木村有子のレビュー一覧

  • こいぬとこねこのおかしな話

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    弟と一緒に活躍したチェコの作家。
    兄ヨゼフはナチスの収容所を転々として亡くなったという事実を知ったのがつい最近だったので、気になって手に取った。

    身近な友人のイヌ・ネコをよく観察して、親しみ深い登場人物に仕立ててある。著者も時々登場。児童向けだが、自分で読める子どもなら低学年からでも大丈夫かな。ひとりで、親子で、そして大人も楽しめる。チェコの季節の行事にもちょっとだけ詳しくなりますよ。

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    2025年04月19日
  • こいぬとこねこのおかしな話

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    人間みたいに生活しようとする二匹が可愛いです。「絶対大変なことになるって!!」と思ったら、意外となんとかなってしまうのが面白くて、何回も読み返しています。「犬と猫はこんな家に住んでいて、こんな家具がおいてあって…」と、書いていないことを想像しながら読むのが楽しいです。

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    2024年12月30日
  • こいぬとこねこのおかしな話

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    次女のお気に入りの本で、小1の頃から何度も読んでる。授業でも好きな本として紹介したことがあるらしく、おもしろいんだなと。まだ読んでいなかった母もついに読んでみた。かわいい。かわいい。こいぬとこねこがふたりで暮らしているなんて、それだけでもうかわいい。床そうじ激しすぎる。カレル・チャペックのお兄さんなのね。戦争の時代に亡くなったそうで。ほんと戦争やめて。訳者さんのあとがきがためになる。低学年から読めるし、長男も読みたがるかな。

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    2023年03月10日
  • 火の鳥ときつねのリシカ チェコの昔話

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    他の国の昔話と似ている話でも、チェコ独特のテイストが感じられてとても面白かった。
    特に七羽のからすは面白かった。

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    2022年09月14日
  • 金色の髪のお姫さま チェコの昔話集

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    チェコの昔話。挿絵も外国な感じですてきでした。
    死神を捕まえて、みんな死ななくなって大変困る話が面白かった。

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    2013年08月31日
  • 金色の髪のお姫さま チェコの昔話集

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    ネタバレ

    アルトゥシ・シャイネルの挿絵が素晴らしく美しいチェコの昔話集。
    どこかで聞いたことがある話が多いなと思っていたら、映画化された話もあると後書きで知って納得した。
    何となく、他人に優しくふるまう・人から受けた親切をどう受け止めるかというところに重点が置かれた話が多いような気がする。
    こういう昔話ならではの不思議な伝承の世界観は大好き。

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    2013年01月18日
  • 火の鳥ときつねのリシカ チェコの昔話

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    地続きの国々ならではの似たような話がけっこうあるよね。
    ただ苦難の歴史を持つチェコの人々とあるように、強国に隣接してるが故の支配の歴史があるからこそ、自国の昔話を大事にしている解説が胸にしみた。

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    2025年01月01日
  • こいぬとこねこのおかしな話

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    チェコの古典児童文学だそうだが、とても読み易く、小学校1〜2年生の初めての1人読書にも向いていると思う。程良く異国情緒が効いていて、また「どこの子どもも同じ」という向きの話は相応に、多文化を見るきっかけとしても興味深い。これが新聞で連載されていたというのも良い…日本の新聞も、購読者を増やしたいなら児童文学の連載くらいしてもいいのかもしれない。すごく面白いというのではないが、自然に読める1冊だと思う。

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    2022年12月26日
  • 火の鳥ときつねのリシカ チェコの昔話

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    きれいな表紙に惹かれて読んだ。
    昔話は時空を超えて東西を問わずある一定の型があるのが面白い。日本昔ばなしの親指姫やわらしべ長者に似た話がでてきます。

    死や信用、正直さなど訓話的なものもあるけど、少し怖いお話もあり、最後までワクワクしながら読みました。

    おすすめです。

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    2022年02月10日
  • こいぬとこねこのおかしな話

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    前作に続きチェコの作家を読む。
    ヨゼフ・チャペックは、カレル・チャペックのお兄さん。
    本作は、チェコでは一家に一冊あると言われるほど、長く読みつがれてきた児童文学の古典だそうだ。
    これも前作のラダ同様、ヨゼフが娘に語り聞かせた物語。
    こいぬとこねこは、人間の大人と同じようにやりたいと思っているが、なかなかできないことから、おもしろさが生まれる。

    チェコの風習や美味しいもの(マザネツ、ヴァノーチカ、コラーチ)なども書かれていて興味深い。
    チェコの子どもたちには生活の一部、身近なおはなしなのでしょう。

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    2021年12月26日
  • 金色の髪のお姫さま チェコの昔話集

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    チェコの昔話を集めたきれいな本。
    えええそれでいいの!?っていうオチや展開は児童向け加工少なめで、なまっぽさが楽しい。

    知っている話がけっこう入っているのはお話集で読んだのか他と通じる型があるのか。
    12や3という数字や「黒い海」「命の水と死の水」などが繰り返し出てくる。
    交易路にはお話が集まって形を変え、また各地に広がっていくって話を京極堂で読んだ。チェコもそういう場所だろうか。

    写真を加工したみたいな遠近感の絵がすごい。
    服を見るのが楽しい。家や内装や食事を見るのも楽しい。
    ポーランドとか中東欧なイメージの服はスラブ系なのかな。

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    2013年06月06日
  • きつねがはしる チェコのわらべうた

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     チェコでは、幼い子どもたちにわらべうたを聞かせる習慣があり、その中でも、チェコの国民的画家ヨゼフ・ラダのわらべうたの絵本は、特別愛されているそうで、本書は、そんなチェコで数多く出版されている、彼の絵本の中から、編訳の木村有子さんが2冊選び、日本人向けに編んだものです(以上、木村有子さんの「読者のみなさんへ」より)。

     というわけで、生まれて初めて知った、チェコのわらべうたですが、ちょっとシュールで独特なストーリーと、素朴な日常を扱ったシンプルなものとが極端に分かれる上に、日本のそれと比べて、歌詞が口語体なのがまた面白くて、それこそまさに、子どもたちに聞かせる習慣がある証なんでしょうね。

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    2024年05月10日
  • こいぬとこねこのおかしな話

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    カレルの兄・ヨゼフが書いた、子どものための微笑ましいお話し。同居している「こいぬくん」と「こねこさん」の巻き起こす、珍騒動の数々で、どれもくすりとさせられます。読み聞かせると、子どもには喜ばれるだろうなと思いました。

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    2022年12月06日
  • こいぬとこねこのおかしな話

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    可愛らしい表紙のイラスト通りに
    ステキな小話が揃った絵童話だった。
    この二匹のような関係で暮らせたら、
    掃除も楽しくなるし、失敗も笑い話になって、
    幸せが溢れそうに感じた。

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    2022年11月03日
  • 金色の髪のお姫さま チェコの昔話集

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    小学生の時の学級文庫でザ・トラウマだった火の鳥の話がてっぺんに載っててカンドーしました。哀れ、みじん切り王子

    類話:日本昔ばなし→太郎・二郎・三郎(三又の道を歩くところなど),シシ取り太郎
    オズの魔法使い 逃げるパン坊や

    3人組の話は、和洋問わずよくありますが何故でしょう。2人じゃ物足りないし、4人じゃわちゃわちゃして且つコミュニケーションも上手くいきそうだし、3人だとどうしても人間関係に歪みがでるからかな?

    無理難題をクリアして、綺麗なお嫁さんを貰うor玉の輿婚する話も西洋よくある
    それを鑑みると、無理難題をクリアしてお嫁さんを取り返すっていう、絵姿女房はかなりのイレギュラーなような気

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    2022年01月12日
  • こいぬとこねこのおかしな話

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    チェコで読み継がれてきた子どもの物語。

    こいぬとこねこの愉快な毎日を描いた作品。10月28日の記念日を祝ったり、聖ミクラーシュに扮したりといったチェコらしいエピソードもある。このお話を書いている「チャペックさん」との話もある。

    巻末の訳者後書きで、チャペックでもカレルではなく、兄のヨゼフだと気付く。挿絵だけではなく、お話も書いていたとは。

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    2021年10月30日
  • こいぬとこねこのおかしな話

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    チャペック兄弟による児童読物。こいぬこねこもどこかぬけてるところがかわいくもある。緩い挿し絵もまた。

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    2018年07月19日
  • 金色の髪のお姫さま チェコの昔話集

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    ヨーロッパだし、オーストリア支配もあった国だから、グリムとほとんど同じ話もたくさんある(「小なべや、おかゆを煮ておくれ」、「三人の糸つむぎのおばあさん」、「火の鳥とキツネのリシカ」など)。
    似てるけれどちょっと違う話(「イェルカとヤギ」)もある。
    表題作も「なんでも見える鏡」や「くつやのドラテフカ」に似ている。
    純粋にチェコだな、と感じるのはシュヴァンクマイエルの映画化がキョーレツだった「オテサーネク」、被支配の苦難を描く「イタチの王さま」、天邪鬼のような座敷わらしのような小鬼が出てくる「ララーシュとシュテック」など。
    シャイネルの絵が素晴らしく、布張りの原書がほしいものだと思う。
    こういう絵

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    2013年07月16日
  • 金色の髪のお姫さま チェコの昔話集

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    チェコの昔話、なのですが、似たような話を読んだ事があるのも
    この国だったのか! と思う話も。

    とりあえず、最初の『火の鳥~』の第三王子は
    馬鹿ですか? と聞きたくなるような男かと。
    人の忠告を聞かない…というよりも、見かけばかり気にしているような
    そんな印象も受けます。
    まぁ王族ですから、見た目やら何やらの兼ね合いがあると思えば
    読んでいる方としては許せますが…忠告した側にすれば馬鹿としか。

    男もそうですが、女の話…全体に?
    棚ぼた、もしくは誰かがどうにかするのを待っているだけ、のような気も。

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    2012年12月22日