リスボンのブック・スパイ

リスボンのブック・スパイ

2,750円 (税込)

13pt

3.8

1942年、第二次世界大戦下。ニューヨーク公共図書館で働く司書のマリアは、大統領令に基づく任務を帯び、ポルトガルのリスボンに旅立つことになった。その任務とは、身分を偽り、戦略分析のため枢軸国の刊行物を収集すること。報道写真家の母をスペイン内乱で亡くしたマリアは、危険を冒してでも戦争を終わらせたいという強い想いを抱いていたのだ。同時期、リスボン。書店を営む青年ティアゴは、書類偽造の天才である書店員ローザとともに、迫害から逃れようとするユダヤ人避難民を命懸けで援助していた。マリアは街で本や新聞を集めるうちにふたりと出会い、戦争を終わらせるためのさらなる任務に臨むことに――。戦時のヨーロッパで活躍した実在の図書館司書に材をとり、本を愛する者たちの闘いを描き上げた、心揺さぶる傑作長編!

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リスボンのブック・スパイ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今まで読んだヨーロッパを舞台にした、第二次世界大戦ものの中でも5本の指に入ると思う程のスパイ小説だった。実在の人物を基にしているらしいが本当にこんな人がいたのかとさえ思ってしまう。
    主人公はアメリカ人のマリアと言う司書。マイクロフィルムをもっと広めたいと言う、なんと素朴な希望を持っているが、そこから

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    時は第二次世界大戦下。アメリカで司書をしているマリアが、ちょっとびっくりする方法で司書の諜報員になりリスボンへ。そこでの任務は、焚書から重要な本を守ること。と見せかけて、枢軸国の新聞や本を集め、マイクロフィルムに収めること。(本を送ると嵩張るのでフィルムにする)
    その流れの中で、ナチスのユダヤ人迫害

    0
    2025年01月16日

    Posted by ブクログ

    飛行機の事故あたりからハラハラが止まらなかった。面白かったが、戦争で辛く苦しい経験をした人達のことを考えると「面白い」と感じていいのか葛藤した。

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ここ2、3年、大戦中の女性の活躍を描いた小説が多く出版されている気がする。
    私も何冊か読んだが、このブック・スパイが一番面白い。
    主人公の一途さ、スピーディに進むストーリー、生き生きとした登場人物、自然と感情移入ができてとても読みやすかった。
    スパイとしての行動は出来過ぎだが、そもそも、派遣されるた

    0
    2024年12月26日

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