あらすじ
この1冊で「ただひたすら何回も漢字を書く」学習から抜け出せる!
漢字指導が、小テストのための丸暗記になってしまい、期末テストや抜き打ちテストになると途端に点数が取れなくなってしまう・・・と悩んでいる先生のための1冊。
本書では、今までの常識をくつがえす漢字指導のコツや実践方法を、イラストでわかりやすく解説。
必要なのは、漢字ドリルとノートだけ。
この2つの使い方を少し工夫するだけで、子どもが自ら学習し始め、テストの点数も上がる!
●漢字指導は根性論ではない。
●習っていない漢字も使わせる。
●漢字ドリルは自分のペースで進めさせる。
●書けない漢字を自分で見つけさせる。
など、目からウロコの指導のコツが満載!
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Posted by ブクログ
漢字指導の考え方が大きく変わる1冊
使うのは漢字ドリルと漢字ノートのいつもと変わらないセットなのに、今までの指導方法とは異なった方法を紹介している。
しかもそれは子どもが自立した学習者になるため方法で、読んでいてとてもワクワクした。
すぐにでも実践していきたい。
Posted by ブクログ
新しいドリル音読カードどこまで読めたか、なんのレベルか記録できるように
漢字の進め方細かく考える
実践やったらだれないような手立てを考える
スケッチブックもう少し小さくしないと子ども司会した時顔が見えない
10マス計算5つづつなら半分に切って毎回渡す
漢字ドリルとノート研究してフル活用
ドリル音読に特に力を入れる
ドリルの進め方プリントにして貼る
方があることで各自進めることができる
ドリルは1ページずつ評価
ドリル拡大コピーして説明
読みテスト
読みテストの点数で取り組む期間決める
音読最初みんなでそろえる
疲れるもんなんだよ!
きっと必死にやっている人は隣の人と話す余裕ない
1ページ読ませてしっかり声を出しているかチェックする
基準たいむきめる
得意な子はどんどん走らせる
漢字もあらかじめ教員が理解する
黒板で読みの確認毎回
指なぞりとかかならず声を出す
漢字間違いは横に3回練習
雑な字は消してやり直し
期限決める
進み具合を定期的に振り返る
たくさん進めても間違いがあれば点検やめる
基本1ページずつみせる
進出以外は丁寧に埋める!
わからない漢字は答え見てもいいけどかならず印をつける
漢字チェック教える
全員一斉チェックはセルフチェック説明後の導入に使う。お互い厳しくチェックする目を育てる
漢字練習計画
全体で集める日も作る
抜き打ちテストのあと振り返り
読み仮名塗り潰し
後期12月の最後の登校日まで
見れない時は提出場所設ける
出来るだけ評価は直接したい渡す時でもいいから
けてぶれに似てる
いくら自立といっても最初から「自分で考えてやりなさいと放って置いてできるわけない
最初はこうやるんだよときちっと指導し正確にできるようにしてあげる
Posted by ブクログ
子どもが漢字を自己批正できるようになると教師の負担も減るからいいと思いました!
楽しく効率的に漢字を覚えれるし、使うものもドリルとノートで一般的なので実践できそう
Posted by ブクログ
大きく2つのことが心に残った。
1つ目は
「一人ひとりをどう育てたいかを明確にし、それが全ての指導の背後にあるように」
という言葉。
ここがこの本の要所だと思った。
自立した人を育てるための手段としての漢字学習。
そしてさらにその漢字学習の手段をスモールステップに細分化している。
何のために漢字を子どもが学習するのか。
漢字を読めるため、書くため、使いこなすため、
自立した学び手になるため。
2つ目はまずは型を子どもに身につけてさせてから
任せるということ。
型⇨自由⇨型⇨自由という指導の流れで
子どもたちの力が発揮されていく。
これは漢字だけでなく発表、聴き方などあらゆる面において
大切なことだと思った。
型にはめるというと子どもの個性をつぶすように思うかもしれないが、
型を習得させることは目的なのではなく、
その先の自立した学び手になるための手段。
手段と目的について改めて考えさせられる一冊でもあった。
Posted by ブクログ
小学校での漢字の習得についてまとめた本。
「読めるから書け、書けるから使えるのだ、というシンプルな主張です。」(19ページ)
「読める力」→「書ける力」→「使える力」と段階的に進めていく。年間を通じたスケジューリングとシステムが凄い。
また、教えていた学年で書ければよいのではなく、「自立した学習者」になれるよう、クラスから離れた後も子ども達が自主的に漢字学習が続けられるように方向づけていく姿勢は素晴らしい。自分はオリジナルの漢字プリントを作って学ばせて、それで漢字を書けるようにして生徒も私も喜んでいたが、年度の区切りで教科担当から外れた時に彼らが自主的に漢字学習を進められていたとは思えず、自分の考えの浅さを反省する。
独自の教材を作るのでなく、一般的な漢字ドリルと漢字ノートを用いて、多くの小学校で導入できる方法として紹介しているのが良い。
前作の『クラス全員が熱心に取り組む!漢字指導法』(明治図書出版)に比べると、具体的な方法やQ&Aが書かれている。実際に導入したいとなると、こちらから読んだほうがイメージが湧きやすいかもしれない。
Posted by ブクログ
既視感大事、強制勉強中の必須項目、第1位じゃないかな?
特に漢字や英語の単語覚えには必要な概念かと。共に覚えるだけでは、あまり意味は無く、運用力を身に着けてこそのゴール、大事にしたいです。
P18 漢字指導を通して育てたい力
・読字力(漢字の読み方を知り、意味を措定(そてい)する力)
・書字力(読みや意味に対応させて漢字を書写する力)
・運用力(語句の意味や文の脈絡に対応させて漢字を読んだり書いたりする力)
P21 漢字の学習指導とは
・漢字という文字体系の習得
・国語における語句・語彙の習得
P23 漢字力以外にも伸ばせる力
・粘り強さ
・自主性
・計画性
・丁寧さ
P76 書き方←これは、最近、よく言われていますね。
・漢字練習は、横に書いていく
Posted by ブクログ
前作の「漢字指導」にイラストをつけて整理した本です。
この一冊で漢字指導に革命を起こすことができます。
具体的には、生徒が自主的に学習がしたくなる、学習方法がわかる、漢字を使いこなし、語彙力にも繋げられる…という感じです。
私は高等学校教員ですが、低学力の生徒だけではなく、学習意欲のある生徒をさらにやる気にするためのヒントも得られました。
たとえば、小テストで出題された漢字を使った熟語を書かせる、テストを抜き打ちにする、確認させる、自分のペースで進めさせるといったことが書いてあります。
これをヒントにして、古文単語のテストでは問われていないところで、口語訳をさせたり、自分たちのペースで取り組めるようなテストのあり方に変えたりと、生徒をやる気にさせるための考え方を得られると思います。
書籍としては前作のほうがボリュームがあります。
が、ふわっとしていた部分がさらによくわかって、授業に取り入れやすくなったと思います。
Posted by ブクログ
漢字指導の固定概念が変わりました
新任なので全てを実践することは技量がひつようなのでまだ難しそうですが、読む指導は徹底させて子どものやる気を引き出したいです!
自主性を引き伸ばす
指導の仕方はとても素晴らしいと思います!
新任なので読む指導は徹底的にできたらいいなと思います!技量がいるかとは思いますが、参考にさせていただきます。
Posted by ブクログ
著者の「クラス全員が熱心に取り組む!漢字指導法」の内容をイラスト付きで分かりやすくし、前作の質問等にも応える形になっています。
この本だけでも漢字指導の流れは十分に分かりますが、前作とセットで読むとよりイメージが湧くと思います。
自分もこの漢字指導法を実践していますが、今回の本のイラストと子どもたちの姿が結びついてきました。
上手くいかないことも正直ありましたが、この本が目指す子どもの姿を自分の教室で実現するためにどうするかを考えて、目の前の子どもたちに合わせて実践を変化させていくと、子どもたちの取り組み具合も熱を帯びてきました。
さらに実践を改良していくために、今回の本でまたヒントをもらえたのでがんばろうと思います。