池田渓のレビュー一覧

  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    しかし、そんな考えでいれば、前例のない課題に取り組もうと言うときも、どうしても失敗のリスクに行動が縛られてしまい、
    失敗するくらいなら、最初からやらない方がいい、と言うことになってしまう。
    彼らが持ち前の高い情報処理能力で、「出来ない理由」を目ざとく発見したら、そこでその課題へのチャレンジは終了だ。
    秀才型、受験勉強が得意な彼らが受験勉強では学べなかったこと、それが、正解のない課題に挑む「チャレンジ精神」なのだ。

    ちなみに、先に書いた天才型は、この「出来ない理由」を、並外れた才能で克服してしまう。
    また、要領型は、「リスク分析の精度の甘さ」から、見切り発車で、自覚なく難題に挑むことができるモ

    0
    2025年10月07日
  • 東大なんか入らなきゃよかった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    東大卒の誰しもがが幸せなわけではない。当たり前のことに気付かされ、そして生きづらさを感じる東大卒の方々のエピソードが胸を打つ。
    もちろんきらびやかな活躍をする東大卒もたくさんいるわけだが、この手の本は、じゃない方にフォーカスしていて、なぜか救われる思いを感じる。今ダメだとしても、いつか救いがあるように感じるからだ。自分だけではない。ちゃんと前向いて生きていこう。

    0
    2025年06月01日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    東大進学を志す少年たちに一読して欲しい。
    そしてそれでも東大を目指したらいい。
    上が突き抜けてしまって不均質な集団は大変だ。

    0
    2022年04月10日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    テレビでは、'東大王'とか'さんまの東大方程式'とか東大を冠した番組の企画が多い。そこでは、世間一般の東大に対するイメージを助長ないし揶揄する試みがみえる。そんな中、東大に在籍した著者が、自身の経験や、東大に入ったがために、それぞれの思いの中で歩んでいる人生の軌跡に、当人たちとの取材を通して光を当てている。東大といってもピンからキリまでいるが、金太郎飴的な理解に苦悩する人々がいる。幸せとは何かへの自問がある。他人との比較ではなく、過去の自分との比較、という言葉が救いになる気がする。

    0
    2021年05月07日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    親としては、我が子に絶対に死なれたくない。死にたくならないために、希望を失わずに生きていけるように、友達とか、音楽や絵とか、健康で生き生き生活出来るような自立の術を、学んでほしいなあ。
    受験の勝者にならなくてもいいから!!

    0
    2021年03月01日
  • 東大なんか入らなきゃよかった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ちょっと小説以外を読んでみました。
    最後の4つのヒントは、東大に関係ない自分でも、たまに見返して落ち着こうと思いました。

    0
    2025年11月02日
  • 東大なんか入らなきゃよかった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    タイトルを見て、何を贅沢なことをと思い購入。(もちろん僕は東大卒ではない)
    読んでみて、成程、東大卒というだけで、他の人にはわからない苦労もあるんだなと思いつつ、やはり何を贅沢なことを言っているんだという結論に行きついてしまった。(僕は東大卒に特別な偏見をもっているのだろうか?)
    確かに、高学歴ゆえに生きづらさを感じている人は一定数いる。が、東大は間違いなく日本の大学で最高の教育機関であることに間違いない。では、東大に人生を狂わされた人というのは、どの大学であったなら、人生に狂いが生じなかったのであろうか?
    東大卒だが、年収230万円の地下街警備員の話が出てくる。これはこれでありではないか。

    0
    2025年05月12日
  • 東大なんか入らなきゃよかった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    私自身は東大なんか到底及ばない大学出身だけれど、本書における「要領型」の東大生と通ずるものがあると思った。
    レベルは違うけれど、そこそこ頑張っただけでどこも落ちず、志望校に入れた。
    結果たいした根性もない人間ができあがり、今、何者にもなれずいる。

    0
    2025年04月19日
  • 東大なんか入らなきゃよかった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    周りからの期待や評価を気にしすぎるが、
    その期待に応えられないという、
    理想と現実のギャップに苦しむ東大卒の気持ちが痛いほど伝わってきた。自分もかつてはそうだった。

    0
    2025年04月16日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    東大=秀才、天才が集まる場所という一般的な認識を変えようとすることで、現役東大生、東大卒業生の気を少しでも楽にすることを目的に書かれた本。

    記述内容の中には、東大以外の大学に通う人でも、当てはまる部分がきっとあるのではないかと思う。

    本書では、日本最高峰と認識されている東大を舞台に、そのキラキラした側面とは反対のダークな側面を覗くことで、東大に対する現実的な認識をする上での手助けをしてくれる。

    書かれたことは偏っている可能性があるだろうが、ここで掲載された語りは無視してはいけないだろうと思う。それは、確かに現実で起きていることだから。

    0
    2025年04月03日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    東大生と言うと受験生0.25%の超エリートでほとんど能力差が無くフラットな世界を想像してたけどこれ程までに格差があるとは正直驚き。
    本の中で著者が東大生は論理的に文章を書く事を徹底的に訓練されており且つ元々長けている、みたいなことを言われていたけど非常に文章が巧みでく◯◯だから◯◯みたいな原因と結論が交互に展開されており一気に読んでしまった。
    ここに挙げた東大生は極端な例も含んではいると思うけど現状を知れて参考になった。

    0
    2023年06月14日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東大なんか入らなきゃよかった
    誰も教えてくれなかった不都合な話
    池田渓(いけだけい)氏による著作。
    2020年9月26日第1刷発行。

    池田渓氏は1982年兵庫県生まれ。東京大学農学部卒業。
    東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程中退。
    フリーランスの書籍ライター。共同事務所「スタジオ大四畳半」在籍。

    ある意味当たり前ではあるが、大学受験突破した後も人生は続く。
    いやそれからの方が断然に長い。
    学校や予備校、受験勉強で頭が一杯の時にはすぐには気が付きにくい人生の落とし穴を教えてくれる本。
    内容は著者が東洋経済オンラインに掲載した記事をまとめたもののようだ。
    ただ文系の大学院進学への警告など

    0
    2021年12月07日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    「東大に入ったって、幸せになれるとは限らない」なんて言い方、
    東大となんの関係のない人でも、ついたとえ話的に使ってしまいそうだけど、
    東大卒の著者が、インタビューやデータに基づいて書いているので
    説得力がある。
    エッセイ風の軽い語り口なのに、ちゃんと裏付けがあるあたり、
    文章として信頼できるし、これがさらっとできちゃうあたり、
    やはり東大生!というか、頭が良いなぁという印象。
    東大生に限らず、「自分にとって幸せとは何か」という、ちょっと
    哲学的なことも考えさせられる一冊でした。

    0
    2021年03月18日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東大卒業生のネガティブな側面を記した話。読者は東大卒業生が多いような気がするが、皆本書に書いてあるような仕打ちを一度や二度受けたことがあるのではないだろうか。

    博士進学者の末路についての記述はかなり事実に近い。東大にいた人から見たら当たり前のことが書いてあるだけなのだが、社会に出ると意外とアカデミックキャリアについて皆知らない&説明してもなかなか分かってもらえない。アカデミックキャリアを目指すお子様がいる親御さんには、在籍大学を問わず一度は読んでいただきたいところである。

    オープンワークの出身大学別年収ランキングが掲載されているが、東大卒の30歳時年収の平均が810万というのは高過ぎではな

    0
    2021年03月14日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    話はやはり聞いてみないとわからないなあ。

    昨今、以前からか?、東大王だとか高学歴だとかで人間を括って、ひとつの思い込みをマスコミが作って、見ている自分も特に深く考えもせず流してきたけど、皆ひとりひとりの人間なんだってことか。

    それぞれの努力が報われる世の中になりますように。

    0
    2021年02月20日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    とても読みやすく、興味深かった。東大卒の人、大変なんだな…。官僚の話が想像以上で、なんだかお気の毒。

    0
    2020年12月28日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    日本は学歴社会の国であるためどこの大学出身?ということに敏感である。しかしそれは仕方のないこと?日本で生活していくにはその覚悟もなければならない。しかし、それが優先になって負の方向へと進んでいくことも多々あるでしょう。何事もバランスというものが大切である。偏差値の高い大学出身、というだけでは誰も尊敬してくれない。当然、学力だけではなく教養も兼ね備えている人間でありたい。東大生卒業生は、その教養がしっかり身についている人が多いと思う。
    大学へ入ることが目的ではなく、手段だとすると、その先の人生を決めるのも本人次第。東大卒業なんだから頭脳明晰で、何でもわかるのでしょ?と言われるのも分かるが、そんな

    0
    2020年12月06日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    東大卒の方が著しているので、納得しながら読みすすめた。また、インタビューをした相手が少なく、著者のバイアスがかかるのでとも思った。
    いわゆるお受験の勉強だけでは将来生きていけないと良く感じた。

    0
    2020年11月23日
  • 東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

    Posted by ブクログ

    巷で聞いたことがある話が多かったが、本人にインタビューをして書き起こしたものだからだろう、生々しさがあった。

    0
    2025年09月01日
  • 東大なんか入らなきゃよかった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    東大に入学した神童達(本書で取り上げられる元東大生たちは、何故か地方出身者が多いような気がするが…)の卒業後の進路・人生を追跡調査したルポ。
    はじめのほうに、現在の東大の入試実態と学生生活とが明らかにされた後に、本書の中心となる5人の元東大生たちの挫折・苦悩がクローズアップされる。とはいえ、本書は全てが悲壮感に満ちた内容ではなく、途中たびたび筆者独特のユーモラスなツッコミが冴え渡っていて、そこまで暗澹たる読後感にはならないので、ご安心あれ。
    こういった「エリートの蹉跌」ものを読んでつくづく感じることは、大切なのは、学歴や学校歴ではなく、「自分のキャリアについて早いうちから真剣に考えること」と、

    0
    2025年04月26日