天野篤のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この人はある意味求道者。自分でも「医師道」と言い、宮本武蔵になぞらえている部分もある。剣とメス。彼はメスを持つときの心構えは、超一流の武道者のそれであろう。
月〜金、医局に未だに寝泊まりしている覚悟は半端ではない。やはり、ここまで徹底しないと人間は成功しないということだ。
また、「収入が多いものは誰よりも働かねばならない」という言葉には共感する。
そして、「成長にゴールはない」。まさにこれはイチローと同じであり、羽生名人にも通じる。
やはり、世界的に一流になるには、半端ではない生き方、求道者のような生き様が求められる。
自分は果たしてそこまでのことができるのであろうか?? -
Posted by ブクログ
モラトリアムの期間を「ネジを巻いている時間」と表現されているのが印象深かった。天野先生が言うから説得力が出るのかも。
以下はメモ
p.53
厳しい局面では、取るべき行動も、あるべき姿も方向性を変えるぎりぎりの分水嶺も、最終的には自分でつかみ取らない限り、確実な前進はない。
p.145
そして、手術の具体的な説明に加え、手術のリスクもきちんと話す。再手術の場合なら、4つくらいのパターンで説明する。
①「前の手術の手術水準と今の水準」
②「前の手術で、結果的に問題点として残ったこと」
③「事前の診断でわからなかったことが起きる可能性」
④「事前の診断どおりだったが、手術中に、予測しえなかった