相山夏奏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる」、「イット・スターツ・ウィズ・アス ふたりから始まる」に続く、3作目に読んだコリーン・フーヴァー作品。
ずっと読みたいリストにいれていたが、映画化するということでこれを機に読むことに。
コリーン・フーヴァーの初ミステリーだったが、もう設定から惹かれてどんどん読み進めてしまった。結局、ヴェリティの本音は原稿なのか、手紙なのか?こういう「読者のご想像にお任せします」な結末は普段あまり好まないのだけれど、今回は自分の中では意見が固まっているからか、終わり方も好きだった。
イット・エンズ・ウィズ・アスも今作も、彼女の作品に出てくる男性は一見イイ男なのに読み進めると暴力でどうにかしようとする男性で、主人公と一緒になって惹かれていた自分の心がぐちゃぐちゃになる気分。それも含めて新しい感情になるので新鮮だ。
相山夏奏さんの翻訳はするすると読めるので大ファン。今後もコリーン・フーヴァー作品はぜひ相山さんの翻訳で読みたい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作It Ends with Usの中で、アトラスのこんな言葉があった。
―『これから先……もしも奇跡が起こって、きみがまた恋に落ちるようなことがあれば……そのときはぼくと恋におちてほしい』
私はこの一文を読んで泣いた。
リリーにとって本当にふさわしいのはアトラスなのに、なんでこんな酷いライルと一緒になってしまったんだろう、と。
それはリリーとアトラスが一緒になって幸せになる物語を読んでみたかったということでもあり、本作では、著者のコリーン・フーヴァーがその願いを叶えてくれました。
またリリーの日記が出てくれて嬉しかった。
アトラスの手紙も愛に溢れていて、読んでいて彼の愛に守られているリリーに安心したりした。
リリーもアトラスも二人とも苦難があったけど、最後は最高のハッピーエンドで良かった!
前作を読んでいた時は、ひたすらに心が苦しかったけど、本作を読んでいた時は、心が愛に満たされていました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わって…言葉が出ない。
こんなに心が苦しくなる物語だったなんて。
しかもそれが著者の実体験によるものだったなんて。
『ネイキッド・トゥルース』
…最初に屋上でリリーとライルが出会った時に交わし合ったこのクエスチョンは、なんてロマンチックなんだろうと思った。
『ネイキッド・トゥルース』
『わたしは暴力をふるう男性と恋に落ちた』
…ただひたすらに悲しかった。
そして最後の「ネイキッド・トゥルース」
『あなたとわたし、ふたりで終わらせるの』
…リリーの勇気に感動した。
アトラスとの思い出も心に刺さるものがあって、あの時から、ただ必死に"泳ぎ続けて"きたリリーとアトラスの二人の人生がラストで交差した瞬間は鳥肌が立った。
『もう泳がなくていいんだよ、リリー。ぼくたちはとうとう岸にたどり着いたんだ』
個人的な体験を思い出したりして辛くて読み進められない時もあったけど、最後には読んでよかったと思った。
勇気あるリリーと、彼女を生み出した著者のコリーン・フーヴァーに心から称賛を送りたい気持ちでいっぱいだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ駆け抜けるように読み切った。
世界的にかなり有名な本なのに、日本でそこまで話題になっていないのが不思議。
ここでもコメント数少なかったし、もったいないなあと思う。
日本作家のこの手の小説はあまり読まないから分からないが、男女の描写が濃厚で大胆でセクシー。
文章の引き込み力がすごい。
ライルの視点を知りたいし書いてほしいが、想像するからこそ魅力があるのだろうと思う
個人的にどうしても引っかかった部分がある。
リリーが妊娠していることが分かり、産むと決めたとき、ライルの子ということに対しての複雑な気持ちの描写はあったものの、ここまで経営者でありバリキャリのキャラクターなのに『仕事と子育て』についての葛藤みたいな描写がひとつもなく手放しで喜んでいたこと。
ここにどうしても引っかかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・ここまで強く、自分を守る決断をできる人は多くないのではないかしら。私なら絶対ほだされる。でも、リリーのママの言う通り、限界はどんどん押し流されるのだろう。最初はちょっとしたことだったし、二回目も事故みたいなものだったし、三回目も、私に悪いところがあった。いろいろと言い訳を重ねて、気づくと取り返しのつかないところまで来ている…誰が見ても「別れなよ」と思うようなところまで。でもその頃には限界など分からなくなっているから、いつ別れればいいのかもう判断できない。
・ごく稀に暴力を振るう男だとしても、あとは本当に完璧なのだ!きっとあの暴力は事故だった、ちょっとしたことだった。彼のことは心の底から愛しているし、私のことも愛してくれるし、暴力の後は絶対に心の底から謝罪して、優しくしてくれる。本当に、完璧な男なのだ。そういう、抽象化されると「ああそれよくあるやつ」と思うようなストーリーが、一瞬一瞬の心の描写を丁寧にされると、「これは…離れたくなくなるかも…」と思わされてしまう。人の心の動きって、抽象化されると一気に共感できなくなるのね、と理解させられた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレリリーとアトラスにピッタリの不器用で美しい恋物語だった!!
ボストンの街で遭遇した2人の気持ちの昂りから本作は始まる。リリーはアトラスと恋人になりたいけれど、ライルが彼に対して嫌悪感を抱いていることを知っているため、これ以上恋仲になってライルが自分やエマ、アトラスに危害を加えてこないかと不安に駆られていた。
アトラスはそんなにリリーを見て敬遠されていると焦りながらも、自分のお店での襲撃事件に頭を悩ませていた。そして昔自分を追い出した母が突然姿を現し、自分の息子、つまりまだ見もしないアトラスの弟が行方不明であることを伝える。そしてアトラスは襲撃犯が弟のジュシェであると目星をつけ、彼を捕まえ彼を育てていく決意をする。
リリーはライルからの脅威に対してアトラスを頼り、アトラスは自分の母やジュシェとのことでリリーを頼り、最後は2人で高い壁を乗り越えた。
終盤ギリギリまで辛い局面が多い本作だが、最後はやはり2人に相応しい温かなシーンで終わりを迎えられて、とても嬉しかった!!
リリー、アトラスのこれからの生活に幸あれ