【感想・ネタバレ】いつか来る死のレビュー

あらすじ

72歳の糸井重里が、
400人以上を看取ってきた82歳の訪問診療医と
「死」を入り口に語り尽くす。

「先がないと思うと
ピリッとして、覚悟や
勇気が出てきます」(糸井)
×
「一人で死ぬのも、
看取られて死ぬのも、
人それぞれ。正解はない」(小堀)



ここ数年は、お守り札を持ち歩くように、「死」についての考えを頭の片隅に持ち歩いています。それは、ちっとも嫌なことじゃないんです。自分の体の衰えを感じたとき、身近な誰かが亡くなったとき。そういうときは、どっぷりと死のことを考えます。一方、「自分のお通夜はパーッと楽しくしたいな」と空想する日もあれば、赤ん坊と接して限りなく死が遠くに思えるときもある。いつでも真正面から向き合っているわけではありません。揺れ動いていて、考えが変わることもある。それでいいんだと思います。(糸井重里「はじめに」より)

死とちゃんと手をつなげたら、
今を生きることにつながる。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

人は必ず死ぬ。100%の事実。
その事実とちゃんと向き合うってどういう事なのか。人は死を体験できないし、身近な人の死も、そう沢山ある訳じゃない。だから、こうやって本で文章で噛み砕き味わっていける事がとても大切だと感じた。

0
2024年01月25日

Posted by ブクログ

母の在宅看護を控えて、大変参考になった。
在宅は、医師が看取るのではなく、家族が看取る姿勢が大事であると知った。

0
2022年03月15日

Posted by ブクログ

対談本はあまり好みではないが、これはよかった。最近死について考える機会が増え、得るところが多かった。一人一人の考察と対談を組み合わせる構成もよい。小堀先生は生活のために働くときっぱりと言いきるクールさが潔い。

0
2021年10月11日

購入済み

お二人の年齢には達してないですが、「死」というか「老後」について考えることが多くなりました。漠然と不安に感じていましたが、このような在宅看取りをしているお医者様や病院があること、行政のサービスなども調べてみた方が良さそうだなと本書を読んで知りました。
この本は「転ばぬ先の杖」といったところでしょうか。

0
2021年02月01日

Posted by ブクログ


生かす医療から死を受け入れる医療へ
いつか来る死に対して、本人やその家族が、
自分にあった死の受け入れ方を考えておく
ことの大切さを感じた。

0
2025年08月16日

Posted by ブクログ

在宅医療をしている先生と糸井重里の対談がメイン。まだまだ先の話だけど、いつか自分も死ぬんだなと考えて生きることは大切だなぁ。自分はどういう風に死んでいきたいなぁと色々考えるきっかけになる本でした。

0
2021年11月24日

Posted by ブクログ

淡々としている。読みやすい。

死は普遍ではない。
幡野夫妻のはなし、どこか型にはまった思考になってしまう。
寄り添うとか簡単に言えない。
損は綺麗事ではなく、本当に損であること。だから親切が本物になる。

0
2021年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小堀鷗一郎氏、Nスペで何度も観た森鴎外の孫であの在宅医療の先生ね。
写真の顔が違ってみえたので読むまで気づかなかったわ。
”食べたり飲んだりしないから死ぬのではなく、死ぬべき時がきて食べたり飲んだりする必要がなくなったと理解すべき。”(老衰の場合ね)
みんなまさか、死ぬとは思ってないんだよね。
かなり高齢になって体が動かなくなればわかるみたいだけど。
いろいろ死ぬことについて考えさせられた。
”死”は忌み嫌うものではなく、生の延長線上にあるものだってことも。

0
2021年01月02日

Posted by ブクログ

20201209 タイムリーに死と向き合う内容。興味深い内容。家族で考える事も提案されていてなるほどと思った。死を身近に感じられるかが今風。

0
2020年12月09日

Posted by ブクログ

小堀氏の最前線の医者らしい冷静でちょっと突き放した感じのコメントが嘘がないように思えて好ましかったです。

0
2021年11月19日

「エッセイ・紀行」ランキング