危機の新聞 瀬戸際の記者

危機の新聞 瀬戸際の記者

1,540円 (税込)

7pt

3.0

いま、新聞社で何が起きているのか!

デジタル化の大波は新聞社をも襲っている。紙の部数が激減するなか、デジタル版を推進する新聞社の内部で何が起こっているのか。元大手新聞記者が、デジタルファーストで内部崩壊していく新聞社と取材現場の実態を描く! デジタルファーストの号令一下、アクセス数を稼ぐためのネット優先態勢が始まった。記者会見で一心不乱にキーボードを打つだけの記者、現場に行かずSNSと動画で取材をすますだけの記者、記事の中身よりもネット受けを求められる記者……。

速報性と合理化の前に「原稿は足で書け」は死語となったのか。若手育成の場だった支局は記者数が激減し、取材現場の弱体化はとどまるところを知らない。しかし、ネットニュースの大元は紙の新聞記事である。プロの取材力とチェック体制に裏打ちされたニュースこそがネット報道を支えているのだ。取材現場から失われゆくものに警鐘を鳴らし、新聞の底力を訴える書。

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危機の新聞 瀬戸際の記者 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    速報性はネットに後塵を拝し、中身の濃さは書籍に劣る。広げにくい大きさに拘り、読まない方を悪者にする。記者クラブという参入障壁を作り、特権意識に染まる。・・負のイメージしかない新聞。発行部数減が取材の現場にしわ寄せる。人員削減。現地に行けない記者たち。質の悪化に拍車がかかる。育たない人材。・・ジャーナ

    0
    2022年07月01日

    Posted by ブクログ

    ジャーナリストを志す学生諸君は必読だ。本書を読めば、その志をきっぱり捨てられるだろう。

    全国紙である毎日新聞の内部崩壊がリアルに描かれている。

    現場に行かない、原稿を大切にしない記者。怒鳴るだけの上司。まさに終わっている。そして、いつのまにか周回遅れになっている。

    心を病む記者が増えているとい

    0
    2022年06月24日

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