あらすじ
自民党政権が復活し、原発推進の動きが息を吹き返している。しかし、福島原発事故は未だ収束の目途もなく、その傷跡による人々の苦しみは続く。被曝への不安、過酷な避難生活、仕事や暮らしを奪われ命を絶つ人――。震災直後から取材を続ける著者が、住民たちの声とともに、福島の現実をカラー写真とルポで鋭く描き出す。
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Posted by ブクログ
「長期にわたる電源喪失は考えられない」(かろうじて炉心融解を食い止めた福島第二原発では重い送電線を60㎝ごとに人が支える人海作戦でしのいだのだった)、「ほとんど起こり得ないようなリスクに対処していたら切りがない(民主党の『事業仕分け』)」、安全と唱えるうちに自ら信じた『安全神話』で「レベル7」の事態に。(民主党だけを責められない、死者も出た東海村日本の《言霊思想》で不吉なことは口にすまいと思考停止していた。原発事故緊急事態処理指令所という言葉を避けた「オフサイトセンター」は放射線量が高くて使用できず。)避難計画も被爆対策も全くなし(避難者に食糧与えられず、避難「餓死」さえあった)
「計画停電」(無計画に信号機を消灯だけでも死者が複数でた)の無様は忘れられたかに都心はパチンコ屋さえ煌々と灯りを点していた…
フクシマ事故処理の核心である“融解核燃料取り出し”までには数十年かかり俺はまず見られない、技術開発の目処は立っていない。
さらに恐ろしいのは軍用核。事故あるいは自爆敢行するテロリストの手に渡ったら?
朝鮮戦争でマッカーサーは黒龍江以北に逃げ込む“中共義勇兵”に手を焼き“核のチリ”を撒いて通過不能にすることを提案した。ソ連に原爆があって報復の恐れが無ければ敢行されたかも知れない。米軍により統一を得ようとした李承晩、外患を呼び込んだ金日成の罪は重い。干渉しないと米国を甘く見た?)。核廃絶は人類の課題だが、核のない北朝鮮は中国へ脅迫の材料も無くなり食糧不足最低国となる、誰が正恩を説得する?