鹿毛康司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まず数値化されたデータでつい理解した気になり、その先には生身の人間がいるということを考えているつもりで無視しがちな自分がいることにハッとした。
押し売りのようなコピーや、お客様のことを考えたのか?と思うような広告など短絡的な売上を求めた結果について疑問を感じていたが、ではどうするのか?の答えに迷っていたこともあり本書は非常に学びがあった。
「インサイト」という言葉が流行ってはいるが、当然インサイトそれ自体(本書で言う「心」)が最近にしか存在しないわけではないことを再認識。
著書がマーケティングやクリエイティブに携わる中で、ずっと行われている心を知るための思考や、心を無視したケースのアウトプッ -
Posted by ブクログ
ネタバレ・過去の自分に潜る→当時の自分になりきって具体的なシーンを思い浮かべる→その時の感情も湧き上がってくる→思い出せるだけ思い出し丁寧に復元する(ネガティブな思いに向き合う)→色に例えてみる(言葉で表せない)→手に入れた自分の周波数をもとにお客様の心にアクセスを試みる
※論理的になぜ?と考えようとしない、論理に隠された嘘の感情になるから
・行動の詳細→行動の矛盾を見つける→感情の再解釈→ダークな心情に向き合う
・商品(サービス)起点ではなく、顧客起点で考える(顧客が商品のことを意識している時間は1秒もない)
・自分が実践可能な疑似体験を徹底してやる(お客様の心を理解するため)
・じくあし
→自分勝 -
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Posted by ブクログ
STP 4Pなどさまざまなマーケティング技法を使うだけではうまくいかない。マーケティングとは人の心を動かすことだが、そもそも人の心を分かるとはどういうことかを説明できる人は少ない。
この本では、人の心をわかるようにするために、自分の心を分かることが大事だと指摘する。人間の行動の95%は無意識である。だからこそ、その無意識の部分にフォーカスし、その震源地を探らなければ、心が分かったとはならない。
自分をわかるためには、詳細にできるだけ細かく行動を言語化し、「なぜ?」を問うことなくその人員に探ることが有効。
例えばコンビニでおにぎりを買うシーンを想定し、行動を書き出す。急いでいたのに、前にいるおば -
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Posted by ブクログ
お客様の潜在的なニーズを理解する方法を知るために本書を読んだ。
その方法は、お客様の置かれた状況と類似した自分の経験を思い出し、ネガティブな(嫌な、思い出したくない、目を背けたい)感情と向き合うこと、であると理解した。
【なぜこの方法で理解できるのか?】
人の心は大昔から変わっていない。極論すれば、お客様(相手)の心の動きと、自分の心の動きは同じと言える。「心のツボ」やインサイトはお客様自身もわかっていない。それをアンケート等で導き出すよりも、自分の心と対話してインサイトを自分の中から掘り起こすほうが、効果的かつ納得感が得られる。
【ネガティブ感情と向き合うには?】
著者は3ステップのトレ -
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Posted by ブクログ
「インサイト」について理解したいマーケティング担当者におすすめです。
マーケのフレームワークも大事だけど、生活者のインサイトを見ないと本質にはたどり着かないよね、という話です。
マーケでよく使う「ターゲット」は「標的」という意味の軍事用語なんですね。広告を「投下する」といったことも言いますもんね。まずお客様を「顧客」とかマーケの対象としてみるのを見直してみるのが第一ステップなのだと理解しました。
そしてお客様「心のツボ」を理解するためには、「自分に聞いてみる」のをまずやってみる。しかしそれは思い込みやバイアスがかかっているかもしれないという大前提というのを認識した上で自分の感情に向き合う( -
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