あらすじ
この本を手にとったあなたは、もしかしたらロールモデルがいない一人かもしれない。
あるいは、大切な人、身近な人がロールモデルがいなくて困っている一人なのかもしれない。
もちろん、どちらでもないけれど、常に新しいことに興味を持っているあなたもウェルカム。
この本は、子どもの頃、あるいは、ティーンエイジャーの頃に、ロールモデルがいなかった12人の
ルーツが異なる仲間たちが、自らのライフストーリーをシェアすることで、次の世代にヒントとエールを贈りたい
という想いから生まれました。
ソ連(当時)で生まれ、両親の転勤で日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダに転校、
各国の地元校で教育を受けた著者ナージャが、自身と似たような「周りの子や親とはルーツが違う中で育ってきた人」に話を聞き、
今、日本で同じように周りと違うルーツを持つ子どもたちや、そのような子の周りにいる人々へのメッセージをまとめました。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
さまざまなルーツを持つ12人のそれぞれの人生の物語。
無意識な差別や無理解、誰もがみんな異なるルーツ、背景を持っていること、わかっていたつもりだったが、改めて12人の人生を読んで、自分の世界や認識の狭さに気付かされた。
この本だけでも12通りの人生や考え方があるので、読者それぞれでも刺さるところが違って面白いと思う。
☆4.0
Posted by ブクログ
YouTubeの書き起こしのような本でした(悪い意味ではなく)。
軽い読み物として必要十分かなと。
親族一同"日本人"で、生まれも育ちも日本の生粋の"ジャパニーズ"の私では凡そ体験できない人生を経験した方々のインタビュー。
異文化交流のようで楽しかったです。
作中にあった「It's not good or bad. But it's just different.」。この考え方は、まだ1才の娘にも将来伝えていこうと思います。