キリーロバ・ナージャのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
日本の普通は普通ではない。
たった6カ国の学校のことを比べただけでも違いの数々に驚く。
それぞれの国で、学校で学ぶことの重きを置いていることが違うので、1つの教科を比べただけでも、授業のスタイルが全く異なっていたりする。
どの国が1番良いかではなく、それぞれに良さがあり、もしかしたら日本以外の学校の方が、自分は勉強が好きになれたかもという発見があったりもする。
多くの人の知る学校についてを、著者の経験をもとに比較することで、広い視野を持つことを教えてもらえたと感じた。
単純に違いを知ることも面白く、本のページ数や文字数も軽い感じなので、さらっと読みやすかった。 -
Posted by ブクログ
小一から中三までほぼ毎年国際転校し、ロシア・日本・イギリス・フランス・アメリカ・カナダの六カ国を渡り歩いたナージャさん。
ソ連レーニングラードに生まれ、今は日本の某広告代理店で、主にコピーライターとしてマルチに活躍されているそう。
言語も生活習慣も何もかも違う環境で、幼いころからどれだけの苦労をされたことか……人見知りをするタイプとのことで、相当に大変だったかと拝察しますが、広い視点で多角的にものを見て語る文面はとても前向きです。
努力家で芯の強いお人柄が透けて見え、大人になられてから本書を書かれたという事実と合わさって、この経験がご本人の中でものすごく太い根っこになったのだろうとお見受けしま -
-
Posted by ブクログ
なるほど。おもしろいなぁ〜。
様々な国で違う教育のこと。
例えば、えんぴつを使う国とペンを使う国がある。これは、どういう人材を育てたいかが違うからだ。
詳しく説明しよう。えんぴつを使うということは、消しゴムでやり直せるということである。何度でも消して、また消して答えを見つけるトライアンドエラーを大事にしている。言ってみれば、「書く力」を育てたいということだ。
では、反対にペンを使うということは、やり直せないということである。何を書くにも、まずは頭の中で構想を練り、頭の中で考えをまとめてからペンで書き出すロジカルシンキングを大事にしている。言ってみれば、これは「考える力」を育てたいといえる。
-
Posted by ブクログ
小中学校時代に6ヶ国の学校に通い、4つの異なる言語で学んだロシア人のナージャさんによって各国の教育の特色が分かりやすく書かれた本。
ナージャさんは現在、電通に勤務されているそうだが、世界コピーライターランキングで1位になったこともあるそうだ。
どの国の教育についても、批判的になることなく、その長所を興味深く捉えて書いてある。
1章は、通っていた当時の体験を織り交ぜてツアーガイド風に書かれている
2章は大人になったナージャさんが、それぞれの国の教育を振り返り、どのように感じているかが書かれている。
また、珍しい体験をしてきた自分自身について、客観的に見つめ、どのように問題に対処してきたかなども -
Posted by ブクログ
ソ連で生まれ、両親の転勤にて6カ国の学校でそれぞれの国の価値観のもと教育を受けた著者の体験を紹介している本です。
小学校の座席が国によって違い、それぞれのスタイルに理由がある。こんなこと知ろうとしたこともなかったのでちょっと衝撃でした。
(日本)一人がけ・・・先生との会話がメイン 真剣に聞く
(ロシア)2人がけ・・・男女ペアの協力体制
(フランス・アメリカ)円形で向かい合う・・・生徒中心。議論を促進させる
(イギリス)5、6人がけ・・・グループで協力しあいながら意見をまとめる
(アメリカ)自由に座る・・・気分のメリハリをつける
どの国のスタイルが正解というわけではなく、違いがあるだけ。
-
Posted by ブクログ
私たち夫婦は、3年前にペスカタリアンになり、2年間かけて徐々にヴィーガンになっていきました。
しかし子どもたちには、どういう食を選ぶのか、自分自身で判断してほしいと思っています。
その判断ができる年齢に成長するまでは、私たちの思いを無理に押しつけたりしないようにしようと思っています。
いつも仲良くしている友人のなかには、豚肉を食べないようにしているユダヤ人や、グルテンフリーの食品しか食べられない友人がいます。
私たちがどうしてお肉を食べないのか、私たちの友人がどうして豚肉を食べなかったりお好み焼きを食べなかったりするのか、子どもたちがちゃんと理解するまでにはまだ時間がかかると思います。
この -
Posted by ブクログ
面白かった!
これは良書だと思う。
1人の少女が6カ国の学校で体験したこと、感じたことがテーマ毎に綴られています。
筆記用具、座席、体育、学年、ランチ、数学、テスト、水泳、音楽など国による違い。
そして大人になったナージャの発見。
とにかく「へぇ~」が止まらない!
文化の違い、価値観の違い、学びの場において何に焦点をあてて重きを置くのかーー。
国によるその違いがとても興味深いし、何が“正しい”とかではなく様々な考え方があることを知り、そして気づかされる。
「ふつう」は国によって変わる。
「ふつう」は個性。
子どもから大人まで楽しめる作品。
ブレディみかこさんの著書はまだ難しい世代でも、 -
-
-
Posted by ブクログ
えんぴつ 日本、イギリス、アメリカ、カナダ
トライアルアンドエラー
ペン ロシア、フランス
ロジカルシンキング
ペンは消せないからじっくり考える
ツールを変えればアウトプットが変わる!
ロシアは個人戦
フランス 小さな国連
日本 みんなが選んだが重要
ロシア 1番背の高い人が前 背が高い 運動神経が良い 後ろの人がのびる 見本になれる
ダンス、歌、1番上手い人が前
日本 背が低い順 みんなが見えないでしょ 思いやり
カナダ 計算機持ち込み可 ミスのない計算能力より、このテーマの数学の仕組みをちゃんと理解できるか、その上で問題の解き方を知っているか、をみている 公式も上に書いてある
選択式の問