ユーザーレビュー デッドプール Vol.8:オール・グッド・シングス ジェリー・ダガン / ブライアン・ポゼーン / サルバ・エスピン / マイク・ホーソーン / スコット・コブリッシュ / 高木亮 デッドプール第3シリーズ最終巻。「家族」をテーマにしたこのシリーズで起きた様々な事件を経て感じたことを活かし、デッドプールが自分についての理解を深めていく流れは非常にきれいにハマっている。最終話付近の敵はそれほど盛り上がる相手ではないものの、しっかり前の要素を使っている上にデッドプールのイカれた傭兵...続きを読むらしい活躍を見せるのに適した相手で良かった。 クロスオーバーに巻き込まれてとんでもない結末を迎えはするのは残念だが、そこはマーベルコミックスの常だ。今後のシリーズでこの第3シリーズで熱かった要素が上手く使われると良いなぁ、と期待しつつ読み終える。 なお、サブキャラを深める話やインフィニティ・ガントレット外伝(といってもほぼ関係ない)などもデッドプールらしさ抜群で面白い。 Posted by ブクログ デッドプール Vol.5:ウェディング・オブ・デッドプール ブライアン・ポゼーン / ジェリー・ダガン / マイク・ホーソーン / スコット・コブリッシュ / 高木亮 「デッドプールが結婚!」という煽りかつギネスにも認定された膨大なキャラクターが祝福する表紙が目立つ第5巻。 結婚という大きなイベントに際して様々なキャラクターが本編中でもこまごまと描かれ、またこれまでデッドプールを担当した作家が寄稿する短編集的な話もあり、なんとも特別号な感じ。短編集てきな話はデッ...続きを読むドプールの幅の広さを堪能することができるので、デッドプールに入門するならぜひ。 他の収録作品もアニュアル号である二重人格設定に大きくかかわる謎が明らかにされる話や、ヒトラーの客演回(!)までバラエティに富む。そしてこれらの話は独立して読むことができる。結婚自体はもちろん今までの流れあっての展開ではあるのだが、この巻だけで読んでも魅力があふれているのでぜひおすすめしたい。 Posted by ブクログ デッドプール Vol.3:グッド・バッド・アンド・アグリー ジェリー・ダガン / ブライアン・ポゼーン / スコット・コブリッシュ / デクラン・シャルベイ / 高木亮 デッドプールの人生に大きくかかわっていた組織の陰謀を暴く第3巻。こんなにシビアな話が待っているとは思いもよらなかったが、これがまたデッドプールに良く似合う。コミカルな印象の強いキャラだが、悲壮感を出せばその雰囲気にも完璧にマッチするのだということが改めてよく分かった。 作中の雰囲気すべてが暗く、重く...続きを読む演出されていて、デッドプールの心情に非常に共感してしまう。 それでいて熱いチームアップも忘れない。この一冊を読むだけでも損はしないだろうし、これまでのデッドプールを知っていればいるほど、ギャップに驚いたり、かつての展開を織り込んで作っているところに感服する。 Posted by ブクログ デッドプール Vol.2:ソウル・ハンター ジェリー・ダガン / ブライアン・ポゼーン / スコット・コブリッシュ / マイク・ホーソーン / 高木亮 マイケルが悪魔との契約者であることを活かして展開していく悪魔との契約者狩り話。本物の悪魔たちの一筋縄ではいかない部分が、デッドプールの必要とあれば容赦のない部分が自然に出るための引き金になっており、これが痛快だったりドラマチックだったりするからたまらない。前巻のアイデア一発勝負のごちゃごちゃ感とはう...続きを読むってかわって見事に練られていると感じた。 チームアップ的な盛り上がりもしっかり兼ね備えているし、前巻で出てきたキャラクターたちはそのまま魅力を出し続けているし、ここから先の第3シリーズは期待できそうだ。 Posted by ブクログ デッドプール Vol.7:アクシス ジェリー・ダガン / ブライアン・ポゼーン / マイク・ホーソーン / スコット・コブリッシュ / 高木亮 前巻に引き続き未邦訳クロスオーバーイベント『アクシス』のタイインが描かれる第7巻。キャラクターの属性…善悪の反転現象が起こる大イベントであるため、デッドプールはどちらかといえば狂人じゃなくなる、という方向性で善化するので大きな影響を受ける展開だ。なぜか「禅」に目覚めているところもポイント高い。 そし...続きを読むて、周りのヒーローたちは悪化している状況…これが見事にハマりこんでいる。悪化したX-MENに預けてしまった北朝鮮版X-MENとの関わり方や、狂人としてのデッドプールと関わってきた仲間たちとの関係性の変化など、善悪の逆転なんて面倒な展開をここまでうまく落とし込めているのはデッドプールならでは、という部分もあるがよくデッドプールと周囲の環境をよく理解している人にしか書けない展開だと思える。ここで登場した流れが後々のデッドプールにも影響を与えそうなので期待が高まる。いよいよ最終巻。 Posted by ブクログ ジョン・ルーカスのレビューをもっと見る