あらすじ
悲痛でありながらも希望に満ちた物語。
最愛の人を失い絶望したカナが、5年間の服役を終え向かったのは、獄中で出産した娘のもとだった。世界的ベストセラー作家が贈る感動作!
悲劇的なあやまちのために5年間服役したカナは、4歳の娘との再会を願って、すべてがうまくいかなかった町に戻ってきた。しかしすぐに、過去を修復することがいかに困難であることがわかってくる。娘の人生に関わる誰もが、カナがどんなに努力しても、彼女を締めだそうとしてくるのだ。唯一、カナを完全に拒絶しないのは、地元のバーのオーナーで、カナの娘がなつくレジャーだけだ。ところが、レジャーとカナがお互いの気持ちを確かめあい、親しくなることは、どちらも大切な人たちからの信頼を失う危険があった。二人が未来を築くためには、過去のあやまちの許しを得る方法を見つけなければならなかった。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
やっぱりコリーン・フーヴァーさんの作品はおもしろい!
海外の大人の恋愛って感じがする。
レジャーの板挟みな立ち位置がかわいそうだった。カナも悪すぎるわけではないし、息子が死んだ親の気持ちも分からなくはないし。
レジャーが勇気を出してカナの手紙を読ませたのは一か八か感があってよかった。
Posted by ブクログ
死んだ恋人を自分の不注意で交通事故で亡くし、刑期中に産んだ子供に会いに行く話。
子供に会う為に街まで戻ってきて、そこのバー(恋人の親友)とすぐキスの流れになっちゃうところから始まり、正直感情移入出来なかったけれど、事故の真相を知りたくて読んだ。
結局、パニックになってその場を離れたって理由だったので、深みはあまり感じなかったが、主人公や親友、義理父母が娘をとても大事に考えてる描写には何度も涙を流した。
再読はないかな。
Posted by ブクログ
5年の服役後に出所したカナが獄中出産した娘ディエムに会いに町に戻ってくるが、事件を知ってるレジャーに阻まれて会うことは叶わない。
希望本当にあるのだろうかと思えてしまうくらい悲しさが漂っていて読むのに時間がかかってしまった。
カナが町で悪意ある人に後ろ指刺されたりしないことと、レジャーの存在が救い。
主人公のカナの悲痛な思いにもレジャーの葛藤にもパッとリックとグレースの許せない気持ちにも全ての人物に共感してしまうほど巧みな感情表現に心揺さぶられて、終盤は泣いた。