鈴木修のレビュー一覧
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ネタバレ[全体]
・鈴木修氏とスズキ自動車の成り立ちや成功話
・アルトの成功話
・インドでの成功話
・北米への進出とGEとの関わり
・大企業といえなくないスズキがまだまだ中小企業であると本人は感じている
[感想]
単なる氏の成功秘話等的な側面もあるが、ビジネス生活に通じる言葉や話題なども多く面白かった。
自分が一番印象に残った言葉は
「出来ない理由を探している時間があったら。できる理由を探せ」
です。
若いころから現場主義で現場を見て回り社長や会長となってもその姿勢を貫き通しスズキを牽引した功績は大きいと思いました。
現場主義からくる試してみるという精神も自分は好きです。 -
Posted by ブクログ
昨年サブプライムショック後の大変な時期に社長へ復帰したというニュースがありましたが、スズキ自動車の社長、会長を長らくされていた鈴木氏の記された本です。
後継者と思っていた人に先立たれる等、偉大な経営者を他の人に託すのに苦労しているようです。創業者の家に婿入りして苦労してスズキ自動車を大企業にした苦労がこの本に凝縮されています。
この本は2009年2月出版であり、原稿執筆は2008年後半であることを考えると、世界経済の大激変の状況を考えると大変な時期にこの本の準備をされていたのだろうと予想されました。
売上高3兆円といっても付加価値は3000~5000億円に過ぎない(p231)という -
Posted by ブクログ
スズキ自動車の会長である鈴木修氏の経営に関する自叙伝的内容。
軽自動車という市場でのプレゼンス、インド市場での圧倒的シェア。
現在の成功について、自身のポリシーや考え方を回顧して述べられている。
読むと分かるのが、名物経営者ではあるが、決して奇人ではないこと。
とっている方針は至ってシンプル。
しかし、強いリーダーシップを発揮して、会社を引っ張ってきた様子が窺える。
また、改めて感じる人間関係の重要さ。
困った時に助けてくれる人をどれだけ持てるかも重要となってくる。
自身初の著書とのことであるが、読みやすく、分かりやすい内容だった。
全て自身の経験に基づいているからであろう。 -
Posted by ブクログ
最近話題のスズキの鈴木会長の本。
やさしい語り口でおもしろく読めました。
鈴木さんの反骨精神というか、ガッツが伝わってきて
面白かったです。
最後に収録されている「オサム語録」がかなりおもしろい!
コスト削減や効率化、金額に換算して考える視点、
また、トヨタやホンダに中小企業がどのように伍していくかといった
ポイントは個人的にツボでした。
経営者の本は好きでよく読むのですが、
経営者本としてどうか、、といわれれば、
強烈なインパクトは少し少なめでした。。。。
「私の履歴書」みたいな感じで、個人的には、
もう少し経営哲学にフォーカスした内容が読みたかったです。
(はっせー)
読みました