ケイト・マーフィのレビュー一覧
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傾聴の大切さといかに多くの人ができていないかを、多くの人をインタビューしてきた著書が説明。
ハウツーやテクニックの紹介ではなく、聴くときの心構えや、傾聴によって得られる人間関係や学び、豊かさの説明に重きを置いてる。
聴きながら次の回答や方向性を考えるのではなく聴くことだけに集中して、会話がどこへ行くかわからない不安を恐れないというのは学びがあった。
そもそも、相手への純粋な興味関心が土台になるので、小手先のテクニックだと見抜かれるのも同感。
コミュニケーションは得意なつもりだし、それで飯を食ってるまであるけど、発信ばかり気にしていたので、まだまだできてなかったなと気づけてとても良かった。 -
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・私たちは聴いてきたものの集大成。
・私たちの人間関係一つ一つの出発点には、各自がそれぞれの人生で作り上げてきた愛着があり、それが世間での自分のあり方や、互いへのあり方を形作っている。
・聴くことに何より必要なのは好奇心。
・好奇心があるということは思い込みがないこと。
・相手が何を言うか自分には分かっているとか、自分の方が良く知っているという思い込みをなくせ。
・関係を作るには、何か共通点がないか聞きながら話し、徐々に信頼関係を気づくのが王道。
・値踏みするようにプライベートな質問を浴びせるのは尋問。知ろうとするのではなく品定めしようとしている。
・付き合いが長くなると、互いに -
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ネタバレ聞く能力は、話す能力以上に困難で、本書はその原因について色々な側面からアプローチし、ヒントを提示している。例えば私も人の話を良く遮ることがあるが、これは相手の話す内容以外に自分の考えを否定されないための防衛手段との見方に非常に納得した。
【気になったフレーズ】
・人の話が聞けず気が散る原因は、次に何を話そうか考えてしまうから
・話し手への質問は、相手の考えを変えるためなどではなく、好奇心からでないといけない。
・賛成できない人の話を遮るのは、まるで自分の存続にかかわる脅威のように感じるため。
・「自分が間違っているかもしれない」という可能性を考えながら聞く
・ストレスが溜まる原因のひとつは、人 -
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普段から聴いている「cotenラジオ」の深井さんがYouTubeで紹介していたので購読。
上手に話すことがもてはやされる時代で、話すことよりも相手の話に耳を傾けることが何よりも価値があるということ教えてくれた。個人的に心に響いたのは、聞く行為を妨げるのは次に自分が何を言うかを考えることやこの人や話をコントロールしようとすること、という文。仕事上相手の話を聞いて問題解決をすることをしているがまさに自分のことだなと痛感した。"顧客自身が自分ごととして捉えないといけない、我々はサポートするだけ"と言っていながら相手の話に耳を傾けずアドバイスをすることでこちらが望む方向に話をもって -
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ネタバレ人の話を聴くということに関しての心構えが書かれた本。好奇心とオープンな心をもってお互いの質問をし続けたい。、以下メモ
・好奇心があるということは思い込みがないこと
・人間はたいてい不確実性を嫌う。しかし、生きた実感をいちばん味わせてくれるのは不確実性。不確実性を避けたいがために人の話に耳を傾けないのであれば、そこで確実に起こることは退屈な時間と新しい学びがないためにあなた自身もつまらない人間になる
・夫婦中が悪くなったのは相手が何をいうかわかっているから、という思い込み。親密であるが故に、相手も自分と同じ物が見えている、自分たちは似ているという錯覚が生まれる。しかし、出会った日とずっと同じ人間 -
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人の話を聞くという事はとても難しい。
できているつもりでもできていない事が多々ある。
確かに自分もついつい自分の話をしたくなる人というのは自分の話をちゃんと聞いてくれて、適切な返しを程よくしてくれる人であるというのはわかっていた。
この「話をちゃんと聞いて適切な返し」をするためのメソッドが言語化されてわかりやすく書いてあるのが本書。
人の話を聞くということをここまで意識したことがなかったので、大変参考になった。少し自分の悪いところを言われているようなところもあり恥ずかしくもなったが、良い学びとなった。
以下、参考になったところのメモ。
・聞くという行為には何よりも好奇心が必要
・腕を組む、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・なぜ、人の話を聞くことがなぜ大切なのか?
人の話を聴くことで、他人の人生を理解でき、人生が面白くなる。また、自分自身も面白くなるから。
・どうすれば人の話を聴くことができるのか?また聴けていると言えるのか?
好奇心を持って聴くこと。他人の世界観を理解したい、人の話には驚きがあり、人の経験には学びがある、というマインドを持つこと。
・なぜ人の話を聴くと成長できるのか?人生が面白くなるのか?
相手の世界観や経験から学べることは山のようにある。反対に、自分自身の事は既によく知っており、自分の話をしても新しいものは何も加わらない。
また相手の視点(特に反対意見は)を聞き入れることが、自分の視野を広 -
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1,この本では、ヒヤリング(聞こえる)とリスニング(聴く)の2つの姿勢に分けており、前者は後者の前段階にあたる。聞こえることは受動的であるのに対し、聴くことは能動的です。最も優れた聞き手は聴くことに集中し、意識を総動員する。脳みそをフル回転させ、自分の持ってる情報を総動員して相手の情報を処理、そして意味を引き出す。
ここで重要なのは、この‘意味‘である。ここで掴んだ意味が、創造性、共感、洞察、知識の扉を開く。聴くことは相手のことを理解すること。
2,相手の話に耳を傾ける。(ずらすのでもなく、アドバイスを行うのでもなく、自分がすごいと思われるだけの質問をするのでもない。こういったことに注意する