あらすじ
ジョセフィン・アリブランディは,恋に,大学受験に大忙しの,オーストラリアの女子高生.お母さんは未婚でジョセフィンを産んでおり,おまけにアリブランディ家はイタリア系移民.ジョセフィンは,他人から貼られるレッテル全てから解放されたいと,切に願っています.そこへ,一度も会ったことのなかった父親が現れ…….
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Posted by ブクログ
オーストラリアのYA小説。祖父母は移民、母は高校生で自分を出産した未婚の母。そして、実の父と名乗る人物が現れ……青少年の普遍的な悩みなどが、書かれており、YA世代には良い作品ではないかと思う。
Posted by ブクログ
祖先が移民であること、母が未婚で自分を産んだこと、といった差別に加え、厳しい祖母と学校のシスター…ジョシーの毎日は悩みでいっぱい。
高校生活の悩みや葛藤がよく描かれた作品だと思いました。
Posted by ブクログ
ジョシーは大学受験を控えたオーストラリアの高校生。祖父母の代にイタリアから移住してきたアリブランデイ家、自分と同じ高校生で未婚の母となり一人でジョシーを育ててきた母と二人で暮らす。学校の帰りによる事になっている祖母はちょっと苦手。秀才のジョーにちょっと憧れているけれど、親友という感じ。隣の高校のカッコいいけど不良っぽいジェイコブと付き合う事になる。
生まれて初めて会う事になる父親、ジェイコブへの気持ち、大学受験、多感な時期に、母や祖母の青春時代と比べ、自分や周囲の友人・ボーイフレンドたちとの関わりを通じ、ジョシー自身の生き方を探る。
アリブランディ家3代の女たちの生き方を知り、自分を捜すジョシー。大学受験や将来の自分を悩み、ボーイフレンドと自分の生き方の違いに悩み、家族と自分のあり方に悩み…。後半には衝撃的な事件も起きるが、最後は自分らしさとは何かをつかみ取っていく。
日本とオーストラリアの文化の違いや制度の違いはあるけれど、この時期の迷いは共通なのでは。