前田海音のレビュー一覧

  • 二平方メートルの世界で

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    一生懸命、伝えてください。
    私も、一生懸命、聞かせていただきます。

    まだまだ、知らないことばかりです。

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    2024年05月06日
  • 二平方メートルの世界で

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    編集もあるとしても、これだけ力のある文章を書けることにただただ感心してしまった。とても強烈で、言葉に重みがある。「選んでほしくなかった」ってそりゃそうだよなと思う。

    やる気が出ないとか言ってないで、やらなきゃいけないんだなと思わされてしまった。

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    2024年01月27日
  • 二平方メートルの世界で

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    先天性の脳疾患のため、入退院を繰り返す前田海音ちゃん、小学3年生が主人公の絵本…。入院すると、たて約2メートル、はばは約1メートルのベッドの上が海音ちゃんの生活のすべてになる…。家族に負担をかけているのもわかっているけれど、どうして自分だけが病気で孤独に耐えなければならないのか…。でもそれを口にしても仕方がないから…ただひたすら我慢…そんな中、ふとしたことがきっかけで海音ちゃんの気持ちに変化が生じる…。

    病気に苦しんでいるのは自分一人きりではない…今の自分だから、自分以外の病気で苦しんでいる子供達も、生きていることの素晴らしさには気づきにくいことを知っている…だから病気のことを自分の胸の内に

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    2023年01月09日
  • 二平方メートルの世界で

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    小学3年生のある女の子が書いた作文が元になっている絵本です。とても冷静に自分や周囲の人のことを描いていることに驚きます。冷静で、そして、周囲の人たちを想っていることがわかります。

    私が小学3年生だった頃、こんなふうに生きられていただろうか。自分だから気づいたこと、感じたことを見つめて整理して、何を伝え、何を言わずにのみこむか、ここまで誰かを想いながら考えられていただろうか。と思いました。
    大人になった今でも、なかなか難しい。

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    2022年12月23日
  • 二平方メートルの世界で

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    子どもはきっといろいろ感じてると思う。
    この絵本はお母さんお父さんにも読んでもらいたいなぁ。
    入院したことがある人はきっと感じたことがある孤独。子供だけじゃなく、大人もおじいちゃんおばあちゃんも。そんな時この絵本を少し思い出してもらえるとちょっとでも1人じゃないことに勇気づけられると思う。

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    2022年12月08日
  • 二平方メートルの世界で

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    この話は札幌に住む小学3年生が書いた作文に、はたこうしろうさんの絵が加わった話。海音ちゃんは生まれた時から脳神経の病気で、3歳の頃から入退院を繰り返している…


    病気は、予防することはできるけれど、
    絶対にかからない人なんていない。
    その人は悪くなくても、その人の体を乗っ取って
    その人の人生を操ってしまう。


    海音ちゃんのように苦しんでいる子たちが、
    少しでも状態が良くなってほしいです。

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    2022年09月24日
  • 二平方メートルの世界で

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    ネタバレ

    辛い検査を受けてももっと辛い検査をしている子のことを思って泣けないという著者。それを、読んでる側の大人が泣いちゃいかんと思いつつやはり涙が出てしまいます。

    著者が小学三年生であることにまず単純に驚きます。どれほど辛くて悲しくていろんなものを諦めてきていても、自分のために様々なことを我慢したり一生懸命してくれたりする家族を思い、時に口から出そうになる恨みや願いを飲み込んでいるというその精神がとんでもなく成熟していることに。
    それまでになるほど海音さんは孤独の中で何度も何度も自分の有り様について考えてきたのだろうとお察しします。ほんの九歳の子がこれ程のことを考える苦しみを思うと、…もう言葉もなく

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    2022年03月23日
  • 二平方メートルの世界で

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    文章は、書いた当時小学校3年生(現在はもうすぐ6年生かな)の、持病で3歳の頃から入退院や通院を繰り返す北海道の女の子。
    いろいろな気持ちが綴られている。
    いろいろなことを我慢して、家族の負担やもっと重い病気の子を思えば我慢してることを言うことすら我慢して。
    病院のベッドのテーブルの下をふと覗いたところ。
    涙が堪えきれなかった。
    「二平方メートルの世界でまた、わたしらしく生きていく。オーバーテーブルにではなく、心に言葉をきざみこむ。それがだれかに届くかもしれないから。」
    届いたよ、ありがとう。
    あきらめなければならないことがあっても、不自由なことがあっても、自分らしく生きていくことはできるよね。

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    2022年03月20日
  • 二平方メートルの世界で

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    どれほど泣いたのだろう。
    どれほど絶望したのだろう。

    大人の私が想像しても想像しつくせない世界にいるんだろうな。
    でも、前を向く彼女がまぶしい。
    この本を自殺にあこがれる子ども達に手に取ってもらいたい

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    2022年03月07日
  • 二平方メートルの世界で

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    心が動かされた。
    病気をもつことで、将来の夢や目標を持ちにくいこと、持ったとしても断たれやすいことなども小学校3年生の言葉から考えさせられた。人との関わりを豊かにもつことができているからこそ、ここまで自分のことや家族、同じく入院してきた子たちのことを考えられるのだろう。

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    2022年02月12日
  • 二平方メートルの世界で

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    入院ベッドの世界での少女、子どもたちの想いが、あふれるように伝わってくる。この世界を表現している絵も素晴らしい。

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    2022年02月06日
  • 二平方メートルの世界で

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    前田海音さんが3年生の時に書いた作文が基になっています
    病気で何度も入院しなければならない子供の気持ちが丁寧に描かれています
    この文章を3年生で書ける
    書けてしまう達観した気持ちにならなければならない病気の過酷さ
    それでも前を向こうという気持ちになりました

    読み聞かせ時間は11分半
    最後の本ができるまでまで読むと13分弱です

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    2022年01月09日
  • 二平方メートルの世界で

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    表紙の、ベッド枠に手をかけて颯爽とたたずむ少女の力強さに引き込まれました。
    「二平方メートルの世界」の孤独に押し潰されそうになりながら、堂々と自分らしく生きようとする勇気が美しいお話です。
    頑張れ。
    と、こちらが応援されている気になります。
    素敵な絵本をありがとう、そう伝えたいです。

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    2021年09月26日
  • 二平方メートルの世界で

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    心にグッとくる絵本だ。
    幼少の頃から入退院を繰り返している女の子。
    その女の子が小3の時に書いた作文をもとに、はたこうしろうさんが描いたものだ。
    「二平方メートルの世界で」の題名に凝縮されている女の子の気持ち、そしてその家族の気持ちを考えるといたたまれない。
    落書き、消されませんように。
    そして、治療を受けているすべての子どもたちの未来がピカッピカに輝きますように。

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    2021年06月06日
  • 二平方メートルの世界で

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    この本を読んだ理由は、赤木かん子さんの絵本紹介本に載っていて、すごく気になったからです。

    脳神経の病気で入退院を繰り返す海音(みおん)ちゃん。この作品は、彼女が小学3年時に書いた作文をもとに作られたそうです。

    自分が何故この病気になったのか、
    検査のため行動制限、
    普通の人とは同じようなことが自分にはできない…
    でも、周りの人に迷惑をかけるから弱音は吐けない。ものすごい孤独感。
    彼女の心の叫び、葛藤を想像して、とても胸が締めつけられました。
    まわりに弱音が吐けないのは本当に苦しい。すごく共感できました。

    自分が過去に入院したときのことを思い出しました。
    モヤモヤする気持ちを紙に書きなぐっ

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    2025年09月05日
  • 二平方メートルの世界で

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    入院ベッドの備え付けの
    テーブル裏のメッセージ。
    ひとりじゃないよ…って
    どんなに励まされたことだろう。

    今、この本を読み終えた瞬間も
    病室で海音ちゃんと同じ想いを
    している子が居ると思うと…
    "大丈夫だよ、安心して。一緒に頑張ろう!"
    とエールを送りたい気持ちでいっぱいに☺︎

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    2025年06月15日
  • 二平方メートルの世界で

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    病室で過ごす毎日の孤独さや苦しさが
    言葉で表現されている一冊。

    自分を責めたり、友だちのことを羨ましく思ったり、どうしていいかわからないやるせない気持ちが込められているなと感じました。

    私は経験をしていない分、どうしても気持ちを全部わかることはできないかもしれないけど、せめて受け止めることはできるようになりたいと思いました!

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    2023年10月10日
  • 二平方メートルの世界で

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    ちょっと話題になりましたね。

    闘病中の小学生御本人の文章、ということで、揺るぎなき強さがあります。救いがあるわけではなく、むしろ絶望と格闘しているように読めるけれど、絶望と闘うということは、生きることを諦めていないわけで、それが救いだとも言えます。
    校正は入っているだろうけれど、しっかりした文章で、物書きを目指されたら良いのではないかと思います。

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    2023年02月20日
  • 二平方メートルの世界で

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    「第11回子どもノンフィクション文学賞」(福岡県北九州市主催)の大賞受賞をした札幌の小学3年生作文を元にした絵本。

    病室のベット周辺が自分の世界。
    家族への負担を気にしたり、小学3年生だけど、色々なことが理解できている。
    病気であることへの不安など、病室の孤独、小学生ながら色々と我慢して、周りの人に言わないようにしている。
    そんな未音ちゃんがベットで発見したものは。

    こんな状況や気持ちを整理して書かれていて、元となった作文も、本当によくかけた作文なんだろうなと。
    だからこそ、幼ないながらも、必死に生きる作者の切ない気持ちが伝わる。

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    2023年01月29日
  • 二平方メートルの世界で

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    良い本です。病床六尺を思い出しますが、升先生は、鬼気迫っていて感動しますが、こちらは、打って変わって、優しく、思いやりにあふれています。小学校三年生の時に書かれた作文が基になっているとありましたが、その後数年経て推敲されたととらえても、非常に客観的に自分を見つめて、落ち着いて表現されていると感じました。心の中を表現しながら、それでも決意と思いやりを感じる一冊でした。

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    2022年06月03日