豊田直巳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
このブックレットはフォトジャーナリストの豊田直己さんが震災発生翌日から福島に向かい、事故直後の福島県の放射能汚染地域の中の様子を綴ったものです。
警戒区域として立ち入りが法的に制限される直前の東電福島第一原発から20km圏内で起こっていたこと、地震,津波で行方不明になっている人を見つけて遺体の回収を地元自治体に連絡・依頼した時のやり取りと瓦礫に挟まれ放置されるご遺体のことを思うと息が詰まりそうになりました。
幸いにも地震、津波の影響がほとんどなく無事で良かったと安心し、避難してくる人々を迎え入れていた飯舘村の人々が住まいを追われ,仕事を奪われ,地域のつながりを壊され、自死を選ぶところまで追い込まれて行った人々の様子にはなんと言っていいのか、表現する言葉を見つけるのは僕にはとてもむつかしいのですが、著者自身の撮影された写真とともに伝えられています。
3年を過ぎた今もなお続く放射性物質による汚染とそれに苦しめられている人々、これからも続く被曝への恐れ、不安に思いを寄せ、ずっと忘れないでいなければいけないと強く思っています。 -
Posted by ブクログ
「長期にわたる電源喪失は考えられない」(かろうじて炉心融解を食い止めた福島第二原発では重い送電線を60㎝ごとに人が支える人海作戦でしのいだのだった)、「ほとんど起こり得ないようなリスクに対処していたら切りがない(民主党の『事業仕分け』)」、安全と唱えるうちに自ら信じた『安全神話』で「レベル7」の事態に。(民主党だけを責められない、死者も出た東海村日本の《言霊思想》で不吉なことは口にすまいと思考停止していた。原発事故緊急事態処理指令所という言葉を避けた「オフサイトセンター」は放射線量が高くて使用できず。)避難計画も被爆対策も全くなし(避難者に食糧与えられず、避難「餓死」さえあった)
「計画停電」(無計画に信号機を消灯だけでも死者が複数でた)の無様は忘れられたかに都心はパチンコ屋さえ煌々と灯りを点していた…
フクシマ事故処理の核心である“融解核燃料取り出し”までには数十年かかり俺はまず見られない、技術開発の目処は立っていない。
さらに恐ろしいのは軍用核。事故あるいは自爆敢行するテロリストの手に渡ったら?
朝鮮戦争でマッカーサーは黒龍江以北に逃げ込む“中共義勇兵”に手を焼き“核のチリ”を撒いて通過不能にすることを提案した。ソ連に原爆があって報復の恐れが無ければ敢行されたかも知れない。米軍により統一を得ようとした李承晩、外患を呼び込んだ金日成の罪は重い。干渉しないと米国を甘く見た?)。核廃絶は人類の課題だが、核のない北朝鮮は中国へ脅迫の材料も無くなり食糧不足最低国となる、誰が正恩を説得する? -
Posted by ブクログ
2021.5.1
息子と一緒に読みました。
普段読んでる本とは違うワード もたくさん出てきていろんな話ができました。
息子は聞きながらよく●○ってなに?と聞きました。
こちらも「いい質問だねー」と、普段あまり言語化しないワードについて説明することができました。
・原子力発電所って何だろう
(電気を作ってるんだ。でも目に見えない危険なものを使ってる。この事故で他の国では原子力発電所を止めたところもある。電気は他に何で作れるんだろう。水?風?)
・何で原子力発電所の事故で避難しなきゃいけないんだろう
・放射能って何だろう
・ガンってなに?
・解体ってなに?
・解除ってなに?
・卒業ってなに?(ちょっと知ってるけどちょっと教えて)
最後のページで寝ました。おやすみ。
ちなみに、本の中の5人も子供、みんなが凛という名前が入った子供でした。親近感。