著者は大手企業勤務で副業もできて、収入もあるし家族もいるし副業もできるし、なんか色々スペックが高い気がした。ベビーシッター雇えたり祖父母に頼めない人は?
全く同じことやっても著者ほど簡単に?成功できるとは思えない。あとところどころ急に馴れ馴れしくなる文体が少し鼻についた。(ですます調なのに、急に~よね?とタメ口きいてくる)
ここでも出た!ミッドライフクライシス。
FIREなんか到底むりだっつーの。FIREをちらつかせられるほどの余裕ある層向けの本だなと感じる。
「私がやってほしいことを理解して、実務能力にたけていて、抽象度の高い話をしても理解して具体化する力のある人はいるか?」→まさしく前職...続きを読む でつまづいたところをこんなところで言語化されるとは。
抽象度の高い話、あいまいな表現苦手です。次の職場はそういうことが求められないところを探そう。
「人間関係が多様になり、つながりが増えたことで、できている人を見る機会が増え、私もできるかもと行動に弾みがつくようになった」→これはヒントになるかも。
著者はnoteで月十数万円の収入があったとな。まあ今までの自分なら、「自分には無理だ」とハナから諦めるけど、参考に見てみてもいいかもしれない。
人間関係もコンフォートゾーンではなく、ストレッチゾーンにいる人と関わることの重要性は、改めて聞くと確かに・・・と思う。幸い、私は家族が耳の痛いことも言ってくれるので、まだ恵まれてる。耳障りのいいことしか言わない、好きな人、一緒にいて快適な人とだけ過ごしていても学びや成長は得られない。「自分がつかれるのがイヤ」「楽したい」という思考はコンフォートゾーンに居続けたい人の心理。しかし、この考え方ではどんどん人間関係が狭くなり、コンフォートゾーンもいつか縮小していく。「それで大丈夫?」「それっておかしくない?」という視点を持ちにくい。自分と同じような経験では見えないものが、ストレッチゾーンにいる人には見えている。
★メモ
・体力・知力がまだありうまくいかなくてもやり直せるのが40±5歳
・0を1にする時代はもう終わり、今は100をこねくり回して101にする
・ケインズ「最終人は週15時間労働になる」「1つの仕事をみんなで分け合う」
→もし週15時間しか働かないなら、今やってる仕事で何を残したいか?不要だと思っていること、減らしたいことは何か?
・いきなり40代になってキャリアチェンジしたのではなく、アラフォー前後でメインの仕事と並行して自分業を育てていき、シフトしていった人ばかり
・幸せな人生に必要な要素 お金、つながり、健康
・アラフォーからのキャリアは、仕事に合わせて人生を変えるのではなく、人生に合わせて仕事をデザインする(アラサーからでもいいかと)。
・人生の目的を言語化するために、やりたいこと100リストを書く、年々具体化していく
・自分の独自性や個性を見つけるには?→偏愛を書き出す、今まで時間やお金を使ってきたものは何か、周りに私らしいって何?と聞く
・自分業はアウトプット(SNS、ブログ)から始める。アウトプットの目的(目標ではない)は?稼いで、フォロワーを集めて何をしたいのか。最短ルートは自分で見つけ出すしかない。
・本代を稼ぐために仕事をするのではなく、本代を経費にできる仕事を考える
①間接課金…アフィリエイト ②直接課金…書籍出版、講座、コンテンツ販売、講師業(ただし専門性の証明やアピールが必要)
・今まで時間やお金を使ってきたものを書き出す、趣味が特にない人は周りに上手、すごいと言われること→それがお金をもらえる仕事になるか調べる 例「経理 個人向け サービス」
大きく稼げるビジネスモデルがなくてもパソコンを閉じない。毎月10万円、一人当たり5000円払ってくれる人がいれば20人いればOK、の感覚
・自分業を始めるときに最も大事なものは、「継続できるか」と「人間関係」
付き合いたい人を顧客にする
・顧客を主語にするのではなく、自分を主語にする。一緒にいたい人、ストレスなく会い続けられる人
・セルフブランディングはSNSやブログでの発信活動
ただし私生活の写真や実績、○○ができます、あなたの悩みを解決できます・・・は売り込み
自分は何を持っているのか、伝えたいのか。誰にどんな方法で伝えるのか。
★参考文献
・鎌田賽『ミッドライフ・クライシス』
・スティーブン・コヴィー『完訳 7つの習慣』
・リンダ・グラットン『LIFE SHIFT』
・スコット『LIFT SHIFT2』
・橘玲『幸福の「資本」論』
・山本憲明『社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」の始め方』
・出口治明『早く正しく決める技術』