鹿毛康司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレマーケティングとは何か?
こう問われた時にどんな答えが浮かぶだろう。
筆者曰く「モノを売る事」ではないらしい。
マーケティングとは、「人に向き合い、人に喜びを提供する活動」である。最も人間らしい、人と人との愛情のやり取りである、と。
これまでのプロジェクトを改めて振り返ってみたらハッとした。
施策を打った際に最もボトルネックとなるのが集客の面だ。
こちら側としては、これだけ素晴らしい施策なんだから申し込みが殺到するだろうと意気込んでいても、いざフタを開けてみたら理想の10分の1なんて事も。
学生の心を動かす心のツボにアクセスするためには、「学生だった自分に聞く」必要がある。
体系化されてい -
Posted by ブクログ
マーケティングのフレームワークには限界がある、それはフレームワークが悪いということではなく、フレームワーク頼りになるとお客様の心が見えなくなり、モノが売れなくなる可能性があるということである。人は理屈ではなく心で動いているので、心を理解しないといけない。
お客様が自社の製品を目にする機会はほんの一瞬である。媒体によるがどれもほんの数秒程度で、見てもらえているかもわからないくらいであるという事実を真摯に受け止めないといけない、企業側が、伝えたいことを発信すればお客様に届くというような期待を捨てることが前提であることを肝に銘じておくこと、その上で施策を考えなければならない。
そう考えると、論理的 -
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Posted by ブクログ
著者の鹿毛さんはかなり昔に一度、講演を聞いたことがあって、
その話がとても印象的だったので、一度は著書を読んでみたいと思っていました。
昔の講演のお話を思い出しながら読んでいました。
著者は、主にエステーの宣伝部長として、
マーケティングに携わっていらっしゃった方。
ミゲル君やミュージシャンの西川貴教さんのCMなどを手掛けれれています。
私は普段、テレビを見ないので、CMはほとんど見ませんが、
それでもどこかで見たことのある(心に残っている)動画を作成されています。
特に顧客の心の奥底にあるインサイトに関する記述がとても印象的で、
「なるほど、確かにそんなことを(お客さんは)考えているかも -
Posted by ブクログ
・大切なのはネガティブな想いに向き合うこと
・「正論」は本当に正しいことなのでしょうか。「それって本当?」と今一度問い直し、考えたうえで行動を起こすことが大切なのではないかと考えています
・インサイトは商品ではなく、あくまでお客さまの心にあります。つまり大切なのは、商品ではなく「自分自身のこと」を話してもらうことです。
・一流のマーケターになる前に必要なのは、「一流の消費者」になることなのです
・演劇の入場列に並んで不安なお客さまに、丁寧な対応をすることではなく、お客様にとっての「マイナスの時間」をなくすことこそが、お客さま視点でのおもてなしだとわかったのです
・マーケティングと破綻に「物を売