ブライアン・ポゼーンのレビュー一覧

  • デッドプール Vol.8:オール・グッド・シングス
    デッドプール第3シリーズ最終巻。「家族」をテーマにしたこのシリーズで起きた様々な事件を経て感じたことを活かし、デッドプールが自分についての理解を深めていく流れは非常にきれいにハマっている。最終話付近の敵はそれほど盛り上がる相手ではないものの、しっかり前の要素を使っている上にデッドプールのイカれた傭兵...続きを読む
  • デッドプール Vol.5:ウェディング・オブ・デッドプール
    「デッドプールが結婚!」という煽りかつギネスにも認定された膨大なキャラクターが祝福する表紙が目立つ第5巻。

    結婚という大きなイベントに際して様々なキャラクターが本編中でもこまごまと描かれ、またこれまでデッドプールを担当した作家が寄稿する短編集的な話もあり、なんとも特別号な感じ。短編集てきな話はデッ...続きを読む
  • デッドプール Vol.3:グッド・バッド・アンド・アグリー
    デッドプールの人生に大きくかかわっていた組織の陰謀を暴く第3巻。こんなにシビアな話が待っているとは思いもよらなかったが、これがまたデッドプールに良く似合う。コミカルな印象の強いキャラだが、悲壮感を出せばその雰囲気にも完璧にマッチするのだということが改めてよく分かった。
    作中の雰囲気すべてが暗く、重く...続きを読む
  • デッドプール Vol.2:ソウル・ハンター
    マイケルが悪魔との契約者であることを活かして展開していく悪魔との契約者狩り話。本物の悪魔たちの一筋縄ではいかない部分が、デッドプールの必要とあれば容赦のない部分が自然に出るための引き金になっており、これが痛快だったりドラマチックだったりするからたまらない。前巻のアイデア一発勝負のごちゃごちゃ感とはう...続きを読む
  • デッドプール Vol.7:アクシス
    前巻に引き続き未邦訳クロスオーバーイベント『アクシス』のタイインが描かれる第7巻。キャラクターの属性…善悪の反転現象が起こる大イベントであるため、デッドプールはどちらかといえば狂人じゃなくなる、という方向性で善化するので大きな影響を受ける展開だ。なぜか「禅」に目覚めているところもポイント高い。
    そし...続きを読む
  • デッドプール:ドラキュラズ・ガントレット
    Marvel Now版の4巻と5巻の間に位置するデッドプールの任務と恋愛を描く話。本編の設定をばっちり活かしながらも単体で読むことができる一任務の話としているのが読みやすくて良い。難しい要素少な目でどんどん様々な戦闘や恋愛相手との交流が描かれていくのですごくテンポよく読み進めることができた。客演相手...続きを読む
  • デッドプール Vol.6:オリジナル・シン
    クロスオーバーイベント「オリジナル・シン」のタイイン部分の邦訳。発売からしばらく経つのにいまだに本編が邦訳されていないのに先に読めてしまうという驚き。
    前巻の結婚の結果起きることへの対処と、クロスオーバーの影響で娘探しの件が同時進行するのだが、そこがあまりうまくかみ合っているように見えないのが難点。...続きを読む
  • デッドプール Vol.4:デッドプール VS. シールド
    Vol.1のころから問題だった件を軒並み解決していく展開。
    前巻が陰鬱としていたので、それを引きずりながらもシンプルな悪役に対して暴力的に振るまえる展開になっているのは読んでいてすっきりする。意外な客演もあったりして楽しみどころも多い。
    ただ、引きずっている部分の処理が今回だけで解決するわけではない...続きを読む
  • デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント
    デッドプール第3シリーズの邦訳第1巻。
    アメリカ歴代大統領が悪の心を持って蘇った…、というデッドプールらしいハチャメチャ展開。日本人にとっては、多少知識がないと大統領がどれが誰なのかわからず楽しみ切れないのが難点だが、あまりに充実した解説書の大統領解説などとともに向こうの人の気分を味わおう。主要な敵...続きを読む