小平龍四郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2025/11/19 「山一前後」 小平龍四郎 日経編集委員
バブル崩壊後の35年、日本を含む東南アジアが「グローバル化に向けて社会経済システムの革新」を進めた時代と総括している。そのために①ガバナンスの確立、②資本の改革が進められてきた。
日本は理念的な改革は苦手で、対処療法的対応に終始し、結果的に先送りでズルズルと世界におけるPositionを落としてきた。
2024年2月、34年振りに日経平均の高値更新が実現した。バブル崩壊後に進められた市場改革や経済政策が漸く成果を挙げたとも言えるが、真の要因は不確実である。
1.戦後の日本経済は「統制経済」。個々の企業に経営はなく、行政が所管の業界を -
Posted by ブクログ
インターネットやスマートフォン等、目に見えて社会の利便性の向上に貢献するものが社会に受け入れられる理由は良く分かる。ただ、現在の自分の生活にポジティブな影響を明確に与えるだろうことがわからないものは、たとえその重要性が声高に叫ばれていても、社会の隅々まで浸透させていくのは本当に難しいことのように思う。ESG投資という概念が上手いこと普及したのは、企業や投資家がESGの概念を上手く用いればその価値を経済的に享受出来るということが分かり始めたことと、そこに普及させたい人達が訴求していった結果なのかなーと思ったりする。
ESG初心者の私でもサラッと読めて分かりやすい本でしたー。