ケイト・マーフィのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ふとした瞬間に自分自身が喋りすぎてしまうことや話を聞いてなく他のことを考えていることに対して、このままじゃ良く無いなと考え、良い聞き手になるきっかけになれば良いと思い本書を手に取った。
本書を読む前は良い聞き手とは何だろう?と漠然とした特に考えもしなかったが、本書の中での良い聞き手の定義とは、「好奇心を持つこと」「よく知ってる人であろうと〜だろうと決めつけない」「沈黙にも我慢できる」「自分を主張しない」などであり、今の私と反対側にいることを改めて認識した。
特に自分の意見を言いたい、主張したい欲が強く、且つ、人の話を聞いてる時に次なに言おうかなとか、なぜ?との問いもだしてしまうことは良い聞き手にはならないと捉えた。
また、好奇心を注げる分野は限られており、できるだけ相手の話に好奇心を持って聴くことはより意識しつつ、好奇心を多少持って人の話を聴けるテクニックもあれば習得したい。
Podcastをよく聞いているが、それらの良い聞き手の方の姿勢も学び、少しずつ人の話を聴けるようになれればと考えている。 -
Posted by ブクログ
傾聴の大切さといかに多くの人ができていないかを、多くの人をインタビューしてきた著書が説明。
ハウツーやテクニックの紹介ではなく、聴くときの心構えや、傾聴によって得られる人間関係や学び、豊かさの説明に重きを置いてる。
聴きながら次の回答や方向性を考えるのではなく聴くことだけに集中して、会話がどこへ行くかわからない不安を恐れないというのは学びがあった。
そもそも、相手への純粋な興味関心が土台になるので、小手先のテクニックだと見抜かれるのも同感。
コミュニケーションは得意なつもりだし、それで飯を食ってるまであるけど、発信ばかり気にしていたので、まだまだできてなかったなと気づけてとても良かった。 -
Posted by ブクログ
・私たちは聴いてきたものの集大成。
・私たちの人間関係一つ一つの出発点には、各自がそれぞれの人生で作り上げてきた愛着があり、それが世間での自分のあり方や、互いへのあり方を形作っている。
・聴くことに何より必要なのは好奇心。
・好奇心があるということは思い込みがないこと。
・相手が何を言うか自分には分かっているとか、自分の方が良く知っているという思い込みをなくせ。
・関係を作るには、何か共通点がないか聞きながら話し、徐々に信頼関係を気づくのが王道。
・値踏みするようにプライベートな質問を浴びせるのは尋問。知ろうとするのではなく品定めしようとしている。
・付き合いが長くなると、互いに相手への好奇心を失いがち。思いやりがないからではなく、相手を知っていると思い込んでいるから耳を傾けない。
「近接・コミュニケーションバイアス」
・親密であるが故に、相手も自分と同じものを見ている、考えは似ているという錯覚が生まれる。
・詮索は最も信頼を失う。
・違いを受け入れ学ぶ事で、人は学び、理解を受け入れる。
・良い聞き手とは、聞き手と同じ感情になって聞けること。
・自分がなぜその話を相手にしているのか、自分にとってそれがどういう意味を持つのか。人は、それを相手に理解してもらいたい。話の細かいところを知ってもらうのは重要ではない。
・聴くことの核心は「何が重要か」を探ること。探偵のように「この人はなぜこの話を私に聞かせているのだろう?」と常に自問しながら聞く。
・「相手がなぜそれをあなたに言ったのか」をくむこと=共感
・話し手が伝える内容のうち、ことがらはほんの一部。
会話をする時に、本人にとってなんらかの意味があるから、人は誰かに話す。言葉が頭に浮かび、それを口に出すのは、言葉が人の注意を引くからであり人に反応してもらいたいから。あなたは、その言葉の下に潜む相手の意図と意味を理解することで、その人への共感を抱く。
・事実の奥には必ず感情がある。
・相手の視点を受け入れることは人間の器を大きくする。
・優れた聞き手は、余っている処理能力を頭の中での寄り道に使わず、相手の話を論理的にも直感的にも理解するために全力を尽くす。
・自分が間違っているかもしれないという可能性を考えながら聞く。
・「なぜ」という質問は身構えさせる。
・データはデータが有る場所しか照らさない。
・聞くことのできない要因に、自分への不安感が有る。
・ユーモアは、自分が話をコントロールしたいと思いから解放され、その話がどこに向かうとしても共に歩む忍耐と自信のある人のところにやって来る。
・人がどう世の中を解釈するかは言語に依存する「言語的相対性」。
スウェーデンでは、時間は長短。スペインでは大小。
線の伸びる動画で長いほうが長く感じ、液体が満たされる動画で体積の多いほうが長く感じる。(実際には変わらない)
・自分の恐怖心や感受性で人の話を聞けなくなった時に自分の感情を認識する。
・「自分の聞きたいようにしか聞かない」人は騙されやすい。
・下手な聞き手は「ずらす」対応を、上手い聞き手は「受け止める」対応をする。
・ずらす対応はナルシズムに基づく。
・受け止める対応は、真剣な好奇心に基づかなければならない。
もっと多くの情報を浮き上がらせるためにあるもの。自分の意見を押し付けるものであってはならない。つまり、「それってムカつかなかった?」ではなく、「あなたはどう反応したの?」のようなオープンクエスチョンだ。
・「自分はすごい」と見られたいだけの質問に気をつける。
自分が求めている答えが返ってくるような質問にも気をつける。
「だよね?」で終わる質問にも気をつける。
・自分の感情をひとまず置いて、相手の感情に耳を傾ける。
・自分が解決しよう、助言しよう、修正しよう、気を紛らわせようと飛びつくと、相手が状況にうまく対処する力がない「私なしにあなただけで解決するのはムリ」といっていることになる
・右耳は言葉を、左耳感情を聞き取る
・最高の会話とは継続的な聞くことの「フィードバックループ」
・聞き手にも影響力がある。その会話にどれだけ力を注ぐか、それをどのタイミングでやめるか、聞き手が決められる。
・愛情を議論と説得で勝ち取ることはできない。
・耳を傾けられない理由が自分自身について何か物語っているのかもしれない。
・プライベートな話をする時、それが何であれその人の一部が差し出されている。けして蔑ろにしてはならない。
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Posted by ブクログ
ネタバレ聞く能力は、話す能力以上に困難で、本書はその原因について色々な側面からアプローチし、ヒントを提示している。例えば私も人の話を良く遮ることがあるが、これは相手の話す内容以外に自分の考えを否定されないための防衛手段との見方に非常に納得した。
【気になったフレーズ】
・人の話が聞けず気が散る原因は、次に何を話そうか考えてしまうから
・話し手への質問は、相手の考えを変えるためなどではなく、好奇心からでないといけない。
・賛成できない人の話を遮るのは、まるで自分の存続にかかわる脅威のように感じるため。
・「自分が間違っているかもしれない」という可能性を考えながら聞く
・ストレスが溜まる原因のひとつは、人の話を能動的でなく受動的に聞いているから。
・話し手の問題を解決してあげたり、安心させようとする聞き手本位の提案等の「ずらす対応」はしないこと。
・「学校どうだった?」「宿題はあるの?」の様な質問はチェックリストを読んでいるようなもの。この様な質問だけにならないように注意する。
・耳を傾けられない理由が、自分自身について何か物語っていないか考えてみる。 -
Posted by ブクログ
普段から聴いている「cotenラジオ」の深井さんがYouTubeで紹介していたので購読。
上手に話すことがもてはやされる時代で、話すことよりも相手の話に耳を傾けることが何よりも価値があるということ教えてくれた。個人的に心に響いたのは、聞く行為を妨げるのは次に自分が何を言うかを考えることやこの人や話をコントロールしようとすること、という文。仕事上相手の話を聞いて問題解決をすることをしているがまさに自分のことだなと痛感した。"顧客自身が自分ごととして捉えないといけない、我々はサポートするだけ"と言っていながら相手の話に耳を傾けずアドバイスをすることでこちらが望む方向に話をもっていき相手が自身で解決できるのにそれを妨げていた。
聞くという行為の価値も教えてくれたが、同時に実施することの難しさも教えてくれた。一度読んで終わりではなく日々意識していくべきことであり時間を置いてまた読む必要がある。何度も読んで吟味してまた実践する、ということが出来る非常に良書だと感じた。 -
Posted by ブクログ
聞くこと。こんなにも難しいのか。
自分は全く話し上手ではないけど、人の話を聞くのは好きな方でどちらかといえば聞き上手かも、とか安易に考えていた自分を殴りたい。
全く聞き上手でもない。
一旦、自分の考えは捨てて相手の話に聞き入ろう。
共鳴・同調・他人への関心
話を聞いてくれる人だけでなく、考えや感情を聞かせてくれる人がいない孤独。
誰かに知ってもらい受け入れてもらわないと虚しくなる。
簡単に理解できないものに出会ったときこそ、断絶を感じ距離を取るのではなく、想像するスイッチを授けられた幸運を噛み締めたい。という朝井リョウを思い出した。
*自分の信念に確信を持つには異なる意見をぶつけてもらう必要がある。
*人として成長する唯一の方法は、反対意見に耳を傾けること。苦痛を伴う(考えの)再構築こそ、学習。
*噂は知的活動で、適応のために必要不可欠。
噂話には価値がある。集団の結束や集団としての学習をもたらす、より効率的なしくみ。
(噂話得意じゃないけど、そんな重要なのか…)
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Posted by ブクログ
話すことより「聴くこと」が、自分と誰かを救う世界
1、テクニックではない、孤独をなくすための「傾聴」
巷にあふれる「聞く技術」の本がいかに利己的だったか、という指摘にハッとさせられました。相手をコントロールするためではなく、相手の孤独をなくし、モヤモヤした感情を一緒に形にしていく。みんなが「聞いてほしい!」と叫んでいる今の時代、真摯に耳を傾けてくれる人は、それだけで砂漠のオアシスのような、物凄く唯一性が高い存在なのだと気づかされます。
2、問い詰める「なぜ?」を手放し、「沈黙」を愛する
日常の会話で私たちが無意識にやってしまう失敗も鋭く突かれます。「なぜ?」という質問が相手を緊張させてしまうことや、気まずいからと「沈黙」を恐れて言葉で埋めようとしてしまうこと。でも、会話の「間」すらも大切なコミュニケーションであり、それを受け入れることでしか得られない深い信頼関係があるのだと教えられました。
3、「耳」を労わり、情報という「財産」を守る
後半で語られる、情報=お金と同じくらい価値があるもの、という視点も新鮮です。大音量の動画や音楽から「大切な情報収集デバイス」である耳を労わること。そして、無駄な噂話に悪口を混ぜたり、誰かの秘密を勝手にバラしたりする“罪”から距離を置くこと。現代社会を賢く生き抜くためのリテラシーがここにあります。
【全体の結び】
「話すのは苦手だけど、聴くことなら頑張れるかも」――読後、そんな風に自分の耳と、大切な人の言葉にもう一度丁寧に向き合いたくなる、深く優しい気づきをくれます。 -
Posted by ブクログ
【読もうと思った理由】
「傾聴」は昔から知っていて「よく聞く」ということに興味もあり、仕事や私生活など、人生全てに役立ちそうな知識だなと思い、本書を手にとってみました。
【感想】
自分が今まで思ったいた「聞く」は、本当の意味では「聞いていない」ということが分かったり、どんな風にすれば、きちんと聞けるのかということも分かり、とても良い知識を得ることができました。これから、少しでもより良く人の話を聞けるように頑張ってみようと思います。
【本文で気になった箇所をメモして、それをAIに要約して貰いました】
1. 「聴くこと」の重要性と社会的背景
自然の摂理: 人間に耳が2つ、口が1つあるのは、話す倍、人の話を聞くためである(エピクテトス)。
健康への影響: 孤独(つながりの欠如)による早死リスクは、肥満やアルコール依存症の合計に匹敵し、1日14本の喫煙よりも有害である。
ネット社会の実態: SNSアカウントの多くは非人間であり、ネット文化は「1%の発信者」が支配する極端に偏った世界である。
2. 「聴く(Listening)」の定義と脳の仕組み
受動から能動へ: 単に音が聞こえる「ヒアリング」とは異なり、「聴く」は全感覚を動員して意味を引き出す能動的な行為であり、理解と共感への扉である。
扁桃体の暴走: 脳の原始的な部分(扁桃体)は脅威に反射的に反応し、理性を無視して怒りや辛辣な発言を引き起こす。
バイアスの罠: 私たちは無意識に人を分類し、自分の先入観を正当化しようとする「確証バイアス」や「期待バイアス」の影響を受けている。
3. 個人の成長と「知性」の関係
反対意見の価値: 成長する唯一の方法は、反対意見に耳を傾けること。古い考えを捨てる苦痛を伴う再構築こそが真の「学習」である(カール・ロジャーズ)。
消極的能力(Negative Capability): 答えを急がず、不確実さやグレーゾーンに耐える能力。これが高い人(認知的複雑性が高い人)ほど、創造性が高く、的確な判断ができる。
4. 成功するチームの共通点(Google等の研究)
平等と感受性: 優れたチームは、メンバーの発言量が平等であり、非言語的な手がかりから互いの感情を読み取る「社会的感受性」が高い。
心理的安全性: 互いに聴き合うことで、否定を恐れずアイデアを出せる「心理的安全性」が生まれ、生産性が向上する。
5. 豊かな人間関係を築く「聴き方」のコツ
内なる声: 私たちの内なる声は現実の音より大きく、幼少期の愛着形成(親が聴いてくれたか)が、その声の優しさを決める。
受けとめる対応: 相手の話を自分に引き寄せる「ずらす対応」を避け、真摯な好奇心で相手を深掘りする「受けとめる対応」に徹する。
質問の質: 相手を追い詰める「尋問」や「決めつけ」ではなく、相手が自由に答えられるオープンな質問(例:「どう反応したの?」)を投げる。
解決より理解: 相手の状況を感じ取ること自体が解決になる。特に子供に対しては、正論で諭す前に会話への誘いに乗ることが大切。
6. 身体的・環境的要因
耳の特性: 右耳は言葉の意味の理解(左脳直結)に、左耳は情緒や音楽の認識(右脳直結)に適している。
集中を妨げるもの: マルチタスクは幻想であり、注意力を削ぐ。また、再生速度を上げると感情の機微(声の陰影)が失われ、深い理解が困難になる。
一言でまとめると: 「聴く」とは、自分のバイアスや感情を脇に置き、相手の重要としているものを探り当てる「探偵」のような能動的作業です。それは個人の知性を高めるだけでなく、チームを成功させ、孤独から命を救うほど強力な力を持っています。