髙山祥子のレビュー一覧

  • 猟犬の誇り

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    酷暑の新作ミステリー第六弾!

    プロローグ

    孤高のFBI捜査官 VS “連続殺人犯“だけを狙う
    連続殺人犯!!!

    お互いの血と血、知と知、そして智と智がぶつかり合う、肉弾及び頭脳戦

    その軍配の行方は如何に……



    本章
    『猟犬の誇り』★Super5

    いつものように一人掛け用の安楽椅子(登場31回目)で本書を読み終えた

    喜びに打ち震えている
    こういうの
    こういうの持ってた
    こういうの読みたいのよ

    優秀だけどクセがあり落ちこぼれの捜査官とそれに準ずる曲者の仲間たち

    連続殺人犯のみを狙う連続殺人犯を追って行くが
    その先に待ち構えてる真の狙いと結末は…

    やっぱり、翻訳本は失敗出来ない

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    2026年08月11日
  • わたしたちの図書館旅団

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    100年は人の立ち入りが出来ないほど傷めつけられたという、フランスのある場所に 戦時中アメリカから女性メインのカーズという団体が活動していた。
    その中の司書の人を中心に、現代のニューヨークの女性司書との 時代を挟んだ物語。
     その場で生活していた人々が浮き上がってくる様な描写が良かった。数少ない書籍が人々に与える物の大きさを知る…

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    2026年05月09日
  • あの図書館の彼女たち

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    すごい物語を読んでしまった、というのが、読後すぐの感想だ。
    時が経てば経つほどにあの時その時のいろんな場面が甦り、言葉にならなかった気持ちが象られていく。
    どんな揺れ幅も固唾を飲むしかない緊迫が続く今、1人の司書の人生を通じて見る「戦争」は、心がひりつくほどに身近にある。
    間違いなく、自身の2026年を飾る一冊であり、生涯を通して読み返す本だ。

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    2026年03月27日
  • わたしたちの図書館旅団

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    海外の作品を敬遠、そして読みたい日本作家がいるのに魅力的な題名にワクワクしながら手に取る。
    本作にあまり関係ないがまずフランスが今でも戦争による立ち入り禁止区域があることに驚いた。
    戦時中にアメリカからフランスに渡り壊滅状態にある地域に人々に希望を持ってもらうために本を提供し奮闘する。
    その一生を書こうと調べながらも成長していく現在の女性の2人が主人公。名前がたくさん出てきて覚えきれなくて読むのに時間がかかったが海外版の大河ドラマのようで重厚感あふれる時間を過ごす。

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    2026年02月25日
  • ロンドンの姉妹、思い出のパリへ行く

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    99歳と97歳の姉妹と甥の息子。姉妹は第二次世界大戦中にそれぞれ軍で活躍し、それぞれに大きな秘密を抱えつつ、「いつも機嫌よく(トウージュール・ゲ)」を合言葉にやって来たが……
    妹のペニーの視点での記述が大半だが、その歩んできた道のりが大変起伏に富んでいて、複雑だが引き込まれる。姉のジョセフィーンもさらに上手を行っているし、アーチーも良い味を出している。斯くありたいと思わせる内容だった。

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    2025年03月11日
  • ロンドンの姉妹、思い出のパリへ行く

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    シュッとした中年男性をお供にした99歳と97歳の姉妹。合言葉は「いつも機嫌よく」…。
    姉妹の人生、秘密も含めてなんとぎゅぎゅっと濃密なこと。
    二人の(三人の)モールス信号での会話も痛快です。 最後まで怒涛の展開で目が離せませんでした。
    面白かった!

    「姉妹はどの国のどの街にもふらりと行って、必ずおもしろい人物にお茶に誘われることになっているようだった。」

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    2025年02月03日
  • リスボンのブック・スパイ

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    今まで読んだヨーロッパを舞台にした、第二次世界大戦ものの中でも5本の指に入ると思う程のスパイ小説だった。実在の人物を基にしているらしいが本当にこんな人がいたのかとさえ思ってしまう。
    主人公はアメリカ人のマリアと言う司書。マイクロフィルムをもっと広めたいと言う、なんと素朴な希望を持っているが、そこからの飛躍は何なの?と言うくらいに物語は飛ぶ様に進む。映像化されるべき作品。

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    2024年11月23日
  • 猟犬の誇り

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    ネタバレ

    原作タイトルは『変人たち』とのことで、
    優秀すぎる頭脳ゆえはみ出し者となったFBI捜査官とこれまた怪人的に切れ者の犯人とのバチバチがかなり好みだった。
    P分署捜査班の上を行く個性派メンバーのPARも良い。
    続編が楽しみ。

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    2026年08月16日
  • 猟犬の誇り

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    FBI捜査官ガードナーの前に現れた奇妙な他殺体。7年前、ガードナーが担当する連続殺人事件で犯人と目(もく)されたこの男は、逮捕寸前に火災で死んだはずだった。ふたたび死んだ死者。胸に刻まれた不可解な数字。黙考するガードナーのもとへ新たに一報が入り、事件は「連続殺人犯だけを狙う連続殺人」の様相を帯びる──。

    著者の作品を読むのは「刑事失格」以来。主人公の強烈な個性がもっと前面に出るのかと思ったが、そうでもなかった。

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    2026年07月15日
  • 猟犬の誇り

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    ネタバレ

    2026年の23冊目は、ジョン・マクマホンの「猟犬の誇り」です。帯に映像化決定と有りますが、まあ、そうでしょうね。変人FBI捜査官vs連続殺人犯を殺害する連続殺人犯という構図は、そそるものが有りますから。
    主人公のガードナー・キャムデンは、PARと呼ばれる部署に所属するFBI捜査官です。PARは、有能なものの他所で問題を起こした者達“変人”が集まる部署です。主人公キャムデンの造形が、非常に良いと思います。解説でも言及されていますが、クレイヴンのワシントン・ポーに近しいキャラクターです。捜査、推理の過程も突拍子無いものでなく好印象です。連続殺人犯“狂犬”を追い詰めていく様子とラストの対立シーンは

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    2026年06月27日
  • リスボンのブック・スパイ

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    久々に面白い小説を読んだ。

    翻訳ものは読みにくいので苦手だったが、読みにくいと感じたのは読み始めの頃だけで、全体的にはスリルありロマンスありの、とても引き込まれる作品だった。正直翻訳もので面白いと思ったものが今までなかったので嬉しい誤算である。

    内容も、実在の人物をモデルに、歴史的事実を丹念に調べ、それをきめ細かく織り込んでいるため、話が進むたびにいちいちハラハラドキドキした。重厚感がありつつ重すぎず、長編だが長すぎず読み応えも十分。出会えてよかった本の1つだ。

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    2025年09月26日
  • ロンドンの姉妹、思い出のパリへ行く

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    かわいらしい表紙と題名に惑わされてはいけない。つい、ほんわかほのぼのした物語を想像してしまうけれど、そうではないのだ。年老いた女性は慎ましくあってほしいとの思いをあっさりと裏切ってくれ、話は戦時中のハードボイルドな世界に入っていく。人はいくつになっても野心とユーモアを忘れてはいけないのかもしれない。

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    2025年09月08日
  • リスボンのブック・スパイ

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    第二次大戦下、ニューヨークで司書をしている二十七歳のマリアがスパイとしてリスボンへ向かうのですが、肝が据わっているし自立していて魅力的な女性だった。発って早々に飛行機事故に遭うし、マリアの意思とは関係のない思わぬ出会いによってナチスへ近づいていく緊迫感や、二重スパイがいつバレるかハラハラしながら読んだ。女性の描写が上手いので女性の著者だと思っていたけど、最後の著者のノートで男性であることに気づきまた驚かされました。

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    2025年03月12日
  • リスボンのブック・スパイ

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    戦時下のスパイ、それもスパイ教育を受けていない司書が、大活躍してスリル満点で読んだ。

    マリアが真っ直ぐで、物怖じしない性格なので、安心感と爽快感があり、理想的な女性像だった。

    他の登場人物も魅力的でハラハラしたけど、最後の数ページは感動して泣いた。

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    2025年02月12日
  • ロンドンの姉妹、思い出のパリへ行く

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    第二次世界大戦とその後の混乱を生き抜いた姉妹の物語。
    現代と過去を行ったり来たりしながら、徐々に紐解かれていく2人の?一族の?物語。
    表紙のイメージと違ってシリアスで緊迫した場面も多かったけど、いつの時代もどんな時も“いつも機嫌よく”を合言葉に強い絆で結ばれた姉妹のストーリーはとても面白かったです。
    彼女たちのように、強く気高く面白く生きていきられたら素敵だな、、、おばあちゃんになるのも悪くないなと思ったりして。

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    2025年01月11日
  • リスボンのブック・スパイ

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    ネタバレ

    ここ2、3年、大戦中の女性の活躍を描いた小説が多く出版されている気がする。
    私も何冊か読んだが、このブック・スパイが一番面白い。
    主人公の一途さ、スピーディに進むストーリー、生き生きとした登場人物、自然と感情移入ができてとても読みやすかった。
    スパイとしての行動は出来過ぎだが、そもそも、派遣されるために取った行動自体がその布石で、素質があったということか。
    史実に基づいたエピソードも含まれるということ。
    が、それを踏まえても、飛行機事故はなにか唐突。本文の文脈には関連がなく(敵国の陰謀かと思ったが、そんなこともなく…)、生き残った奇跡も軽く扱われていて、ちょっと残念で、この点でマイナス1。

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    2024年12月26日
  • 猟犬の誇り

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    FBI捜査官がある程度論理的に事件を追っていく展開は面白かったです。映画化してもある程度面白い作品になるかと。

    ただ、章によって文体が異なり、慣れるまでは非常に読みづらかったです。
    翻訳の担当者が違うのか、生成AIを使ったのか。もしくは原作に忠実に訳すとこうなるのでしょうか?

    仮に原作に忠実だったとしても、ある程度意訳する方がこの作品としては良かったように感じました。

    文句ばかりで申し訳ないですが、せっかく人間が作った作品です。読む人間向けの配慮が欲しかったです。

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    2026年08月13日
  • 猟犬の誇り

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    ネタバレ

    シリアルキラーキラーを追うFBIのはぐれ者部隊。
    昨今流行りの欧米ミステリに比べるとロジックを重視しているように感じる。偶然の発見から犯人特定へ...という流れにしていないのが良かった。

    主人公は映像記憶能力を持つギフテッドで、対人関係に難ありの天才タイプだが、その一人称で話が進むのが独特。大体こういう天才タイプが出てくる話は三人称かワトソン役がいると思う。
    その冷静な性格を反映した無味乾燥な文が多いからあまり効果的とは言えないと思う。単純に分かりづらいという部分もある。
    チームのメンバーもキャラが立ちそうで立たないというか。感情が薄い主人公の主観で描写されるから、あまりピンとこない。今後の

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    2026年07月03日
  • ロンドンの姉妹、思い出のパリへ行く

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    タイトルとは裏腹に色々予想外な内容だった。姉妹とあるがメインは妹。すごいお婆さんだった。
    パワフルというかしたたか。この2人といたら大変だけど刺激的だろうなと思った。

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    2026年05月26日
  • リスボンのブック・スパイ

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    ブックスパイ、というか、(普通の)スパイ、というか、二重スパイの物語。ハラハラがメインでロマンスもあり、映像化したら面白そう。フィクションではあるが、史実に基づいた時代小説。主人公マリアの無鉄砲ともいえる大胆な行動は、愛国心から出るものであり、その点は日本人の私からすると、ちょっと複雑。戦争をするどの国も、若い人の盲目的な愛国心を利用しているのは、いろいろ考えさせられるものがある。

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    2025年11月14日