水野梓のレビュー一覧
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殺人事件関係者の心と向き合う臨床心理士の話。ミステリ風味。内容が重いせいか結末に物足りなさは感じる。善悪観ははっきりしており、グレーを許容するものではないのが私には残念。Posted by ブクログ
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人と人を隔てる深く険しい谷を越えられるものがあるとしたら、ただ一つ、想像力ではないか。
想像の翼を広げることで、人はいつか、互いを隔てる深い溝を越えることができるかもしれない。Posted by ブクログ -
読み進めるのが辛い話だったけど、相談者に真摯に寄り添う臨床心理士 藍の姿勢に好感が持て、とても読み応えがあった。
加害者を産み育てた母親の苦悩、悔恨、悲しみ‥心の叫びが綴られた聡美の日記に、同じ母親として胸が痛んだ。
白黒つけず、簡単に答えも出ないグレーのまま。そこに救いを感じる読後感。Posted by ブクログ