かとりまさるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本はかとりさんの一連の流れで知りました。
でも、普通に面白かったです。
ていうか、テイストとしては、ヒカルの碁に似た
感じ。女の人原作の少年誌の棋士漫画だしね。
ていうか、まさしくツボを的確についてきていて、やられた、みたいな爽快感すらあります。いちいちアイディアが小憎らしい。
やはり素人とは一線を画してるんだな。
特筆すべきは、見せ場のうまさ。
とんでもポリス時代から、それはきちんとしていたけど、それは健在。
あと、修羅場を潜り抜けたせいか、女の子に凄みが出るようになりましたね。
欲を言えば、大人の男に深みがありすぎて、少年達が薄くなりがちな感じ。
特に斉藤君… -
Posted by ブクログ
ネタバレある夜起きた惨劇…両親が殺され、ひとり、生き残った4歳の娘。
犯人が捕まらぬまま、7年の歳月が流れた。
事件のショックで言葉を失った少女・紫音は女流棋士を目指し、将棋に励んでいた。
現実か夢なのか飲み込めなかったあの惨劇の夜、僅かな時間対峙した犯人は将棋の駒を並べた。
あの手は将棋を指すひとの手だ-紫音はそう感じ取っていた。
真実は将棋と共にあるのかもしれない。
少女棋士たちの闘い、そして、過去の事件がまた動き始める…。
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『しおんの王』は将棋を指す少女のお話。
まだ11歳の紫音、彼女とあまり歳の変わらない少女たち―。
彼女たちの指す将棋はけして遊びのためのものではない。
勝負の -
Posted by ブクログ
「しおんの王」は、メインストーリーである棋士たちの物語と、しおん自身の過去の殺人事件の物語と、2つのストーリーが絡み合っていて、他のこういう話にはない緊張感があります。
それときっと、歩が、男であることを公表して将棋を指すというドラマも、きっと入ってくるのだと思います。
けっこう、羽仁兄弟が、現在、過去のどっちにもからんできそうで怪しいとか思いますが、さすがに、そのときは、羽仁兄弟も子どもか……。
犯人、なんとなく、歩にも似てる気が(もっと、ありえねぇ)。でも、歩のお父さんって、謎の人なんですよねぇ。お母さんしかいないし。
もしかすると、お父さんは棋士だったのだろうか?
しかし、こういう -
Posted by ブクログ
人とあんまり将棋をさしたことのない「天才」のお話って、どっかでよんだことあるなぁ……と思っていたら、多分、「月下の棋士」ですねぇ。
「しおんの王」は、あそこまでぶっとんでいないけど(いや、フィクションとしてぶっとんでいるところはあるのですが…)、たしかに、かさなってくるところはあります。
人の表情や、余裕という情報が、自分の手を鈍らせる……。では、その情報が不純でいらない情報化というと、実はそうでもない。
人と人が向かい合って打つ、顔をつけあわせて打つということの怖さや、そして、楽しさは、こんなところにあります。
しかし、歩ですが、女の子の時と、男の子の時と、骨格が違う(笑)背も男の時