桑畑優香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
韓国の美容に対する意識がよくわかる本。
12-16歳の娘がいる韓国の母親の4人に1人が娘に美容整形をすすめたことがある、らしい。
韓国の女性が美しくあることは「must」なのだろう。生きづらそうである。
上記のように具体的な数字が出てきてへぇ〜となる。韓国は多くの人が日焼け止めをしっかり塗るので皮膚がんが滅多にいないため、皮膚科医はアメリカに勉強しにいく」みたいな記載もへぇ〜とは思った。(ただ、ネットで軽く調べると20年で7倍くらい増えているらしい)
上記のように韓国の美容についてはすごくよくわかるのだが、ちょいちょい挟んでくる著者自身のプライベートの記載の時系列がぐちゃぐちゃで少し読みづらかった(娘の年齢が上下したり、離婚したあとに3人目の妊娠について書いたり)
また、全体的に、この韓国の現状について批判する訳ではなく、賞賛するわけでもなく、で進むのも読みづらい原因だと思う。MeToo運動の話題では、やはり過激な美の強要に対して否定的な意見が強かったものの、著者の意見は曖昧である。
ジャーナリストとして書いているから、どちらの意見でもないのはわかるのだけど、であれば著者のプライベートは書かなくてもよかったのでは?と思う。
個人的には、この本を読んだことで逆に美意識は上がったように感じる。日焼け止めをいっぱい塗ることで皮膚がんを減らせるならその方がいいし、美容に気を配ることで自分自身が幸せを感じられるのはよいこと。ただ、韓国女性のように美容に金をかけると非難され、金をかけないとさらに非難されるような環境自体はよくないと思う。美意識は、強要されるものではない。
あと最後に原文のタイトルからどうやったらこのタイトルになるんだろう…?
興味をひかれるけど、著者がシートマスクを信じているかどうかの記載はなかった。 -
Posted by ブクログ
ソウルに駐在した女性記者が語る韓国の整形事情。
韓国の小説を何冊か読んでいる人にとっては、そんなに目新しいことはないと思うが、小説の背景となっている事件や社会通念を知ることはできる。
何年も前、韓国旅行中に街中で赤ちゃんの整形広告を見てゾッとしたが、最近は日本でも小学生の整形に関するニュースを見かける。
価値判断の最上位に「見た目」がセットされた子どもたちは、これから成長してどんな世界をつくっていくのだろう。
本書のまとめ部分で紹介されている、ドクター・リンジィ・カイトの言葉に”「すべての女性が美しい、欠点も何もかも含めて!」というメッセージは「本当にすばらしいですが、問題の解決にはなりません」”とあるが、本当にそのとおり!!
自分のマインドがどうあろうと、周囲の人が美に価値を置く限り、見た目で判断されることは続くし、今後もその価値基準がなくなることはないだろう。
ただ、これから先は基準が分散されていくような気がするので、今のような画一的な基準からは解放されるのかな…