土居正博のレビュー一覧
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小学校での漢字の習得についてまとめた本。
「読めるから書け、書けるから使えるのだ、というシンプルな主張です。」(19ページ)
「読める力」→「書ける力」→「使える力」と段階的に進めていく。年間を通じたスケジューリングとシステムが凄い。
また、教えていた学年で書ければよいのではなく、「自立した学習者」になれるよう、クラスから離れた後も子ども達が自主的に漢字学習が続けられるように方向づけていく姿勢は素晴らしい。自分はオリジナルの漢字プリントを作って学ばせて、それで漢字を書けるようにして生徒も私も喜んでいたが、年度の区切りで教科担当から外れた時に彼らが自主的に漢字学習を進められていたとは思えず、自分の考えの浅さを反省する。
独自の教材を作るのでなく、一般的な漢字ドリルと漢字ノートを用いて、多くの小学校で導入できる方法として紹介しているのが良い。
前作の『クラス全員が熱心に取り組む!漢字指導法』(明治図書出版)に比べると、具体的な方法やQ&Aが書かれている。実際に導入したいとなると、こちらから読んだほうがイメージが湧きやすいかもしれない。 -
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既視感大事、強制勉強中の必須項目、第1位じゃないかな?
特に漢字や英語の単語覚えには必要な概念かと。共に覚えるだけでは、あまり意味は無く、運用力を身に着けてこそのゴール、大事にしたいです。
P18 漢字指導を通して育てたい力
・読字力(漢字の読み方を知り、意味を措定(そてい)する力)
・書字力(読みや意味に対応させて漢字を書写する力)
・運用力(語句の意味や文の脈絡に対応させて漢字を読んだり書いたりする力)
P21 漢字の学習指導とは
・漢字という文字体系の習得
・国語における語句・語彙の習得
P23 漢字力以外にも伸ばせる力
・粘り強さ
・自主性
・計画性
・丁寧さ
P76 書き方←これは、最近、よく言われていますね。
・漢字練習は、横に書いていく -
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ネタバレ先日、初めて参加した土居先生の対面のセミナーにて紹介されており、一気に読破。
・発問に良し悪しがあるのではなく、目の前の子どもの段階に応じて発問を変える。
・発問はグラデーションで想定する。
・発問+発問セット指示+整理で成り立っている。
・発問の工夫①間接的に②具体的に③否定的に④ゆさぶり⑤選択肢
・子どもにとって、難→易の順に進める。
「発問は工夫しないと…」とぼやっとイメージを持っているのではなく、「今は選択肢を示した方がいいな」など、発問について具体的な工夫の手立てを持つことで、発問力も上がると思う。
本書で学んだ内容を自分の中に落とし込めるよう、意識していきたい。
土居先生は、やはり、熱い方でした。 -
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意識的に教育書から離れていたが、気持ちも前に向いてきたので、久々に本業に戻ってみた。
やっぱりこういう勉強が好きなんだと思った。
ただ、気持ちがざわつくことが多くて、無理せず学んでいこうと思った。
シャープペンシルをなぜ使ってはいけないか。
高学年を持つたびに毎度話すことになる。
この技術を持った上で、相手意識を持ち、納得のいく説明ができるようにしておかなければいけない。
どんな授業でも、説明が必要なことは一授業で一つから三つくらいなものである。そのことを分かりやすく伝える準備をしないようではいけないと自戒できた。
間を大切に。これは自分の足りない部分だった。授業を録音し、自己研鑽する機会を増やす。
もっと良い先生になりたいと思えた。 -
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教師の「指示」に焦点をあてた本。ただ、これは教師が子どもたちに向けての話だけではなく、働く中で社内の人たちとのやりとりでももちろん、取引先も含めて、話がいまいち伝わっていない・噛み合っていないように感じる部分があるなと思う場面など、誰にでもあてはまるのではと思えるものだった。
あと、相手に分かりやすいようにと、努めて噛み砕いているばかりで、相手側が噛み砕くのを他者に丸投げているように感じてしまう虚無感についても、「自立を促さない」形になってしまっていたのかもな....と省みれた。一度には難しくても、少しずつでもまずは自分から変化できるようにしてみたい。 -
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前作の「漢字指導」にイラストをつけて整理した本です。
この一冊で漢字指導に革命を起こすことができます。
具体的には、生徒が自主的に学習がしたくなる、学習方法がわかる、漢字を使いこなし、語彙力にも繋げられる…という感じです。
私は高等学校教員ですが、低学力の生徒だけではなく、学習意欲のある生徒をさらにやる気にするためのヒントも得られました。
たとえば、小テストで出題された漢字を使った熟語を書かせる、テストを抜き打ちにする、確認させる、自分のペースで進めさせるといったことが書いてあります。
これをヒントにして、古文単語のテストでは問われていないところで、口語訳をさせたり、自分たちのペースで取り組めるようなテストのあり方に変えたりと、生徒をやる気にさせるための考え方を得られると思います。
書籍としては前作のほうがボリュームがあります。
が、ふわっとしていた部分がさらによくわかって、授業に取り入れやすくなったと思います。 -
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一文要約
教師が説明力を磨くことで子どもの力をさらに引き出すことができ、それがひいては子どもの説明力向上につながる。
以下感想
「説明とは」というところに光を当てて、説明の意義、役割から丁寧に説明してくれていた。
題名にもあるとおり説明は技術であり、伸ばそうと思わなければ伸びないもの。しかし反対に、伸ばそうと思えば誰でも伸ばせるものだと改めて感じた。
この本を読んで説明を大切にするとはすなわち、子どもたちを一人の人間として尊重するということなのだろうと思った。
「言われた通りに動け」ではなく、「どうしてやるのか」「何を思って、狙っているのか」を子どもが納得して取り組めるようにするために説明の技術を高めていきたいと感じた。
自分自身の説明力を高めるためにまずは、基本の7項目ができているのかを録音などを通して振り返り、見直していきたい。
この本を通して改めて自分の説明力を見つめ直そうと思えた。 -
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児童が自ら考えて動けるようになるために、教師側がどのような事を考えて指示をするかが記された書籍。
いいと思ったこと。2つ実践する。
①1つの指示で1つの行動(一時一事)
・・・長く言っても聞いてないから、無駄な言葉は省く。分からないから結局ざわつく。そして先生の話は聞いても分からないから、聞かなくてもいいという発想になる。まさに悪循環。
②指示を出したら評価する
・・・フリとオチが大切。生徒が指示を受けて起こした行動に対し、評価がないと次からしなくていいということになる。しっかり起こした行動に対して、価値づけて行くことが大切。
以上の2点。必ずやる
これができたら、応用編に挑戦してみる。
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ネタバレ面白い。タイトルに使われている言葉が「話し方」ではなく「説明」と書かれている点からも、内容が説明に焦点を当てた具体的であるものということが分かる。
印象的だったのは、説明の役割の一つに「子どもの説明力を向上させる」といった内容が書かれていたことである。今までこのように考えたことはなかったが、教育現場である以上、この項目は必須だなと納得した。
これまでの土居先生の著書に、子どものやる気に火をつけることが教師の役目の一つであること、そのまま言うのではなく工夫して伝えることが教師に必要な力の一つであると言ったことが書かれていたように思う。(もしかしたら違う本かも…)そこに通じる内容であり、自分も教師力を高めるために実践していきたいと思った。まずは自分の説明を見返す(きき返す)ことから始めたい。
本書にはいろいろな具体例が出てくる。著者と作者の違いや低学年優先の理由など…それだけでも面白かった。
○心に残った内容
・発問は思考に働きかける、指示は行動に働きかける、説明はその中間。
・分かったつもりを本当の分かったにするために、自分の言葉で説明させて、自身の知識や経験と結びつけさせる。
・常に何のためにを問い続ける。
・喩える…全く別物にたとえること。
・説明が分かりにくいときは、長いですなととはっきり伝えて切る。
・説明は自ら挙手できる発進型へ
・引っかかれる子、スルーしない子が賢い。
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ネタバレ指示の技術について端的にまとめられている。ただ指示のポイントやコツを羅列してあるだけでなく、レベルに応じて段階的に示されているところが分かりやすかった。
・指示の最終目標は、子どもの自立
・授業が面白くやる気が出るというのは、すべて分かりやすい指示があるからこそ。
・良い質問が出た後、「今の質問のおかげでよく分かった人?」と価値づけする。
・指示の長さ、予告、確認、評価を意識して、段階をおって即時的に動かす指示のレベルを高める。
・明示、想起、期待超え待ちを意識して、段階をおって定期的に動かす指示のレベルを高める。
・限定的→抽象的→時間確保の順に段階を追って考え自ら動く指示のレベルを高める。
・動かす指示の際、他者と比較させない。
教師が「指示の出し方にも種類やレベルがある」という考えを持っていることで、目の前の子どもたちを認め、力を高めることにつながると思う。
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購入済み
自主性を引き伸ばす
指導の仕方はとても素晴らしいと思います!
新任なので読む指導は徹底的にできたらいいなと思います!技量がいるかとは思いますが、参考にさせていただきます。 -
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著者の「クラス全員が熱心に取り組む!漢字指導法」の内容をイラスト付きで分かりやすくし、前作の質問等にも応える形になっています。
この本だけでも漢字指導の流れは十分に分かりますが、前作とセットで読むとよりイメージが湧くと思います。
自分もこの漢字指導法を実践していますが、今回の本のイラストと子どもたちの姿が結びついてきました。
上手くいかないことも正直ありましたが、この本が目指す子どもの姿を自分の教室で実現するためにどうするかを考えて、目の前の子どもたちに合わせて実践を変化させていくと、子どもたちの取り組み具合も熱を帯びてきました。
さらに実践を改良していくために、今回の本でまたヒントをもらえたのでがんばろうと思います。 -
Posted by ブクログ
<本のタイトル>
子どもに一発で伝わる! 説明の技術
<本の紹介>
教師が具体例や実物を用いて、分かりやすく説明すれば、
子どもも「そうか!なるほど!」と納得感を持って、教師の意図や伝えたいことが理解できます。
本書では、「子どもの理解を促す説明」「子どもの説明力を高めていく技術」を紹介します。
<何が書いてあったか(誰でも書ける)>
・説明とは「明らかでない」状態を「明らかな」状態へと改善する言語活動である。
・指示、発問、説明の違い
指示:子供の行動に働きかける
発問:子供の思考に働きかける
説明:行動と思考の両方に働きかける
・丁寧な説明の積み重ねにより、相手の納得感を得られ、相手との信頼関係構築につながっていく。
・説明の基礎
端的に・短くする
結論を先に言う・全体像を先に示す
具体例を出す(相手にとって身近なものを具体例に使うこと、そうでないと逆に混乱を招く)
理由・目的を伝える
曖昧な言葉ではなく、具体的な言葉を使う
知識のない相手でも確実に理解できるような言葉を使う
実物を見せる(百聞は一見に如かず)
・説明の応用
説明したい内容をほかの物事に喩えてみる
対比と類比を使う
因果関係に気づかせる(いまやっていることが将来にどうつながるのかを説明する)
→理由や目的はどちらかというと短期的な「なんのため」で、因果関係は長期的な「なんのため」を示す
対義語や類義語を用いる
極論・仮定を用いる
経験を想起させる
教師の経験を語る
学問の知見を活かす
言葉での説明+体験をセットにして伝える
<そこから何を学んだか(自分自身のオリジナルの意見)>
・指示、発問、説明の違い
指示:子供の行動に働きかける
発問:子供の思考に働きかける
説明:行動と思考の両方に働きかける
知識のない相手でも確実に理解できるような言葉を使う
<それをどう活かすか(アウトプットによる実践経験の蓄積)>
その場しのぎではなく、相手の成長にも長期的に貢献できるよう、真摯に説明する努力を継続する。
また相手の立場に立って、相手がわかるような説明を日ごろから心がける。