メリーナ・マーケッタのレビュー一覧

  • ヴァイオレットだけが知っている

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    訳あって停職中のロンドンの警官ビッシュの娘ビーが参加したツアーのバスがフランスで爆破される
    娘のビーは無事だったが、死傷者は多数…
    そして、ツアー参加者の一人、ヴァイオレットがかつてブラッケンハムで23人の命を奪った爆弾犯の孫であることが判明する
    次第に周りの目がヴァイオレットに向けられるようになると、彼女は一人の少年と共に姿を消してしまう…
    一体誰が何の目的でバスを爆破したのか?
    ヴァイオレットはどこに行ったのか?
    ビッシュは彼女たちの行方を追う…

    実はこの作品、500ページ超えの長編!
    しかしこれがとてもおもしろく飽きることがない
    ただ登場人物は多いので整理しながら読む必要はある(笑)

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    2025年03月18日
  • ヴァイオレットだけが知っている

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    バスツアーのバスが爆破され、以前に爆破事件を起こした犯人の孫ヴァイオレットが乗っていたことから事件の様相が変わる。ヴァイオレットは姿を消し、警察官のビッシュの娘もバスに乗っていたこともありヴァイオレットを追う。読み進めていくにつれ、どこへ向かうのか先の見えない展開になっていく。ヴァイオレットが逃げた理由は。祖父が起こした事件と今回の爆破との関連は。友情や家族、人種やテロの問題などが背景に見えてきて読み始めとの印象が違ってくる面白さがある。

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    2023年04月04日
  • アリブランディを探して

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    オーストラリアのYA小説。祖父母は移民、母は高校生で自分を出産した未婚の母。そして、実の父と名乗る人物が現れ……青少年の普遍的な悩みなどが、書かれており、YA世代には良い作品ではないかと思う。

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    2022年05月16日
  • アリブランディを探して

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    祖先が移民であること、母が未婚で自分を産んだこと、といった差別に加え、厳しい祖母と学校のシスター…ジョシーの毎日は悩みでいっぱい。
    高校生活の悩みや葛藤がよく描かれた作品だと思いました。

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    2013年03月13日
  • ヴァイオレットだけが知っている

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    人種差別とか親子関係とかなかなか難しいし重い問題だったけれど、ラストの爽やかさが印象的。子供に振り回されるお父さんよ‥。とはいえ誠実に向き合うことはそれだけで人に好感を持たせるの良いお手本になるかも。

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    2025年08月17日
  • ヴァイオレットだけが知っている

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    ネタバレ

    ・あらすじ

    スコットランドヤードのビッシュ(停職処分中)。
    娘の参加したツアーバスがフランスで爆弾テロに遭ったが参加者の中には爆弾テロ犯の孫ヴァイオレットがいた。
    しかしヴァイオレットは忽然と消えてしまう…
    爆弾テロ犯とヴァイオレットの捜索を行うビッシュ。

    ・感想

    登場人物が軒並み感情的でちょっとついていけなかったし家族や友達に対する感情の強さに置いてけぼりくらいつつ読んでたw
    あと疑心暗鬼だから仕方無いけど、みんな捻くれてる。
    アドバイスされてんのにそれを無視してる事が多くって読みながらイラっとする事もあったかな
    YA小説っぽく青少年達の青春シーンでラストを締め括ってたので読後感は爽や

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    2024年03月02日
  • ヴァイオレットだけが知っている

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    2023.09.17
    地の文章のせいなのか、訳のせいなのか、私の読む力が低いのか、登場人物とセリフの関係が読みにくいと感じた。
    この作品には知っておくべき背景が多すぎるのも読みにくさを増す。英仏の地理の関係性、両国民の感情問題、移民問題、こういった素養がないとストーリーがなかなかおえない。
    帯に惹かれて読んだが残念だった。

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    2023年09月17日
  • ヴァイオレットだけが知っている

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    人物が多すぎて、馴染みのない名前だけに、人物一覧をいちいち確認していたが、途中からもういいや状態に。話が進展しない場面をもっと削ってほしかった。

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    2023年05月17日
  • ヴァイオレットだけが知っている

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    テーマは重いが読み応えはあった。ただ登場人物が多くて、それぞれ抱えてる問題が描かれるし、それがテロとどう結びつくのか、集中出来なかった。作者の意気込みは強く感じるが、ミステリーでもサスペンスでも括れないと思った。

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    2023年05月10日
  • アリブランディを探して

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    ジョシーは大学受験を控えたオーストラリアの高校生。祖父母の代にイタリアから移住してきたアリブランデイ家、自分と同じ高校生で未婚の母となり一人でジョシーを育ててきた母と二人で暮らす。学校の帰りによる事になっている祖母はちょっと苦手。秀才のジョーにちょっと憧れているけれど、親友という感じ。隣の高校のカッコいいけど不良っぽいジェイコブと付き合う事になる。
    生まれて初めて会う事になる父親、ジェイコブへの気持ち、大学受験、多感な時期に、母や祖母の青春時代と比べ、自分や周囲の友人・ボーイフレンドたちとの関わりを通じ、ジョシー自身の生き方を探る。

    アリブランディ家3代の女たちの生き方を知り、自分を捜すジョ

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    2013年04月13日
  • アリブランディを探して

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    ティーンエイジャーの女の子の自分探しの話。
    イタリア系のオーストラリア人で、母は未婚のまま自分を出産したという複雑な家庭に生まれた少女が、初めて会った父や友情、恋愛を通して、今まで考えていた自分という枠を超えて自分を解放していきます。
    青春物語ですが、オーストラリアでもこのような人種差別があるのだということを初めて知りました。
    人種やイタリア系という固定概念から抜け出そうとしながら中々上手くいかないあたり、現実感があるような気がします。

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    2013年03月26日