石田光規のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
友人、親友という概念の内容が時代とともに変遷しているという目から鱗の指摘から始まり引き込まれた。
本書は、研究レポート的な長期間の新聞内容推移分析やアンケート分析など中心であるが、その分析自体は、やや粗い分析になっているように感じた。一方で、分析との関係からは答えありきなのかもとも感じたが、考察にはなるほどと感じる点があった。
昭和においては、家族や会社などの中間的なコミュニティが強く、その中での役割を通した関係も友人であり親友であったが、その中間的なコミュニティの存在が弱まり個人化が進んだことで友人関係も変化したという。
現代においては、友人は選び選ばれる感情的な関係を中心となっているこ -
Posted by ブクログ
「人それぞれ」という言葉に込められている、一見多様性を重んじているようで実は思っていることを飲み込み、大きな波を起こさないように過ごす考え方、今の社会で多くの人が知らないうちに実践している考え方や行動をわかりやすく解説してくれている。実は私も大いに思い当たるところがある。一つはこの20年ほど友人ができないこと、大学生の頃の友人とは離れていても会えばすぐに戻る感覚で今も繋がっているが、働き出してから本当の苦しみを吐露できるような友人と巡り会えない。これは青年期を過ぎた大人では仕方ないのかなと思っていたが、恐らく本書で書かれていることが本当の原因だったと思う。私も相手を尊重するという考え方のもと、