アリスン・モントクレアのレビュー一覧
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戦後ロンドンで結婚相談所を営むアイリスとグウェン。ある日、アフリカ出身の入会希望者が現れる。流暢な英語を話す好青年だったが、一方で、グウェンの直感は彼の言葉が嘘だらけだと告げていた。さらにグウェンは自宅付近で彼に出くわし、つけられていると感じた。彼には結婚相手をさがす以外の目的があるのでは?元スパイと上流階級出身、対照的な女性コンビに危機が迫る!
今回も面白かったーー!短編も収録されていてそちらも良い。どんどんキャラクターの過去や心の動きが分かるようになってきて、今まで以上に感情移入しやすくなった。事件のからくりも上手いなあと思うし、ようやく我慢に我慢を重ねてきた女性陣がいろんな意味で反撃に転じたベインブリッジ家のこれからが楽しみだな~。ギャングのボスとも交流を重ねたグウェンがすっかりアイドル(?)と化しているのが面白い。アイリスもありきたりな男では満足できないでしょうから、結局このままくっつくのかしら。サリーの気持ちも結構びっくりしたので、二人の恋の行く先が気になります。 -
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シリーズ第二弾。
戦後のロンドンで結婚相談所を営む、アイリスとグウェンの元に、グウェンのいとこでエリザベス王妃に仕えるペイシェンスから、王妃が思いを寄せる、ギリシャのフィリップ王子の身辺調査を依頼されます。
なんでも、フィリップ王子の母上のスキャンダルを暗示する脅迫状が届いたということで・・。
元スパイのアイリスと、上流階級出身のグウェン。
性格も出目も対照的な二人が、それぞれのスキルと人脈を活かして事件解決に臨むこのシリーズ。
今回はロイヤルファミリーに関する依頼という事で、複雑な利害関係が絡みあう中、中盤での死体発見からの展開がグン!と面白くなりました。
アイリスとグウェンのウイットに富んだ会話も前回以上にパワーアップしており、お互いの信頼関係が深まっていく様子も楽しめます。
ちょっと意外だったのが、前作に登場した闇屋のボス・アーチーとアイリスが“ええ感じ”になっていた事ですかね。
ただ、まだちゃんとした恋人とまではなっていないので、金銭をチラつかせられると揺らぎがちな危うさがあるようですが、終盤でのアーチー一味の活躍はナイスでしたね。
そして、ラストで関係者が一堂に会しての謎解きは、なかなか圧巻で、“そういうことだったのか!”と腑に落ちるのと同時に、アイリスとグウェンのカッコ良さが光っていました。
という事で、主役二人が素敵なのはお約束ですが、今回はミリーがいい味出していました。あと前作に続きサリーもええキャラなので、味のあるサブキャラ達にもご注目です。
因みに、本書の解説で〈マギー・ホープ〉シリーズと〈英国王妃の事件ファイル〉シリーズが紹介されていたので、こちらも是非読んでみたいと思いました。
そして、勿論当シリーズの続編も! -
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ネタバレ戦後復興途中のロンドンで、奇跡的に戦禍を逃れた建物で、元スパイの特殊スキルを持つアイリスと、人を見る目を持つ専業主婦のグウェンのデコボココンビがタッグを組み、結婚相談所を運営するが、マッチングさせた女性ティリーが何者かに殺され、出会うはずだった会計士の男性トロワーが犯人として逮捕される。
トロワーの無実を信じる2人は、あの手この手で真実を手繰り寄せ、彼の名誉を回復しようとする。
個性的な2人の主人公は、魅力的だけれど、誰にも相談できない悩みを持っていたり、異なるタイプだからこそぶつかったり、協力しあって事件の真相に辿り着く。
続編が出ているので、完全に事件は解決せずに終わるのかと思いましたが、最後の方でスッキリ解決。
読んで良かったなと思いました。
2人には幸せになってほしい。
これを書いている時点で日本国内で3巻まで出ているので、続編も読みます。
年頃女性2人の読みやすくて軽快なトークや、緊張感いっぱいの本格推理が楽しめます。
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わたしたちが王子の身辺調査をするの!?――戦後ロンドンで結婚相談所を営むアイリスとグウェンに、英国王妃に仕えるグウェンのいとこから驚愕の依頼が。エリザベス王女が想いを寄せるフィリップ王子について、その母親の醜聞をほのめかす脅迫状が届いたという。英国王室の危機を救うため、ふたりは極秘で調査をはじめる。元スパイで頭脳明晰なアイリスと、鋭い観察眼と貴族の人脈を持つグウェン。対照的な女性コンビが仕事と謎解きに奔走!
前作が面白かったので楽しみにしていました。今回はますますパワーアップした二人が見られます。まさかの死体を発見するグウェンには同情しかないけれど・・・王室を巻き込んでのてんでわんやでスケールはさらに大きく、お互いに少しずつ喧嘩しつつも歩み寄っていいバディに育っている印象。最後の謎解き場面は圧巻でした。過去のスキャンダルをテーマに、誰が黒幕でどこまでが本当なのか分からない部分が多い中で疑心暗鬼になるところですが、お互いがお互いを大事に思っている描写にほっとするし、恋の予感も?3巻も出たからこのまま最終巻まで邦訳も出そうかなと期待している。 -
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「ロンドン謎解き結婚相談所」の二作目
元スパイで諜報能力の高いアイリスと
夫が戦死して心を壊すも、自分と子供のために前に進もうとするグヴェン
が結婚相談所を営み、何故か事件に巻き込まれてくシリーズ。
二ヶ月で二件…相談所の知名度は上がってます。
登場人物紹介欄の次頁に、王室の家系図が付録としてついていたため「ドラゴンタトゥーの女」の時のような「人名覚えられるかな…」と不安になりました。
案の定、色々入り乱れて少し混乱
でもなんとか最後まで辿り着けました。
なんと言っても二人の会話が面白い。
「結婚」=「幸せ」ではない二人が、この仕事をしてることに想いの強さを感じる。
続編を楽しみに待ちます。 -
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大人の分別とウィットが光る、上流階級と元スパイという全く違う立場の女性2人の、極上バディミステリだった。
第一次世界大戦の傷跡が生々しく残る1920年代のロンドン。
そんな悲しみや制限のある時代を舞台に、それを乗り越え、自分らしさを取り戻そうと奮闘するアイリスとグウェンの2人に、とても好感を持てる作品だった。
特に魅力的だったのは、大人になってから友情を築いた2人の距離感。
相手の触れられたくない領域にはあえて踏み込まない、分別をわきまえた関係。
適度な距離感を保ちつつも、お互いに良い影響を与え合う心地よさ。
踏み込みすぎないからこそ安心して関係を深められるというこの絶妙なバランスは、現代社会を生きる私たちにとっても、とても大切な考え方だと深く共感した。
友情はまだ発展途上でありながら、ジョークを交えた掛け合いは息ぴったり。
タイプは違うけれど、ウィットとユーモアに溢れた魅力的なアラサー女性2人と一緒に、謎解きを楽しむというよりは、戦後のロンドンへタイムスリップして冒険を楽しむという作品だった。
これからシリーズを重ねて、さらに素敵なバディっぷりを見せてくれそうな予感。また一つ、長く追いかけたい大好きなシリーズに出会えて嬉しい。 -
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シリーズ2作目。
スパイと貴族、対照的な2人の女性バディもの。
言いたいことはきちんと言い合い、間違えたらちゃんと謝る。お互い自分にはない部分を尊重していて、対等な関係なのもいい。
何でも言えるガールズトークも楽しい。
アイリスは頭もキレるし強い。
グウェンは守ってあげたくなる可愛さもあるけど、いざという時にちゃんと強い。
二人とも戦争で深く傷ついているけど、何とか前を向いて頑張っている。
今回は英国王室の危機を救うという、ずいぶんスケールの大きい話。
1作目に比べるとミステリはかなり弱めで残念。スパイの要素が強く、そこは好みとは少し違ったので、なかなか読む手が進まないところもあった。
それでもこの2人の姿を見ているのが好きなんだと思う。
失った人への思いや心の傷は、時間とともに消えてなくなるわけではない。
でも仕事があったり、自分を必要としてくれる人がいたりすると少しずつ前に進める。
そんな明るく前向きに頑張る2人を応援したくなる。
3作目へ。 -
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元スパイのアイリスと上流階級出身のグウェンが経営する結婚相談所に、アデラという女性が現れる。彼女は病気で余命わずかとなり、昆虫を愛する博物学者の夫が孤独な余生を送らずにすむよう、自分の死後に後添えをさがしてくれと依頼する。数日後、アデラの遺体が森で発見され、アイリスは事件性を見抜いた巡査の捜査に協力することに。
結婚相談所といえば、マッチングアプリがなかった自体、「あの人にあの人はどうかしら?」と相性の合いそうな人を出会わせるシステムだ。しかし、ことこの二人の結婚相談所は、出会いを作り出すだけでは済まない。必ず事件が後からついてくる。今日も今日とて、訳アリの女性アデラが現れて、自分が亡くなった後の夫の再婚相手を早々と依頼に来る。しかし、頼んですぐにアデラが亡くなってしまい、見抜いて彼女の自殺を止めたはずのグウェンは驚く。一方、グウェンは夫の義父が経営する会社のお家騒動にも関わることになってしまう。
良家の子女と、世の中の裏の裏を知り尽くした女性という、普通なら出会うことのない階層の二人が出会い、結婚相談所を経営しながらお互いを知り、助け合うようになるシスターフッドのミステリ。今回はアデラの夫が昆虫学者だったことから、蝶や蛾などの話題が登場。それにしても、グウェンはアイリスの友人のサリーやプレンダーガスト、富豪のアイリスはギャングのアーチ―など、言い寄る男性に事欠かない。他人をマッチングさせる仕事をしている二人が、何も活動をしないのにモテモテだ。最終的に二人は誰を選ぶのか。息子を育てる義務を負っているグウェンも、過去のトラウマに苦しむアイリスも、それぞれに乗り越えるものはあるようだが、それらを包み込んでくれるような理想のありす人は、どこにいるのだろう。 -
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アリスン・モントクレアさんのサスペンスミステリーですね。
デビュー作品との事です。
題名とイギリスミステリーに惹かれて読んでみました。確かに面白いのですが、シリーズになるのを見込んでか、ヒロインの二人の素性にかなりの枚数が使われています。無理もないのは、第二次世界大戦後のイギリスが舞台で、女スパイだったアイリスと、名家の寡婦になった(夫は戦死)六歳になる息子と義理の母と豪邸に暮らすダウェンが、ある日、知人の結婚式で遭遇し、意気投合して「結婚相談所」を開業する事になる。
開業から三ヶ月。対照的な二人は、それぞれが抱えるミステリアスな過去を内密にしていた。
そんなある日、若い美人の顧客が訪ねて来るのだが、その顧客が殺人に遭う。
紹介を始めた矢先で、なんとその紹介した男性が容疑者として、逮捕されてしまう。
不審に思った、ダウェンがアイリスを引き込んで、殺人事件の捜査に乗り出す。
犯罪小説とスパイ小説を入り組ませたような、面白味たっぷりな物語で、確かに面白いのだが、私の好みとは、少し異にしていました。
シリーズの二作目は、なんとイギリス王室からの依頼に、捜査を開始するお話だそうです。二作目から本格的な探偵小説になりそうですね(=^・^=)