髙山祥子のレビュー一覧

  • ロンドンの姉妹、思い出のパリへ行く

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    ネタバレ

    ミステリーなのかと思って読んでみたら、「コメディとミステリの要素を併せ持つ上質なフィクション」だった。「いつも機嫌よく(トゥージュール・ゲ)」を座右の銘に第二次世界大戦、戦後を乗り越えてきた姉妹のお話。
    姉妹の若かりし頃の話と現在の話が入り混じるので、ちょっとわかりにくいところもあるけど、後から伏線が回収されると疑問が解決されてスッキリ。私も「いつも機嫌よく」を心に留めておきたい。
    ちなみに「いつも機嫌よく(トゥージュール・ゲ)」はアメリカの作家ドン・マーカスの風刺作品出てくるそう。訳者のあとがきが良かった。

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    2025年06月28日
  • リスボンのブック・スパイ

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    時は第二次世界大戦下。アメリカで司書をしているマリアが、ちょっとびっくりする方法で司書の諜報員になりリスボンへ。そこでの任務は、焚書から重要な本を守ること。と見せかけて、枢軸国の新聞や本を集め、マイクロフィルムに収めること。(本を送ると嵩張るのでフィルムにする)
    その流れの中で、ナチスのユダヤ人迫害から逃げるユダヤ人を命懸けで援助するティアゴと知り合う。
    当初、司書はスパイ活動には手を出さない決まりだったが、仕事を続けるうち、新しい任務を任され、マリアはなんと二重スパイに。
    2人は戦争を終わらせるため、それぞれの立場で戦っていく。

    いつバレるのかとハラハラな展開だった。この物語はフィクション

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    2025年01月16日
  • リスボンのブック・スパイ

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    飛行機の事故あたりからハラハラが止まらなかった。面白かったが、戦争で辛く苦しい経験をした人達のことを考えると「面白い」と感じていいのか葛藤した。

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    2024年12月12日
  • アメリカのシャーロック・ホームズ 殺人、法科学、アメリカのCSIの誕生

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    シャーロック・ホームズの本ではない。
    アメリカのCSIの先駆けと言える犯罪科学捜査の研究者オスカー・パインリッヒの伝記。
    原文が文学的要素の強い英文だったのかなと思わせる箇所がよく出て来る。訳しにくいところを工夫して訳している努力の跡がうかがえる訳文になっている。
    事件の内容と、オスカー・ハインリッヒの人生が、代わる代わる出て来るので、話の腰を折られて、一気に読めなかった。
    事件も必ずしもスカッとな結末ではないので、モヤッとする。
    ただ科学捜査が信用されない時代もあったことがわかり、興味深い本ではあった。

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    2021年08月26日