手の内容に興味がないとなかなか読み進めるのは大変なのが正直なところだが、目の前でカラハリ砂漠を見ているような気分になれる。

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    2023年01月04日
  • ザリガニの鳴くところ

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    とにかく自然や生き物の描写が素晴らしかった。これまで湿地帯を訪れたことはほぼ無い自分の脳裏にも情景が浮かぶような豊かな文章で、読み飽きることがなかった。一方で情景描写が良すぎて、事件の真相については同程度の熱量でのめり込めなかったかも。

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    2026年05月09日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    エンタメ小説。
    沼地に住む女の一生を描いた作品。事件の行方と主人公の人生の浮き沈みが、シンプルに面白く描かれている。最後唐突に始まった裁判のシーンですら面白かったから、この作者はどんなものでも面白く書けるのだろう。

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    2026年04月01日