ポール・ナースのレビュー一覧

  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    たまたま書店で手に取り購入。感銘を受ける。
    細胞、遺伝子、進化などのわかりやすい解説、ノーベル賞受賞学者の地道な研究の積み重ねや成果が出た時の喜びなどがよく伝わる。後半では科学によって生み出される生命の知識の深化がもたらす我々の未来を展望し、生物とは何かについて自論を展開する。一文一文が深い頷きをも...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    本人によると、生命とは自然淘汰を通じて進化する能力、としている。細胞、遺伝子、自然淘汰による進化、化学としての生命、情報としての生命の5つに分けて説明している。非常に分かりやすいので、生命のついて語る際には必需品であろう。
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    地球にはたくさんの生命が存在しているが、人間だけが理性を使って生きることについて考えることができる。だからこそ、我々は地球の生態系を守る責任があるのだ。これからも益々科学は進化し続けるが、人間自身も生命とは何かを理解し続けなくてはいけない。
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    生命とはなにか?この壮大なテーマに対し、科学の歴史ではこう考えたというアプローチ方法で説明を試みる。
    本当に自分自身のことを不思議に思ってしまう。
    この「生きている」という感覚は、本当に何なのだろうか?
    その根源は何で、一体どう説明したらよいのだろうか?
    分子、細胞から始まり、遺伝子を通じての情報の...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    わかりやすく書いてくれているが、私には難しいところが多々あった。それでも充分に、生命の複雑で緻密でシンプルな小さくて壮大なすごい世界を感じた。
    現在も蔓延るコロナについても書かれている。
    どんなに科学者が人類全体の為に頑張っても、知識もなく聞き入れる耳もない大衆に無駄にされてしまう悲しさ、悔しさ。何...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    生命は場所、すなわちつながりと関係性の総体だという考えをまとめたいと思っている私にとって、素晴らしく示唆に富み、考えを後押ししてくれる内容だった。
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    この素晴らしき生命というもの。

    ノーベル賞受賞者による生物学の本。親しみのわく語り口で、少年時代の思い出を楽しく読んでいるうちに、自分も一度は考えた「生きているとは?」「生命とは?」という問いを一緒に解きほぐしていくことができる。中学1年生で頬の内側の細胞を観察したことを思い出した。あの時、自分の...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    ノーベル生理学・医学賞を受賞した生物学者ポール・ナースさんの書籍。

    細胞とは何か、遺伝子とは何か、進化とはどういことか、そして、今私たちが「生きている」と思っているものの基本的な仕組みがどうなっているのかを、非常にわかりやすい柔らかい言葉で書いてありました。

    そして、それを踏まえて「WHAT I...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    メモ:「細胞」「遺伝子」「自然淘汰による進化」「化学としての生命」「情報としての生命」。

    生命とは①生殖し、遺伝システムを持ち、システムが動的(変動可能)な、②(細胞などで)物理的に区切られた、③化学的・物理的・情報的な機械的構造をもつもの。
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    タイトルで思わず手に取ってしまった本。語り口も柔らかく、内容も初心者向けでよい。タイトルへの答えも著者としての回答をきちんとしている。良い本です。
    章で分けて説明していくのもわかりやすい。生命とはなにかは明確な答えのでないとてもむずかしい問題なんだなと改めて思う。コンピュータやシステムが難しいと言わ...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    シュレディンガーの著書『生命とは何か』のオマージュという事だが、原作を読んでいないので、関係性が分からず。ただ、そのテーマを考える時、シュレディンガーが生命の秩序を保つ上で「遺伝」の重要性を指摘する他方、著者のポール・ナースは、ノーベル賞受賞者であるハーマン・マラーの定義「進化する能力を有するもの」...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    生物の目的は「自分を永続させること」にあり、その方法は「生殖」し「遺伝子を残すこと」。つまり生物としての人間が人生でやるべき唯一のことは、遺伝子を残すことだと解釈しました。一方で、生物は自然淘汰によって進化し、その進化は「生き残れなかったものたち」のおかげでもある、とも書かれていました。自分が後世に...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    「生命とは何か」というワードで検索するとたくさんの本がヒットする。それだけ普遍的かつ根源的な問いなのだろう。本書はそれらの類書の中で大きく二つの特徴がある。最新の知見まで網羅している一流科学者による最新の著書であるということと、想定読者の間口をかなり広く取ろうとした、ある意味入門書であるという2点で...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    What is life?というと、人生ってなんだろう?。この年になると、哲学的な問いではなく、これまでを振り返って、何かしら、思うのですが。
    What is life? を、生命とは何か? 地球全体の歴史とロマン、そしてこれからの課題。となって、何かとってもイイねって思いました。
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    2001年にノーベル生理学・医学賞を受賞した著者が、「生命とは何か」という根源的な問いに対して、細胞・遺伝子・自然淘汰・化学反応・情報処理という5つの観点から解説した一冊。

    著者は、生命とはその最小単位である細胞において、シグナル伝達経路がもたらす情報が示す外部環境の変化に応じて、DNAに保管され...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

    科学の観点から生命について論じていて、迷信やこじつけなどを頼りにするのではなく科学によって物事を公正に見ることで人類や地球にとって真っ当な判断をしていこう。
    (例えば抗生物質を適切に内服しなかったり、臨床試験で効果や安全性が証明されたワクチンを批判して打たないことは倫理的に問題である。自分と家族の...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    大変読みやすく理解できます。「生命」とは「自然淘汰による進化によって、情報が暗号化された高分子の周りに築かれた、自律的で化学的かつ物理的な」モノだそうです。生命の本質が「化学反応」と「暗号化による情報伝達」というのは、私にとって新しい認識でした。これが35億年前に起きた「一回限りの奇跡」とは凄い。そ...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    再読
    時々こういった生物的なジャンルの本が
    読みたくなる
    エッセイ的で面白く読める箇所と
    ちょっと難しいなという箇所と
    ふわっと読んでおく
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    書かれている内容は半分くらいしか理解できなかった。勉強していくともう少しわかるようになると思う。
    わかりやすい語り口で説明される最新の「生命とは何か?」という問いへの科学的に正しい解答。
    生命とは情報である?的な?
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    後半が面白かった。前半の細胞、遺伝子、進化、DNAの部分は、わかりやすい言葉で説明してくれるが、なかなか頭に入らない。後半にコロナウイルスも含む現在の問題に対する考え方は納得感のあるものだった。特に生命とは何か?の章は、地球上での生命の始まりについて述べられており、とても壮大な物語だ。翻訳者のあとが...続きを読む