坂夏樹のレビュー一覧

  • 千二百年の古都 闇の金脈人脈

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    京都に住んで数十年、
    京都のなんで?や仕組みが少しだけわかった気がする。どこにでも、弱者を装って金儲けする輩がいるんだなぁと。

    面白かった。

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    2025年09月06日
  • 危機の新聞 瀬戸際の記者

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    速報性はネットに後塵を拝し、中身の濃さは書籍に劣る。広げにくい大きさに拘り、読まない方を悪者にする。記者クラブという参入障壁を作り、特権意識に染まる。・・負のイメージしかない新聞。発行部数減が取材の現場にしわ寄せる。人員削減。現地に行けない記者たち。質の悪化に拍車がかかる。育たない人材。・・ジャーナリズムの崩壊は国の衰退を招く。「だから新聞は守るべき」という決めつけには同調できない。メディアの形にこだわる必要はない。新聞ができなくなった業界にとって必要なこと、新しきものが引き継ぐ。それが本来あるべき姿。

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    2022年07月01日
  • 危機の新聞 瀬戸際の記者

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    ジャーナリストを志す学生諸君は必読だ。本書を読めば、その志をきっぱり捨てられるだろう。

    全国紙である毎日新聞の内部崩壊がリアルに描かれている。

    現場に行かない、原稿を大切にしない記者。怒鳴るだけの上司。まさに終わっている。そして、いつのまにか周回遅れになっている。

    心を病む記者が増えているという。
    その理由として著者は、デジタル化の進展による「徹底的な人減らし」とデジタル化で出現した「会話のない職場」(p186)の2点を挙げている。

    しかし評者はここでさらに1点を加えたい。

    「デジタル化による記者の社会的地位の低下」

    である。周回遅れの職種である新聞記者は、もはやリスペクトされる業

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    2022年06月24日
  • 命の救援電車

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    ネタバレ

    大阪空襲があえ逃げ惑う市民を救ったそんなことは本当にあったのか。戦後七十年以上たってからそのことについて調べた人たちの記録である。
    結論から言うと。あった。それもどうも3本走ったようだ。
    2本はミナミからキタへ、1本はキタからミナミへ。
     どうも大阪空襲を予見した佐藤栄作が臨時の列車の運行を考えており、密かに備えていたようだ。しかし最後は現場の判断で前日の空襲で運行がとまっていた電車や回送電車などで始発より早く地下鉄が動いたようだ。
     一瞬にして日常が火の海と化す空襲、10代後半の少年少女が運転も含め駅の業務をになっていたこと。
    ままならなかった電車の維持管理。
     卒業式や入試など、戦時下でも

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    2021年03月07日
  • 千二百年の古都 闇の金脈人脈

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    バブル期の京都の裏社会の様子を描いた本。
    内容は興味深いが、ややその後どうなったかとか現状についての情報は不足しているかなという印象です。

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    2020年09月22日