伊藤実のレビュー一覧
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母はつらいよ
殺された男の子の姉の言葉が、一番しっくり来ました。
姉弟の場合、親が弟だけを可愛がる家庭が多い。
特に母親は、幼い頃の男の子の無邪気さ、愛らしさに夢中になりますね。
大人の男性にはない、天使性があるから。
でも、思春期、反抗期の子供、男女含めて一番手を焼き、苦労するのも母親。
痛い思いして産んで、乳児期の修羅場を乗り越え、誰より苦闘の日々で育ててきた母親を、世間は当然と考え、子供が尊敬する対象は父親であるように誘導する。
だから、映画やCMで、やたら父娘物の感動ドラマは多く、母息子にはマザコンなんて言葉がぶつけられるぐらいで、母の人間としての尊厳は軽視される。
最後に二人 -
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Posted by ブクログ
評価正確には★3.5 です。
前作アイシテル続編ですが この本は皆さんに読んでいただきたい!子供にも大人にも、、、、と切に思います。
前作はドラマにもなりましたが ダメ!問題外 本をお読み下さいませ。(スポンサーの関係か 肝心な場所が変えられています)
本題に入りますが
辛い、苦しい、悲しい、、、
罪を犯すということ
これはある意味簡単なことかもしれない。
しかし それを償うのはそれこそ人生をかけなければいけない
いや かけても不可能なものなのではないか、、、。
実際 死さえ償いには値しないのではないか、、、。
そして自分の周りの(愛する)者の幸せさえ奪ってしまう。
とても考えさせられる作品で -
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Posted by ブクログ
自分の子供が殺されてしまう話。
二人兄弟の子供をもつ親で、
上にお姉ちゃんと下に弟で、お母さんは弟の事をすごく可愛がっていた。
お姉ちゃんはそれを不満に思っていました。
そんなある日、弟のほうがころされてしまう。
家族は深い悲しみに陥いる。
あんな元気だった自分の子供がある日突然いなくなりその現実からなかなか立ち直ることができない。
お姉ちゃんは弟ばかり可愛がられて、弟なんていなくなればいいのにと思っていたが、
いなくなってから築くことがたくさんあった。
子供が死ぬ事の親の痛みがとても伝わり涙が止まらなかった。
そして愛情を平等の注ぐことの難しさを知った。 -
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Posted by ブクログ
読み終わった時は5点以外ないでしょ、と思ったけど、よく思い返してみるといろいろとアラが目立ち、次第に、あり得ないことが多すぎな事が気になってくる。
まず加害者のお母さんのこぎれいな
服装・髪形・ネイル、事件前から最後までずっと変わらず…。あんなことがあって自分の見た目にそんな時間かけられるかな、普通。
すごいたまに「おまえ」って子どものこと呼ぶのもなんか変。
加害者のお父さんの急な心変わりは一体どこからきたの?あんなに今まで子供に無関心だったのになー。あんな急に「いい父」になれるかな?
最後、裕一、が殺してしまったことの重大さに気付くのはとてもよくできていて感動した。
被害者のお母さんの子供