水野梓のレビュー一覧

  • 名もなき子

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    前作『蝶の眠る場所』でデビューした水野さんの新作。本作は続篇というよりシリーズ2作目といったほうがしっくりくる。
    今回、美貴が追うのは、高齢者施設で相次ぐ不審死だ。首相官邸と衆参議長公邸には犯行声明が届き、社会部は独占取材に成功するが、殺人の実行犯ではないらしい。さらに無戸籍、育児放棄、性的虐待などを絡めながら物語は進む。
    早々に犯人の目星はついてしまってミステリーとしては弱いが、この国の抱えている問題が詳らかにされていく過程はさすがの一言だ。ただ、あまりに重苦しい背景に、(おもしろかった)と小さく書きたい。

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    2022年06月20日
  • 蝶の眠る場所

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    70すごく重いテーマで心が重くなるけれど、その中からも信仰心を持って相手を思いやり自制する姿にある種の感動を覚える。自死を選ぶ人が少なる社会を望む。(20250521再読)

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    2022年06月17日
  • 蝶の眠る場所

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    内容的には凄く読み進めたくなる感じでよかったのに、最後の終わり方が残念。
    え、終わり?
    色々中途半端みたいな

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    2022年04月04日
  • 蝶の眠る場所

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    ある日、小学生の男児が学校の屋上から転落死する。取材にあたったテレビ局の女性記者はいじめによる自殺を疑う。取材を進めると、男児の母の父(つまり男児の祖父)は、かつて冤罪(えんざい)が疑われていた事件の被告で、その後死刑になっていた事実を知る。転落とかつての冤罪事件は関連しているのか
    冤罪で死刑になった男の最後の言葉冤罪だと最後まで良い続けていたが沢木が持ってきた手紙を見て自分の罪を知ることになる。
    罪の連鎖…

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    2022年02月13日
  • 蝶の眠る場所

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    面白かった!
    事件についての描写もそうだが、働く母としての描写もよかったです。
    最後、冴木さんとは、結ばれないのかな?そこまで書かれていたら、出来過ぎかな。

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    2022年01月29日
  • 蝶の眠る場所

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    本書がデビュー作となる水野梓さんの社会派ミステリー。小学校の屋上から落ちて亡くなった小学生と、一貫して無罪を主張し続けたにも関わらず刑を執行された死刑囚が物語の発端となる。この2つの事件を結びつけるのはテレビ局の女性ディレクターで、シングルマザーの苦労も織り込まれる。彼女の丹念な取材から驚きの真実が浮かび上がる。新人離れした文章力と緻密な構成で飽きさせない。贖罪の意味を考えさせられた。

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    2021年07月03日
  • 蝶の眠る場所

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    東京都町田市で起きた小学生の転落事故。事故として警察は処理されたが、母親はそれに疑問を呈し、いじめで殺されたんだと主張する。その母親を取材していたテレビ局の記者は、さらに調べていくうちに母親の父が、以前誘拐殺人事件の死刑囚であることを知る。後に死刑囚は処刑されたが、その直前まで、やっていないと主張し続けていた。
    2つの事件は繋がっているのか?報道記者が、その真相に迫っていく。


    作者の水野さんは、日本テレビの報道局経済部のデスクとして働いている現役の報道記者として活躍されています。
    報道によるドキュメンタリー番組にも携わっていたこともあり、この作品でもそういったドキュメンタリー番組作りが描か

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    2021年05月08日
  • 名もなき子

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    「蝶の眠る場所」の記者榊美貴の続編。
    高齢者の医療・介護問題、尊厳死、優性思想、無戸籍児、DV、性虐待含む虐待、、、社会問題てんこ盛りです。
    作者の書きたい事や伝えたい事がいっぱいある気持ちは伝わってくるのだが、、

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    2025年06月10日
  • 彼女たちのいる風景

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    彼女たちのいる風景
    水野梓さん

    大学の同級生の親友。
    三人三様。
    それぞれの胸の内が赤裸々に描かれている。
    隣の芝生は青く見える。

    胸が痛くなる描写もあったけど、
    おもしろかった。


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    2024年09月20日
  • 金融破綻列島

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    金融破綻列島というタイトルにハードな内容を期待したが、金融庁に勤める小説主役の香月彩の描き方が幼すぎ、金融庁同僚もかなり緊張感のない描き方なので、金融破綻列島と書かれても緊迫感の無い小説だった。
    私怨や偶然や過去の繋がりが物語にプラスになったとは思えなかった。
    著者の「蝶の眠る場所」は面白かったんだけど…。

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    2024年09月05日
  • 蝶の眠る場所

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    「冤罪」「死刑」「少年の自殺」どれをとっても重いテーマ。
    点と点で起きていた事件が線で繋がってしまった。
    物語は過去と現在を行ったりきたりしながら、事件の全容を見せていく。
    伏線が散らばっているので、回収したくてどんどん読んでしまう。
    たくさん内容がありすぎて、結局、終わり方は淡々としてしまった感はあったけれど、読み応えは充分ある。

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    2024年06月27日
  • 彼女たちのいる風景

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    作中の彼女たちと同年代の私としては響くものあり。最後は少しご都合主義的展開かもだけど割と好きな作品だった。

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    2024年04月12日
  • 彼女たちのいる風景

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    中盤まではリアルティ溢れて
    とっても面白くて、
    共感しきりだったのだけど、

    終盤、全てがうまいところに収まって、
    結局誤解や勘違いだったのねみたいな、
    そんな『めでたしめでたし』みたいな終わり方が
    なんか納得できないというか、
    現実味がないというか、
    いまいちスッキリしない読後感でした。

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    2023年01月20日
  • 名もなき子

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    無国籍、児童虐待、命の価値、トリアージ、AI。現代における様々な問題が盛りだくさんだった。どれも重たい話なのだけれど、さらっと書かれているので読後ずっしり来るという感じではなかった。それぞれの問題についてもう少し掘り下げてほしかったけれど、これだけ詰め込むならこれくらいがちょうどいいような気もするし…なんだかモヤモヤ。

    命の価値は、正直どれだけ考えても答えが出ない問題だ。生産性のない人は生きている価値がないとまでは思っていないけれど、自分自身が生産性のない立場になったら、それは生きている価値がないと感じるだろうな、とは思った。

    それと、犯人の動機や母親の選択の理由がイマイチ理解できなかった

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    2023年01月09日
  • 蝶の眠る場所

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    蝶の眠る場所
    水野梓さん。

    おもしろかった。
    着地点が、見えず。
    どうなるのだろう?と、
    先が気になり、読み進める。

    悲しい。話だけど、
    希望もあり、
    良かった。


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    2022年11月29日
  • 蝶の眠る場所

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    初めての作家・水野梓さん。
    日本TVの記者として入社、その後警視庁担当を経て
    経済部デスク兼「深層NEWS」キャスター
    冤罪事件を扱った番組制作によって死刑執行後の家族やその後について世に問いかけるには小説しかないと思い執筆を始めたらしい。

    小学生の屋上転落…事故?自殺?他殺?
    その取材をする中ですでに死刑執行されたある事件に辿り着く…

    着想はすごくいい。
    冤罪、過去との繋がり…そういう作品は出つくした感がなきにしもあらずですが。

    面白かったですが何か足りない(*´-`)

    記者が事件を追うと言うストーリーは久しぶりに読んだ気がするけど…
    何だろうか?ルポタージュ感にドラマ性を足してはい

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    2022年11月11日
  • 名もなき子

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    映画のプロローグを観るような幕開けから,現代の世相を織り交ぜながら,ストーリーは進む.
    一言で言って,面白かった!
    でも,このタイプの作品が世の中に溢れすぎているのも確かで,今日的な,この「階層」にスポットをあてる作品.
    とても重要なテーマだし,それだけ作品にする必要のあるテーマなのだと思う.でも…
    切り口が意外と似通ってて「あーそれね」感が多少….
    あと,そこが描きたいところじゃない,ということかもだけど,犯人の内情にもう少し深く踏み込んだ方が良いよね,というのも最近の「流行りの」作品群に思うところ.
    読者の感性に委ねるのもいいけど,筆者の描きたかったことを伝えるのにはそこ,重要な誘導じゃな

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    2022年07月31日
  • 名もなき子

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    老人の残った機能は出来るだけ使わせた方が良いが、面倒なのでついこちらがやってしまう、というのは考えさせられる。

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    2022年07月22日
  • 蝶の眠る場所

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    報道記者という経歴を十分に活かした作品。
    テレビ局社会部の記者である主人公が、左遷された視聴率も低く予算もないドキュメンタリー番組のチームで地道な調査報道をしていくという物語。

    シングルマザーの働き方、作り上げられる冤罪、死刑制度への問題提起など作者の考えを色濃く映す社会派ミステリ。
    なんだけど、一報道マンが数ヶ月調べてわかることを当時の捜査本部が突き止められないということに疑問。いくら冴木の作意があったにせよ、直接的には何か捏造したわけでもないのに冤罪になって死刑?
    そしてそんな特殊な事件を引き合いに出して死刑反対って、納得のいく論理展開ではないな〜。
    ただ、検察が集めた証拠のうち都合のい

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    2022年06月23日
  • 蝶の眠る場所

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    面白かったけど、何かが足りない。そう複雑でもないのに読みにくい。
    清水潔の「殺人犯はそこにいる」のフィクション版のような感じでした。

    できる女性特有のケンケンした感じが全ページに渡って襲ってくる感じが苦手なのかなぁ。取り扱っている内容は面白いだけに残念。

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    2022年06月21日