髙山祥子のレビュー一覧
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最初の4分の1までは表現が独特で、状況も掴みづらく感じて読みにくかったけれどその後は引きずり込まれました。ナチスに見つからないようにユダヤ人教授の元に本を届けるシーン。戦争のもたらす困窮や憎しみが友人関係を乱す様。一気読みでした。Posted by ブクログ
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オディールとリリー
いつの時代も口が災いの素に・・・
それでも前を向いて行こう
このタイトルもいいけど
原題も捨てがたい
いいお話でしたPosted by ブクログ -
頭の中に円を描くカラスは、私の中にも時折姿を現す。
そして、「ああ、それなら、たいていのひとが理解できるな」と話した人の包容力に、胸がキュンとなった。Posted by ブクログ -
ナチスの侵攻が辛い。
洗練された素敵なパリの街が、灰色にくすんできて
当たり前の日々がどんどん壊れてきて、大事な人が消えてしまう恐怖は想像がつかない。
オディールの今と過去が入れ変わり、物語が進んでいてオディールの過去が明らかになる。
明らかになった過去はあまりにも辛い。
浅はかとはいえ、ささくれだ...続きを読むPosted by ブクログ -
厚めの本だったけれど、あっという間に読み終えた。
第二次世界大戦下を舞台に描写される、裏切りや後悔、嫉妬など、決して綺麗ではない心模様は、とても印象に残った。
登場人物を通して、普段なら目を背けたくなるような感情に、向き合わせてもらった。あからさまに悪い人でなくとも持っていて、発動する感情である...続きを読むPosted by ブクログ -
シャーロック・ホームズの本ではない。
アメリカのCSIの先駆けと言える犯罪科学捜査の研究者オスカー・パインリッヒの伝記。
原文が文学的要素の強い英文だったのかなと思わせる箇所がよく出て来る。訳しにくいところを工夫して訳している努力の跡がうかがえる訳文になっている。
事件の内容と、オスカー・ハインリッ...続きを読むPosted by ブクログ