アイデアが目から鱗…すごい。母になる=強くなるなのかな。わたしは母でもフルタイム勤務でもないただののんびり生きる人だが、実践できるところがたくさん。Voicyでもった印象通り、とても理論的で、勉強されているのがよくわかる。読んでよかった。
★人生は「過ごした時間の積み重ね」だ
p.93 「日本はハイコンテクスト文化だ」と言われています。ハイコンテクストとは、コミュニケーションを取る際に、前提にある言語や価値観、考え方が非常に近いことを意味します。つまり、考え方や価値観が近い人ばかりなので「言わなくてもわかるだろう」文化が強いのです。逆に欧米は、多様な民族や価値観の人が集まっているので、「言わないとわからない」文化で構成されています。
このハイコンテクストである事は、良い意味なら、全て言わなくても、違いがわかりあえます。しかし、悪い意味では、「受け取り側」に責任がかかるコミニケーションになります。要は「そして当たり前」なのです。言葉による説明が少ない社会では、どう理解するかは「受け取り側次第」になります。そのため、十分な説明がないにもかかわらず、理解できない、空気を読まない「受け取り側」が「だめだ」「同調圧力、空気読め」となります。
日本の女性は、空気を読みすぎる傾向があります。社会から求められる「蔵」を敏感に察知していると、自分の「価値観」に敏感になってしまいます。ワーキングマザーはこなせ役割が多いので、コンテクストを読むと、プレッシャーに感じます。母親なんだから、会社員なんだから、妻なんだから、いろんな「〇〇」だからいや「〇〇であるべき論」に囲まれやすいのです。そうなっていくと、判断基準が「他人の価値観」や自分がもともと持っている「思考の癖」で物事を判断したり、見やすくなります。気がついたら「他人の判断に乗っ取られてしまっているわけです。
日本のワーキングマザーは世界一大変と言われますが(海外と違って、子育ての外注難易度が高い。家事の要求レベルが高い。日本のお弁当や生結とは素晴らしいですよね)、それには、このハイコンテクスト文化が関係しているのではないかと推測できます。この文化や人の考え方、見方はコントロールできません。私たちができるのは、自分の見方や行動をコントロールすることだけです。
→認知のクセ(白黒思考、マイナス思考、拡大解釈、火傷解釈、ラベリング、すべき論)に注意
p.97 替えられないものは過去と他人。変えられるのは未来と自分。
p.100 「サードプレイス」が人間力をつける
・サードプレイス=本業とは全く関係ない場所。
・アメリカの都市社会学者レイ・オルデンバーグが命名。
・仕事でも家庭でもない3番目の場所
・サードプレイスの条件は、義務や必要性に縛られるのではなく、自らの楽しみや心の向くままに趣味をしたり、息抜きをしたりできる場所
→視野が広がる(斜めの関係、多様な価値観)
→個人力が下がる(ストレス緩和、コミュニケーション力)
※分人思考に通ずる
《サードプレイスの選び方》
①ゆるく細く長く続く場所である
②多様な考え方を持った人たちが存在している
③「心理的安全性」がある
→精神的なコスト(気をつかう、人間関係に疲れるなど)を払う必要のない場所
p.110 《機嫌の良いひとの共通項》
・感情の起伏が少ない
・環境での機嫌の良し悪しが決まらない
・機嫌が良いと言うより、ニュートラル
・無理をしない(寝ない、食べないなど)
・嫌なことをさらりとかわせる
→機嫌が良い人は、「心理的柔軟性」が高い
「本当に大切にしたい自分の考えに意識を向け、それを邪魔する感情にとらわれず、生き生きとした生活を送るための心の中の声」を持っているのです。自分の心に素直(自己を理解している)だから、外的なものに動かされず、自分をニュートラルに保てるのでしょう。
《機嫌よく過ごすための3つの条件》
・環境や周りに左右されない
→「良し悪し族」ではなく、「好き嫌い足」になる
・自分の内面に振り回されない
→加点方式で物事を見る癖をつける
・悪くなりそうになる前に手を打てる
→ストレス解結様アクションを持つ(ご機嫌アクション(コーピングリスト)をリスト化する)
《コーピングリストのつくりかた》
・お金と時間がかからない
・すぐにできる
・健康を害さない
・後悔しない
・他人に迷惑をかけない
(水を飲む、深呼吸する、ハッカ味のガムを食べる、階段を歩く、トイレに行って伸びをする、爪を切る、炭酸水を飲む、子供の写真を見る、引き出しを片付ける、パンを買いに行く、散歩する、ハンドクリームを塗る)
→機嫌が良いと、「信頼残高」が貯まる
(7つの習慣にも出てくる)
p.124 召使ママにならないために
会社では気配りは当たり前、「1」と言われたら「10」まで準備することに慣れているはず。
なぜ「召使まま」になってはいけないのか?
→「身近な大人(親)が何でも準備や解決してくれる」が当たり前であると学習した子供は、常に「他人の声」にすると石型思考になってしまう可能性がある。
《召使いママにならないために》
子供の自立を流すのは、親の自立です。子供に過干渉をしない、失敗も成長を受け止める愛情口になる。これが、子供の自立心を高める、理想的な親の役割とも言える。「自立」とは、他の助けなく、自分の力だけで物事を行うことです。これができて初めて、「自律」、自分の行動自分の立てた規律に従って行えるようになります。
「自立」とは、「1人でやりなさい」と突き話すことではありません。子供がうまく独り立ちできるように、子育て中の「親の手」の引き算をしていくイメージです。言うまでもありませんが、愛情の引き算ではありません。モンテッソーリ教育の創始者マリア・モンテッソーリは、教育とは「自立し、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」と定義しています。「自立」が最初に来ます。
私たちは、子供を「自立」させた上で「自律」できる大人として社会に返すように育てていく必要があります。親としての、その第一歩は、召使いままにならないための、「自立」を意識した行動を親が選べるかにかかっています。
「喉が渇いた」と言えば「水が出てくる世界=親子関係」。「喉が渇いた」と言えば、その先の行動は、親がさして用意してくれる。外の世界では、「喉が渇いた」といっても、誰も水をくれません。「喉が渇いたから、水が欲しい」と言わないといけないのです。「現場言えば、願いが叶う」環境にしてしまう。この繰り返しが無視使いままになってしまう第一歩になる。
親が積極的に子供の欲求を汲み取ってかなえて良いのは、言葉が使えない0歳から2歳ごろまでだけです。言葉が使えるようになったら、「喉が渇いたから、水が飲みたい」と言えるように「親のての引き算」をしていく。欲しいものがあったり、困った事態になったら、次にどんな行動するか考える必要性を、親が子供に教えないといけません。これは子供の「自立」への1歩です。
例えば、飲食店で子供が水をこぼしたら、親が拭いてやるのではなく、「店員さんに『こぼしてしまったので、雑巾を貸してください』と言いに行きなさい」と自分でやらせます。食事時に「フォークじゃなくて、箸がいい!」と言ったら、「箸がいいならお箸をくださいと言ってごらん」と「何をして欲しいのか、ちゃんと言わないと、誰も何もしてくれないよ」と伝える続けることが大事なのです。
発達心理学で有名なピアジェの発達理論によると、2から7歳の子供(前操作機)は、まだ自己中心的な思考行動パターンが顕著です。この時期こそ「召使」の親子関係を築きやすいので、注意していきたいですね。
p.135 子育ての指針を決める
これからの時代の教育は「認知能力(読み書きそろばん)」はもう終わって(AIにとって変わられる)、人間にしかできないような「非認知能力(思考力、論理力、構成力など)」が求められているとされている。
→「宇宙飛行士選抜基準」がおすすめ
※基礎学力に裏付けられた、コミュニケーション、チームワーク、リーダーシップフォロワーシップ(補佐力)など、一般会社員でも必要な能力、異文化背景を持った乗務員たちと協力しながら業務遂行していくため、多様性を受け入れる視野の広さを求められる。
p.144 多忙なと働き家族こそ、生活に溶け込む知育方針を持つ
①ながら知育
「電車ごっこしよう」ではなく、
電車の駅先に都道府県パズルを置いて、一緒に到着した県名は県庁所在地を復唱すると、子供面白いようにつけ麺を覚えたりする。子供から見たら「電車を使った遊び」だが、親から見たら」の時間。
※親がずっと付き添っていないと子供ができないもの正直って難しい
②差異化を意識した知育
年齢が上がれば、必ず皆が習得できるものを、10年早く学習させたところで、「知育」にも「差異化」にも全くなっていない。
知育の本来の意味は「徳育・体育に対して、知識の習得によって知能を高めることを目的とする教育」とされている。これは、瞬間的な項目ではない。つまり、20歳になってもできない人がいるような項目こそ、幼児期に行う価値があるし、「差異化、差別化」ポイントになる。
例えば20歳になっても、47都道府県の県庁所在地を含めて全て言えない人がいる。しかし、この知識があれば、日本全国へ旅行へ行っても楽しめるし、そこから「歴史を知る」「名産品を知る」など、関連した知識が広がっていく。海外旅行に行くと、現地の方に「函館に行ったよ」「函館の五稜郭に行ったよ」と言われる時がある。そんな時に知識の下地がないと会話が続かない。「函館と言えば、名産品がいいかですね。6月解禁のスルメイカの量の明かり漁火は見ましたか?」なんて言う会話の始まりは、「函館→北海道」など、知識が繋がらないとできない。それは、都道府県を知ることから始まる。
きかんしゃトーマスで遊ぶなら、北海道までトーマスを走らせ用など、日本地図の上を走らせてみたり、都道府県パズルを使ったりして、遊びの中に「差異化につながる知育要素」を足したい。
p.147 子供の「知るが楽しい」の土台作り
日常的にいろんなことにアンテナを立てれば、子供たちの成長過程で無駄になる事は無い。子供たちの「知るが楽しい」の土台作りへの関わりが、本当の知育だと私は考える。
共働きで時間のない人ほど、「ながら知育」にできるか、「差異化」できるかにポイントを絞って、時間や費用をかけるのが良いと私は考える。
幼児教育、英語教育がブームで、の今働きだと「金銭的余裕のある幼児期」に、お金と時間をかけすぎてしまう人が多いが、なんでもかんでも要注意。実際、親としての教育的な金銭的負担が大きいのは、もっと成長してから。(中学受験、高校受験、大学受験等の節目)。それまでは、子供の「学びたい」「学ぶ過程が楽しい」と感じる土台作りに力を使ったほうがいい。いざ、教育資金の世話になったときに「本人の学びたい」と言う意欲がないと、使う画面すら来ないかもしれない。
注意点としては、「馬を水飲み場に連れて行くことができても、水を飲ませることができない」と言うことを忘れないこと。絵本を毎日10冊読みたい、この知育おもちゃで遊びたい…。こちらから働きかけても、子供が興味がないと食いついてこない。「親がやりたい」になっていないか?と考えて、子供が「興味を持つ」まで置いておく(私はこれを「発酵させる」と表現する)と言うも、土台作りには大事だ。
p.149 「18歳なったら子供を社会に還す」発想を持つ
核家族化が進んでいるからだろうが、子育てに対する「責任」ご両親の方にドーント乗っている、10月を感じる時がしばしばある。子供に何かあれば「親はどうしているんだ」と言われる風潮が強まり、親側のパフォーマンス的に子供怒ってしまったり子供にが求めている瞬間があると感じたりする。
私は、「子供は社会からの預かり物で、18歳になったら社会に返す」と思って、子供を育てている。預かり物と考えれば親の役割と行動のタイムリミットが見える。役目だと考えている。大事なのは、子供が安心して過ごせるように家庭内の「心理的安全性」を高めること。Googleの調査で有名になったが、心理的安全性が高い=チームメンバーに非難される不安がなく安心して自身の意見を伝えられるのは、組織でも家庭でも大事な環境設定だ。
では、なぜ心理的安全性が高いと良いのだろうか?
人を疑う(これをやったら怒られるんじゃないかと不安に思う)の、それだけで精神的なコストがかかる。上司から常に嫉妬される職場だと、そこに「いる」だけで人は落ち着かない。これは家庭でも一緒だ。子供は大人と違って、家と保育園や学校しか場所がない。今日はちょっとストレスが溜まったから、カフェで息抜きなんて、自主的にはできない。学校でうまくいかなくても、家庭内に心理的安全性があれば、子供も息をつけます。親ができることなんて意外と少ないものです。できるのは環境設定位です。家庭は「子供が息をつける、安心して何でも言える」環境にする。子供と一緒に過ごす時間なんて、私たちの長い人生において十数年しかありません。9歳以降の小学校高学年になると、幼児期を離れて物事をある程度対象化して認識する時期が来ます。親離れの第1段階です(参考頃文科省「子供の発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」)。子供も小学校高学年ごろから、自分の世界を持つようになるので、実質は10年程度かもしれません。
親がわが子にできる1つのこと
合同1連学の研究から、子供がすでに誕生した時点で、個人(知能や性格、才能)に影響する本文は「遺伝」であるとされている。残りの関係の中でも、非共有環境(家庭外の場所、学校など)から成り立っており、共有環境(家庭)の影響はほとんどないとの報告されている。そのため、18歳で社会に返すなら、親ができる事はわが子が生まれ持った遺伝の中で「興味関心があること」「得意なこと」を見つけるための選択肢を用意してやる、非共有環境を選ぶ際の応援をしてやる、(選択肢を見つけてやる、通学支援や学費を用意する)、これぐらいしかない。
親ができるのは「環境設定」だけど考えているが、この環境設定にも旬がある。発達心理学者エリクソンの発達段階説によると、人間は4つの発達段階に分かれている。エリクソンは、人間の発達段階や切り分けて書く発達段階に「心理社会的危機」があり、それを乗り越えることで、「力」を獲得できると言う。私たちができるのは、この発達段階に合わせた「危機」を乗り越えるべく、励ましていく、これぐらいです。
次ページの発達段階を見ていくと、まさに子どもの発達とリンクしているとわかります。「いやいや生」を「自分が自分が」の時期を、正常な発達なのです。共働きで忙しく日常で余裕がないと、時々親の都合を優先してしまいがちですが、18歳まではこの発達段階に合わせて寄り添っていくと、親の心に余裕が持てるようになる。
p.155 親が持っておきたい視点
ヘリコプター型
親としての子育ての「視点、解析度」が高いタイプで、子供に起きた問題を取り除かない、子供の年齢に合わせて大人の介入度を下げていく。一旦子供に考えさせる、親が子供の気持ちを代弁しないタイプ。
ブルドーザー型
「子供の問題」を当事者目線で見てしまうタイプ。子供の前に降ってきた問題を、子供が解決しやすいものだけを選んで提示したり、そもそも問題を子供の前に並べないようにしている親は、ブルドーザー型と言われる。
子供たちが18歳で社会に出たら、そんな選別された「選択肢や問題」ばかりに出会うわけではない。答えのない問題、情報不足の選択肢、時間のない中で判断しなくてはいけないなんてことも、よくある問題です。それまではスーパーの野菜売り場からものを選んでいたのに、いきなり畑に放流されて、「好きなものをとってこい」と言われてもなかなか難しい。些細な問題や答えのない問題も、子供の前に並べてあって、子供が自ら選ぶように小さな頃から訓練していかないと、大人になってから、泥まみれの野菜、食べられるかどうかわからない野菜を見ても、対処できなくなってしまう。
→ 18歳には社会を還す観点で、子供と自分を切り離してお互いの人生を尊重していきたい
p.162 罪悪感に関して
罪悪感やすべてを感じないようにする秘訣は分けること。
・罪悪感を抱く必要がないこと(周りがやっていて自分ができないこと)
・罪悪感を生かして行動に変えること(子供との約束を忘れた、学校の提出物を何度も忘れる、家庭内で必要なものをすぐに準備できない)
を分けて意識する
罪悪感は、「正しい」と思う「反対の行動」をしたときに感じる。そこで、「正しい」の正体を見つけてみる。
例えば喧嘩。家庭内の喧嘩は、夫婦喧嘩、兄弟喧嘩灘の種類があり、喧嘩=悪いと思っていると、子供の前では見せたくない、兄弟は仲良くして欲しいと言う思考になりがち。しかし、人と人がいれば、数コミュニケーションの齟齬が生まれる。特に、子育てなんて言う大プロジェクトに関わる夫婦なら、なおさら。喧嘩を子供の前で見せるのは悪いと考えて子供の前だから、言いたいことも言わずに我慢していると、必ずボロが出る。雰囲気でわかる。
喧嘩ではなく「価値観のすり合わせ」のために建設的な議論をする場と定義したら見方が変わってくる。子供の前で話すなら、「お互いを罵り合う」「無視する」といったコミュニケーションスタイルは取れない。喧嘩することに罪悪感を感じたなら、それは歩に隠れる「正しさ」の正体を見極めていく、罪悪感を感じる要素が減る。
ちなみに私は、夫婦喧嘩、いや「夫婦の議論」は子供に見せた方が良いと考えている。価値観の違う大人同士が、問題のために意見を言い合い、解決策を探る。身近な大人、親にしか見せられないから。(家庭内ダイバーシティーです。そうすることによって「問題はこうやって解決していくんだな」と言う学びになりますし、親側も感情的にならずに話そうとします(子供の前で怒鳴り合いなんてしたくないですよね)子供にも親にも、両者にもメリットがある。
兄弟喧嘩も同じ。喧嘩をたしなめるのではなく、「いやと言う練習をしている」「アサーティブコミニケーション」(相手も尊重した上で、誠実に、率直に、対等に、自分の要望や意見を相手に伝える)の練習と思えば、見方が変わってくる。
p.194 汎用性の高い能力とは
汎用性の高い能力とは、「知識、スキル、考える力(思考)、コミニケーション力」などと言われます。具体的には次のような能力です。
・知識…業務遂行知識、業界、最新技術動向、海外動向、顧客、専門業務、制度、仕組み、IT、システムなど
・事務作業、専門技術、語学、IT、資料作成、リサーチ、アナリティックス、文章作成など
・思考力…読解力、分析力、判断力、批判的思考力、戦略思考力、論理的思考力、仮説思考力、観察力、状況把握力など
・コミュニケーション力…質問、交渉、発信、提案、リーダーシップ、フォロワーシップなど
p.250 自分の職業人生をどう設計するか
「キャリアとは、決まっているものではなく、生きていく中で自分には何ができるか、何をするのかを試行錯誤しながら、他者との関係性によって築かれていくもの」と理解できます。
私は、これを自分のメッセージとして「自分に適した職業人生を何度も生きる」と考えています。
出産後から、自分の働き方についてずっと考えてきて、現在は「40歳定年説」「サバティカルタイムを掛け合わせて、生き方として「マルチポテンシャル人」を考えている。
40歳定年説とは、もともとは東京大学大学院の柳川範之教授が、組織論的に唱えていた。社会はブロガーのチキリン.さんが著書『未来の働き方を考えよう』で、個人のこれからの働き方として紹介している。
大卒を20数年勤める職業人生と、後半の職業人生は全く別の職種を選べば、人は2回職業人生を生きる可能性があると言う考え方。ちなみに、60歳で定年しても、その後長く人生が続くような人、つまり、この本を読まれているような方の多くが「複数の職業人生」を選択できる人に当てはまる。
「サバティカルタイム」がとれる人生設定
サバティカルタイムを設けるには、自分が生きているだけで毎月かかるコスト(最低制限月額)の確保と、やりたいことの手をつかんでいるかがポイントになる。
p.254 人生100年時代ともなれば、「自分の興味関心に敏感になっている」かどうかが「幸せ」のターニングポイントになる。ここでの幸せとは、「人とのつながり、収入、健康」を意味する。自分の興味関心に敏感にならないと、人生はただ流れていくように過ぎていく。別に難しいことをやれと言うわけではなく、「自分が何に興味があるのか」「何をするのが楽しいのか」を知るだけでも人生の彩りは増える。
p.255 過去の経験が将来の種になる
人生は、行動から多くを学ぶようにできている。「経験学習モデル」といわれるが、「経験→省察右→概念化→実践」の4段階により構成され、このサイクルで下を学びながら成長していくとされている。
目の前の興味関心に耳を傾けて、経験を積んでいくと、そこから考察やさらなる行動がつながっていく。「やりたいことがない」と思って「やりたいこと探し」をするよりも、まずは経験していく方が、スタートとしては大事です。
p.257 「ジャングルジム型」のキャリア形成に必須の資産=インプットとアウトプットのセットで、無形資産を作る
「しなやかなキャリア」を築こう
→今までのキャリア形成は、いわゆる「はしご形」です。登るか、降りるかの選択しかありませんでした。
しかし、時代の変化によって、「自分らしく人生を主体的に生きていきたい」女性たちが増えていき、現在の社会背景上、その願いもかなり安くなりつつあります。その場合のキャリア形成の仕方は、前述したように、ジャングルジム形になると想定されます。上り調子だけでなく、横に行く時もある。しかし、過去から見れば必ず少しずつ上に登っていっている(梯子が的な意味合いではなく、自分の幅を広げる意味合いです)。
このジャングルジムを縦に登らない期間にこそ築いていきたいのが、「無形資産」です。無形資産とは、知識、スキル、信頼、経験、人脈、健康など、物的ではないしさんです。片や、有形資産とは、お金、土地、建物、車など、物的に目で見て触れられるような子さんです。無形資産は、これをやったら形成できるものではなくて、何かを学んだり、経験したり、人との関わりの中で、だんだんと積み上がっていくものになります。最近は「信頼残高」として、その計算から溜まっていくものを表現されたりします。
《インプットのコツ》
・質問をする…「何が知りたいのか、なぜ知りたいのか」
・第三者の目線を入れる…「誰にとって役立ちそうな情報や経験か」
・自分がこの情報から何を知りたいのかを知る…「これに親って何を得るのか」
《アウトプットのコツ》
あなたのフィルターを通すことが、アウトプットの醍醐味。
・インプット情報からどんな気づきを得たのか?
・その気づきからどんな行動を起こすのか?
・その行動をどう実践していくのか?
・そして、自分の問題を解決できるのか?
記憶の習得は、情報を獲得する(インプット)→「想起」する→「固定化」する
p.270 やる人にはなるには「自分のタイプ」を知る
・獲得型
仕組みを作り、時間が増えたり、褒められたりすると長続きしやすいタイプ。現場からプラスでものを得ることに意欲的なので、まずは取り組んでいますが、うまくいかなくなると、途中で諦めてしまいがちです。
・防御型
失敗が嫌なのでPD CAサイクルを回しながら、簡単には諦めません。しかし、「うまくいきそうにないな」と思うと、かけたコスト(時間や手間)を失うのは嫌なので、仕組み作りそのものに手をかけないと言う可能性もあります。
p.275 仕組みのルールを作る
「場所、時間、人」を固定する
・どこでやるか
・いつやるか
・一緒にやる人を見つける、誰かに進捗を報告する、目的を宣言する
→口に出してしまうと、人が自分を縛ってくれるようになる
さらに仕組みづくりにたけてきたら、できるだけ小さな仕組みにする(ストレッチ目標にしない)、予備日を設ける、仕組みが継続することに自分にご褒美を渡す、うまくいかないときの撤退LINE (始める前にここまでは必ずやるなど)を決めておく、なんて要素も入れておくと、仕組み作りがどんどんなくなっていきます。
仕組み作りは、「良い習慣作り」になる。この仕組み作り力を持っておけば、家庭でも仕事でも必ず使える。人生において凡庸性の高いスキルです。子供が育ち、ワーキングマザー卒業しても、自分の人生を生きていくにあたって役立つ力となる。