天野篤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この人はある意味求道者。自分でも「医師道」と言い、宮本武蔵になぞらえている部分もある。剣とメス。彼はメスを持つときの心構えは、超一流の武道者のそれであろう。
月〜金、医局に未だに寝泊まりしている覚悟は半端ではない。やはり、ここまで徹底しないと人間は成功しないということだ。
また、「収入が多いものは誰よりも働かねばならない」という言葉には共感する。
そして、「成長にゴールはない」。まさにこれはイチローと同じであり、羽生名人にも通じる。
やはり、世界的に一流になるには、半端ではない生き方、求道者のような生き様が求められる。
自分は果たしてそこまでのことができるのであろうか?? -
Posted by ブクログ
冠動脈疾患があり、手術も経験している自分は、血液サラサラの薬を飲み続けている。
今後どうなっていくのか、どうすべきか等気になるが、ちょうど、何か示唆を与えてくれそうな本が見つかったので読んでみることにした。
著者が上皇の執刀医であることから、信頼感が持てたのも、きっかけになった。
得た知識で記憶に残しておきたいと思う事項を以下に列挙しておく。
●冠動脈バイパス手術で使う血管の耐久性は、足の静脈で、約13~15年
●高齢者の再手術も増えているが、1~2年前に手術を受けた患者の再手術は、体内の組織同士の癒着が強いため、スムーズにメスを入れられない。
最初の手術から時間が経っているほど、癒着部分と通常の組織がなじみ、再手術がやりやすくなる。
●狭心症と、大動脈弁狭窄症を人工心臓を使わず、外科医による手術と内科医によるカテーテルの血管内治療を同時に行うハイブリッド手術も可能になってきている。
●すでに心臓病を治療した人や治療中の患者に夜間頻尿が表れてくると、心不全が進行している可能性がある。
心臓のポンプ機能が低下して、体内に血液が十分、供給できず、下肢に溜まる。寝ている時に、腎臓での血液量が増え尿がたくさん作られる。
●BMIは22がもっとも病気にかかりにくい健康な状態
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Posted by ブクログ
モラトリアムの期間を「ネジを巻いている時間」と表現されているのが印象深かった。天野先生が言うから説得力が出るのかも。
以下はメモ
p.53
厳しい局面では、取るべき行動も、あるべき姿も方向性を変えるぎりぎりの分水嶺も、最終的には自分でつかみ取らない限り、確実な前進はない。
p.145
そして、手術の具体的な説明に加え、手術のリスクもきちんと話す。再手術の場合なら、4つくらいのパターンで説明する。
①「前の手術の手術水準と今の水準」
②「前の手術で、結果的に問題点として残ったこと」
③「事前の診断でわからなかったことが起きる可能性」
④「事前の診断どおりだったが、手術中に、予測しえなかったことの起きる可能性」
そして、事前の診察からの手術の予測と、収束のパターンを説明する。
p.146
患者さんたちは、手術の向こうに「死」というケースがあることも想像のなかにはある。が、あえてそれを考えないようにし向けている。外科医はその扉が決して開くことのないよう、努力している姿勢を伝えなければならないのだ。
p.152
医療に限らず、自分で選んだ仕事をしていて自分の行っていることに「飽きる」という感覚があるとしたら、中途半端に妥協していることにほかならない。それは「このぐらいでいいだろう」という甘えにもつながっているからだ。