あらすじ
殺しは少なく、口数は変わらず!
〈反転〉がテーマのクロスオーバー・イベント「アクシス」の前日譚となるエピソードでは、我らが赤い傭兵はスパイダースレイヤーに狙われることになる。あれ? ちょっと待って。これはスパイダーマンのコミックじゃないぞ! なんでスパイダースレイヤーが出てくるの? その理由を急いで突き止めるんだ。さもないと、もう一人のおしゃべりヒーローだと勘違いされて、ボコボコのグチャグチャにされるぞ! そして、「アクシス」事件によって、〈反転〉したデッドプールは、暴力と縁を切る決断を下す。銃を捨て、刀を捨て、手榴弾を捨て……あとは自分で考えよう! そうそう、デッドプールが”禅”に目覚めたのだ! 彼は〈反転〉した本物のX-MENの襲撃から、北朝鮮版の偽X-MENを守り切ることができるのか? その答えは……もしかするとカウボーイが関係してるかも。 おまけエピソードでは、ロクソン・コーポレーションが環境について教えてくれるぞ。未来のエネルギーである具ラッキングについて学ぼう! 「ウェディング・オブ・デッドプール」に続く人気作、日本上陸!
●収録作品●
『DEADPOOL』#35-40
©2021 MARVEL
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前巻に引き続き未邦訳クロスオーバーイベント『アクシス』のタイインが描かれる第7巻。キャラクターの属性…善悪の反転現象が起こる大イベントであるため、デッドプールはどちらかといえば狂人じゃなくなる、という方向性で善化するので大きな影響を受ける展開だ。なぜか「禅」に目覚めているところもポイント高い。
そして、周りのヒーローたちは悪化している状況…これが見事にハマりこんでいる。悪化したX-MENに預けてしまった北朝鮮版X-MENとの関わり方や、狂人としてのデッドプールと関わってきた仲間たちとの関係性の変化など、善悪の逆転なんて面倒な展開をここまでうまく落とし込めているのはデッドプールならでは、という部分もあるがよくデッドプールと周囲の環境をよく理解している人にしか書けない展開だと思える。ここで登場した流れが後々のデッドプールにも影響を与えそうなので期待が高まる。いよいよ最終巻。