小堀鷗一郎のレビュー一覧
-
購入済み
お二人の年齢には達してないですが、「死」というか「老後」について考えることが多くなりました。漠然と不安に感じていましたが、このような在宅看取りをしているお医者様や病院があること、行政のサービスなども調べてみた方が良さそうだなと本書を読んで知りました。
この本は「転ばぬ先の杖」といったところでしょうか。 -
Posted by ブクログ
著者は在宅医療に携わる、森鴎外の孫息子。
第1章の1では、著者の経歴が語られる。
最近の読みやすい文体ではないので、ややかしこまった印象である。
高齢者の看取りについて、実際の患者の最期が挙げられている。
私はまだ人生100年とすれば、死ぬにはだいぶ若すぎてピンとこない。
だが、これから先、間違いなく死はやってくるし、高齢になるまで生きていれば、介護難民となる可能性だってある。
決して関係のない話ではない。
在宅死を望んでも、介護する家族が拒む場合があるそうだ。
そして病院はあくまで医療を提供する場である。
だから、本文中で女性医師が言うように、救命、延命をするはずの場所としては、「死」に