ヤンソン・トーベのレビュー一覧

  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    みんなしたくてたまらないことをすればいい!
    でもちがうことを言う日もあっていい。
    したいことがバラバラなみんなが、ムーミン一家がいない家に集まり十一月を過ごしムーミン一家が帰ってくるのを待つお話。

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    2025年07月27日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    本棚に置きたい一冊

    トーベ・ヤンソンさんの世界が大好きです。
    以前何かで、ムーミン全集をお勧めされており、拝読。
    ムーミンといえば、高校生のころ。
    今からもう22年も前のことになるのか。
    アニメにはまり、そしたら大好きな友人もはまって、今思えばそれも嬉しかったなぁ。
    あの頃はまだ、市内に出てもムーミンのグッズは少なかったけど、今はムーミングッズがこんなに増えました。
    かわいいだけではない、トーベ・ヤンソンさん描く物語。

    序文では、ちょうど戦争があっていた時に、
    風刺画を描く時に署名がわりに使っていた、
    怒った顔の生きものを主人公にしてムーミントロールという名をつけたとのこと。

    かわいい登

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    2025年07月21日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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     朝日が昇るのが遅くなる。
     夕日が沈むのが早くなる。
     朝夕が肌寒くなる。
     木々の葉の色が変わってくる。
     手足が乾燥してくる。
     
     知らぬ間に季節が冬へと進んでいく十一月。
     わたしは、この本が読みたくなります。


     ページをめくると、今年もスナフキンは旅に出たくなっていました。

      ある朝の早く、スナフキンは、ムーミン谷のテントの中で、目がさめました。
      あたりは、ひっそりしずまりかえっていました。
      しんみりとした秋のけはいがします。旅にでたいなあ。
      
      ほんとにふいに、どこもここも、しんみりとしてきたのです。
      あたりのようすは、もう、なにもかも、いままでとは、が

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    2024年11月09日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    ムーミンシリーズの第一作目。
    後のシリーズと少し設定にズレがあるようにも。
    しかし一作目からパパは結構とんだところがありますね。海へ行く、のあのパパの片鱗が。

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    2024年09月01日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    ネタバレ

    『ボーダー 二つの世界』というスウェーデン映画を見て、

    「トロールの話って他にどんなものがあるんだろう?」と気になり、

    検索した結果出てきたのが『小さなトロールと大きな洪水』(トーベ・ヤンソン)。

    今更思い出したけど…トロールって、『ハリーポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』のイメージ強くて、

    まさかムーミン出てくるとは思わなかった!!!!!

    「トロール」とは一体何者なのか、本作を読み終えてから調べるか……と思っていたら書いてあったので抜粋。

    【「トロール」というのは、北欧の神話や民話に出てくる妖精や小鬼のことで、北欧の人ならだれでも知っています。】

    小鬼と妖精が一緒にされてい

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    2023年04月18日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    「このスナフキンと対面している美少年は誰ぞ?!」と完全にジャケ買いでございました。「したくてたまらないことをすればいい」っていう一見簡単そうなことが意外と難しいんだよなぁ、と感じるお話

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    2021年06月13日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    ムーミンシリーズの処女作。一番最初に作ったせいか、設定が色々とちがっているし、ムーミンママの性格もちょっと違う気がする。パパがいなくなって必死に探しているからかもしれないけど。
    でも、作者のトーベ・ヤンソンさんの作風は変わらず、読んでいる私を温かい気持ちにさせてくれました。

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    2021年01月10日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    ネタバレ

    ムーミン一家が灯台のある島にいっている間のムーミン屋敷のお話。最後、一家は戻ってくるわけだけど、これからどうするんだろう、春になったらまた灯台に行くのかな?とちょっと考えてしまった。

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    2021年01月10日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    ムーミン一家が家にいなかった=じゃあ待っていよう、と勝手にそこで共同生活を始める発想がなかなか凄い。常に鍵をかけないムーミン屋敷のテーマ「The door is always open」を象徴するお話だと思った。個性が豊かすぎる彼らだけど、大きく衝突することもなく馴れ合うこともなく、互いの個性を分かり合いながら、自分自身の"可能性”を見つけていく姿には学ぶところがある。ムーミン谷の住人達のこのおおらかさが好き。

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    2025年11月29日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    ムーミン物語を読むのは、実はこれが初めて。
    本作は、ムーミン物語の第一作。
    戦時中の1939年に、子供達のために
    トーべが風刺画を描く際に、サイン代わりに
    使っていた怒った顔の生き物をムーミントロールと名付けて主人公に構想、1945年に物語化。

    当時トーベのフィンランドは、ドイツ軍の侵入
    ソ連の空爆を受ける。

    物語、最初はパパが不在で、ムーミンが、
    ママと二人で、暖かくて住みやすい場所を探して、暗い森の中を旅する。

    家族がばらばら、絵の挿絵もどことなく暗く、
    戦争の影響を受けていると読むと、
    最後にムーミンパパと再会できた時は、
    心から安堵の気持ちがした。

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    2025年09月15日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    なんとムーミン一家はいないとさ。
    読者も集まってきた臨時住人と一緒に、彼らの帰りを心待ちにするが、無情にも耳の先さえ一切出てこない。あぁ無情。これでシリーズ終わっちゃうのにだよ。

    でも何で星4にしていたかと思い出すと、読後感がさっぱりしているんだよね。
    始めは人の家に勝手に住み着いて、好き勝手にやっている奴らにモヤモヤしたり、早くムーミンが出てこないかな?なんてソワソワしたりしている。

    そのうち住民と同じ心境になる。この状況を受け入れるのだ。そして、このおかしな住人たちの人生を眺めようという気になってくる。

    欠けているものを埋めたくてやってきた彼らは、思えば我々読者そのものだ。

    私たち

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    2025年08月16日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    ムーミン1作目ということなので、
    こちらを先に読んでみました。
    普段見かけるキャラクターより少し暗めな印象でした。
    2作目以降が普段見かけるムーミンというレビューを見かけることが多いので、どんな風に印象が変わるのか、続きが楽しみです!

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    2024年12月15日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    ムーミンに最近はまって小説が読みたくなったので読んでみた。
    全集では9だけど1作目ということなのではじめにこの作品。
    ムーミン、ムーミンママ、スニフと小説版でもそのままの人(?)柄。大人になって読むとより好きになると思う。スナフキン、ミー、フローレンなんかは出てきてないのでシリーズ全部制覇したい!

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    2024年04月24日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    ネタバレ

    ムーミンの本て、基本的に雨とか雷とか風とか薄暗い雰囲気で親近感湧きます。
    物語の中盤でスクルッタおじさんのためのパーティーをすることになって、フィリフヨンカさんが台所に立ち始めたあたりから、ちょっとずつ雰囲気が明るくなってきて、みんな少しずつ楽しくなってきて、最後はめいめい温かい気持ちで別れられたのが良かったです(*ˊ꒳ˋ*)
    フィリフヨンカさんが「わたし、おそうじせずにはいられなかったの。みんなだってそうしなくちゃ!したくてたまらないことをすればいいんだわ。ね、ミムラ」って言ったのが印象的でした。もともとはミムラの考えですが、フィリフヨンカさんが、目覚めたようで嬉しかったです(*ˊ꒳ˋ*)

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    2023年12月02日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    ムーミン物語の第1作とのこと。なんでも出てくるママのバッグ、心強いなあ。パパははじめから放浪癖があったんだな。そして巻末の解説。本作が書かれた時代背景を読むと、今とあまりにも通じるところが多くてびっくりする。と同時に、ムーミンシリーズにただよう、楽しいながらもどこかうっすらと影のある感じも納得がいくのだった。

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    2022年12月15日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    ムーミンを一度も読んだことがなかったので、作品を書かれた順に読んでみようと思い立った。
    全体を通して不安・薄暗い感じのストーリーなのは、書かれた当時が第二次世界大戦の真っ只中であったということから納得できた。
    また、パパに放浪癖がある事を知らなかったし、ママも強気な所があるので、創造の生物でも意外と人間に近い感性なんだなと思った。

    全ページ通して挿絵がふんだんに使われているので想像もしやすく、新装版とあって装丁が美しかった。
    チューリッパが可愛らしいなぁと好みだった。

    他の作品はもっとほのぼのしているのか、気になるところ。

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    2022年12月13日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    子供の時にテレビアニメで放送されていたムーミン。この本はなんと、1945年に出版された「ムーミン」の記念すべき1作目!ストーリーは、行方不明となったムーミンパパをムーミンとムーミンママが探しに行くという感じ。100頁ちょっとなので1時間も掛からず読めちゃうんですが、「哲学的」というと凄く大袈裟なのですが、「何とも言えない深さ」を感じてしまいました。というのは、埼玉県飯能市にあるムーミンパークに行った際に作者であるトーベ・ヤンソンさんの生立ちを知ったからだったり、久しく童話を読んでいなかったせいかと思うんですが。。。気になる方は読んでみて下さい♪

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    2021年03月17日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    初めて読んだムーミン物語のゼロ巻。ここから始まったんだと感慨深い。
    パパじゃなくてママと冒険。パパは自分勝手に出て行って自分の正義に酔って押しつぶされている。
    ママはしっかり者だけど強くはない。ムーミンが支える。
    短い中にも、子ども心をくすぐる冒険と少しの不穏が詰まっていて良い本だと思った。

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    2025年08月03日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    他の作品と比べても不安の強い作品だった。書き始めた時が第二次世界大戦中だったというから納得だ。それでも最後には幸せになってくれるから、ホッとする。ママは今作では少し感情の波が大きいけど、他の作品に繋がるところも見える。ムーミンは泣いたり甘えたりしていて少し子どもらしい。パパはだいぶ勝手だけど、それは「ムーミンパパ、海へ行く」でも感じた部分だし、家族の事を思う気持ちは強いから、通じるところがあるな。最初の一作から、キャラクターはしっかりできていたんだな。
    最後の解説も読み応えがあった。ムーミンの童話全てに通じている、個人の個性を尊重するコミュニケーションの取り方や、大人も子どもも成長する存在とし

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    2024年11月04日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    ネタバレ

    このお話はムーミン一家が島に移住している間の話なのかな?だとしたら最後にみんなが帰ってきてくれるのは嬉しい。あの島からムーミン谷に戻ってきてくれたんだ。会話するところも見たかったけれど。
    印象的だったのは、ホムサの頭の中で膨らんでいたムーミンママの理想像が、現実的なものに生まれ変わるところだった。良いところばかりでダメなところは一つもないはずだと思っていたけど、そうでもないかも、いやそもそも、それってダメなことなんだろうか?という疑問?
    誰の力も借りずにその考えに辿り着くのが大事なことなんだね。

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    2024年11月04日