神澤葉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあれだけ魔女に恨みを持ち、嫁いできた二人目の妻にも無関心だったエルヴィンの転がりようが 微笑ましかった。
話の内容は決して微笑ましい展開ではないけれども。
恋愛初心者丸出しの初心っぷり、序盤の性格とのギャップにやられた。
前述通り、話は決して微笑ましい展開ではない。
謎の化石病が流行る中、姿を消した母の手がかりを求めて魔女狩りをしているエルヴィンの元へ本来の結婚相手の姿に化けて乗り込むネリ。
ネリにとって、エルヴィンは母を連行していった憎い相手。
エルヴィンも魔女を狩ることに注力していて、その他には自身の家のことすら全くの無関心。
互いが互いを最悪か無関心かである状況、微笑ましいはずがない。 -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み3
シルヴィア・ベルニアは聖爵家の生まれであり令嬢である。
しかしこの家は国の初代聖女の末裔であるのだがシルヴィアには魔力が備わっていないことから彼女は家族からも領民からも無能扱いされてひどい生活を強いられていた。
いつかこの領地から脱出するというつもりでいたシルヴィアはある日自分の目が聖眼を発動していることに気づく。
聖眼の発動には魔力が必要なのに魔力を持ち合わせていない自分がそれを持っていると気づかれたら実験動物扱いされると危機感を抱いたいシルヴィアは通りがかった男の人に助けられる。
彼は皇帝の配下から依頼されてあることを調べていた妖魔のルワルカロシュといい聖眼を発動したシルヴィアがそれを自力 -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み2
主人公のシルヴィアはベルニア聖爵家の令嬢であるのだがこの家に生まれた令嬢であれば有している魔力を持ち合わせていないことから家族からも領民からもひどい扱いを受けていた。
いつかここから脱出してやるんだという気持ちから銀貨を拾い集めていたシルヴィアはある日魔力のない自分の目から聖眼が発動していることに気づきこのままでは実験動物として利用されてしまう危険性があると感じ逃走。
そこに居合わせた男性に助けてもらうがなんと彼は妖魔だった。
しかもその妖魔であるルワルカロシュは妖魔でありながら皇帝選に出るために聖眼を発動したシルヴィアに契約を持ち掛ける。
そもそもルワルカロシュが皇帝選に出ようとしているのは -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み1
主人公のシルヴィアはベルニア聖爵令嬢である。
この世界では100年に一度滅びを回避するために皇帝選が行われる。
皇帝候補たちは聖女と契約を交わして皇帝の座を競うというものだったがシルヴィアは初代聖女の家系であるベルニア家の生まれであるにもかかわらず魔力がないのだった。
魔力がないことには聖眼が宿ることもないのでシルヴィアは家族からも元婚約者からも民衆からも無能と言われてしいたげられていたのだった。
そんな状態からいつか逃げるために逃走資金として銀貨を拾って集めているシルヴィア。
しかしある夜魔力がないシルヴィアはなぜか聖眼が宿ってしまう。
そんなことが周りに知られたらいい実験材料として捕らえら -
Posted by ブクログ
ネタバレ娘に今も引きずる初恋を気持ち悪いと言われてしまったお父様哀れ。
そもそも育て方を間違えているかるなあ……妖魔基準で育てた娘、知らない間に逞しくなっている。
皇帝戦がきっちりポイント制だったところや、仲間がどんどん増えていく辺りはゲームを見ているような感じで楽しめた。
特にマリアンヌとスレヴィのケンカップルが最高。
共に言う口を持っているので、言い争いが楽しい楽しい。
妹との決着がつききらなかった件が物足りなかったが、そう言えば結論は冒頭に出ているので、彼女の強がりが終盤では哀れに思えた。
はてさて、凸凹な親子はこれからどうなるのか。
初恋の聖女を超えた関係になるのか、想像は膨らむばかり。
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Posted by ブクログ
ネタバレえ、そこで終わるの??と、思わなくもありませんが、虐げられつづけ、漠然と「普通」に生きたいと願っていて、運命に流されるように皇帝選に参加した主人公が、最終的に自分の意思で自分の欲しい未来を掴むために、再度の皇帝選参加を決める、という結末は、綺麗だったと思います。
「もうひとりで生きていける。そうなれるように育てた」という、保護者たちの言葉が頼もしい。
個人的に、天気予報聖女マリアンヌさんが好きです。あの人の予知能力、直接の戦闘に役立てるのは難しくても、戦略的には滅茶苦茶便利だと思います。ちょっとエキセントリックで強気な努力家。とても良いキャラクターでした。