佐山聡のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレお馴染みの宝島「証言」シリーズ。
なんだかんだで証言シリーズは全て読んじゃっているのだ
が、今回の題材は他で散々いじくり回された感のある
"初代タイガーマスク"。宝島がコレをどう処理するか、注
目していたのだけど・・・。
証言者は佐山聡本人の他に、高田延彦、藤原喜明、新間寿、
グラン浜田、藤波辰爾、山崎一夫、藤原敏男、佐山聖斗の
8人。いわゆる「佐山本」の常連は藤原・新間・山崎の3名
くらいで、高田、浜田、そして藤波の語る佐山の話は非常
に新鮮。特に自分で「佐山に喰われた」と語る藤波の談話
は、実に興味深い「証言」となっているように思う。
惜しむらくは、各人の語る内容が -
購入済み
藤原喜明の章が1番面白いです
タイガーマスク佐山聡は、40代以上のプロレス好きならみんな好きだと思います。
そんなタイガーマスク佐山聡さんに近しい人達が語るお話で面白くて一気に読みました。 -
Posted by ブクログ
既存のプロレスにおけるお約束をぶっこわすことで
ドロドロした生の感情を引き出した先に
本当の闘いを見いだそうとする
アントニオ猪木の、いわばリアルアングル路線
それが業界全体のメンタルを鬱状態へと追いやったのだが
棚橋弘至のアンチ闘魂路線によって
結果的には、本当の闘いが生まれたと言えるだろう
アンチテーゼによって闘魂は継承される
そこが橋本真也にはどうしても割り切れなかったというか
全日本プロレスの思想をリング上に取り入れつつも
リアルアングル路線を捨て去ることができなかったんだよな
逆に言うと猪木の要求に答えられたのは
橋本の破天荒な性格が唯一だったんである
ガチンコへの全振りで一時猪木を -
Posted by ブクログ
お笑いファン的には「蹴ってみ?」からの「殺すぞ!」もしくはハリウッドザコシショウのタイガーステップでお馴染み佐山聡をUWF関係者の証言から解き明かそうと試みた一冊。特に新事実は出てこないし、そもそも証言の信憑性(記憶の正確さ)も絶対真実とは言い切れない年月の経過は大前提としてある。それでも佐山が天才だというのは揺るがない事実だと思う。微妙に食い違う証言を積み重ねて二次創作的に妄想するプロレス的な楽しみ方の出来る人にはオススメ。真実は一つではない。東京五輪が閉会したタイミングで読んだので藤原組長の「どんなスポーツだって本物は素人が見ても美しいと分かる」の言葉も印象に残った。