和久田正明のレビュー一覧

  • 女ねずみ忍び込み控
    ねずみ小僧の捕縛・処刑、ねずみ小僧の女弟子お千の出現から物語が始まります。お千の器量と気風の良さ、相棒は二番弟子の南無八と小役人村雨弥市、この3人が悪を叩き、弱きを助ける物語。なかなか読みやすく、テンポもいいです。和久田正明 著「女ねずみ忍び込み控」、2011.9発行、続編があるようです。
  • 十手婆 文句あるかい 火焔太鼓
    和久田正明 著「十手婆文句あるかい」、2018.11発行。深川入舟町に暮らす十手一家の物語。駒蔵親分60歳、妻お鹿55歳、駒蔵と前妻の子秀次とその妻おぶん、異母弟多助。多助の失敗で駒蔵が命を落とし、お鹿を中心に3人が事件の解決(駒蔵の仇討)を。おぶんがいい味の役を担ってます。第2巻も既に出ているよう...続きを読む
  • 夫婦十手
    和久田正明 著「夫婦十手」、2012.4発行。骰子(さいころ)地獄、赤い陽炎(かげろう)、流浪の紅 の連作3話。勝気な江戸っ子娘お蝶21歳と幼馴染で元飛脚の虎三が夫婦十手で活躍します。夫唱婦随でなく婦唱夫随みたいです(^-^) シリーズで「大奥の怪」(2013.2)、「正義の仮面」(2013.11)...続きを読む
  • 女ねずみみだれ桜
    和久田正明 著「女ねずみみだれ桜」、2012.4発行。シリーズ第2弾。「死ぬ覚悟に生きて行く覚悟、息をしている限り、人ってなそれなりに覚悟がいる。覚悟さえつけば希みも湧いてくる。」女ねずみのお千、いいことを言いますw。そして、いい仕事、泣けてくる仕事をしてくれます!
  • 夫婦十手
    父の死後、岡っ引きを継ぐお蝶、飛脚だった虎三と二人で岡っ引きを始める。
    父の敵は、甲と加代に殺され、幼なじみの九女八を下っぴきに、事件を解決していく。
  • はぐれ十左御用帳 罪なき女
    第九弾
    一匹狼の同心十左、バックに老中松平定信が控え、お庭番の紫乃、同僚の老同心と若い妻、登場人物が時代劇の定番
    一冊で一話と長さも適当である
  • はぐれ十左御用帳 卍の証
    第8弾
    今回は1代目篤姫を絡めたストーリー、人物はいつも通りで面白く読める。女性陣の活躍もあるが、主人公がやはり強すぎる。
    敵方の組織としてはまあまあなのだが、もう少し強い敵役が欲しい。
    篤姫はNHKのドラマ描写と酷似している。実際1代目のことは分からないのでかまわないが。
  • はぐれ十左御用帳
    第1弾
    このシリーズはかなり読んでいるが、なぜか最初を読んでなかった。
    別段何の問題もないが、やはり最初から読み人物背景をとらえておく必要は感じた。
    しいて言えば1冊に中編3話では物足らない。
    敵役も含め今後に期待?
  • 夫婦十手
    客が来たをきっかけに、出かけて行った娘。
    帰宅したら、父は死体になっていた。

    連続短編になっていて、始まりは父親の死。
    結婚してみたり、幼馴染がふらっときてみたり。
    この時代なので、証拠品を集める、というより
    現場に居合わせる、みたいな、おとり捜査状態。
    展開が分かりやすく、はらはらします。

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  • 怪盗 黒猫1
    古本屋さんで気になって購入。
    和久田さんの作品は、初めて読みました。
    悪を成敗する痛快時代小説。
    読んだ後、心がスッキリします。
    時代小説のこういうところが好きです。
  • 地獄耳5 御金蔵破り
    第五弾
    ひょんな事から江戸城御金蔵破りが行われる事を
    例によって地獄耳、いろんな事がわかってくると背後に潜む悪は番方、対立しながらも
    盗賊の実体は銀蛇組、頭は若い娘、貧しき若者を従え
    いつの間にか事件は終わり
  • 地獄耳4 お耳狩り
    第四弾
    悪を狙う殺し屋集団の話を絡め、尾張藩の隠れ御曹司の話へ移り、最後はそれを利用した悪人まで
    色々な殺し屋集団、目立つのは女の殺し屋
    三姉妹の二人まで殺され、残りの一人と、もう一組の片割れの女殺し屋
  • 提灯奉行 浅き夢みし
    提灯奉行シリーズ好きだったので★4にしたいとこだけど、この終わりかたはあんまりだ!!!実際にはかなうことのないことだからこそ、物語の中ではせめて希望を持たせるまま生きていて欲しかった…。
  • 地獄耳3 隠密秘録
    第三弾
    馴染みの豆腐屋が妻子を殺して行方不明に
    残酷な事件の背後にはある藩の横目付、妻子を残しては事を起こせない事情?
    帝の御落胤が行た非道の数々、その中での20人皆殺しの五千両略奪
    町奉行所はためらう中、成敗
  • 地獄耳2 金座の紅
    第二弾
    変態趣味の金座の御金改役、殺された姉の仇を討とうとする妹、更には背後には悪二匹
    生き急いだ妹の仇を
  • 十手婆 文句あるかい 火焔太鼓
    岡っ引きの女房お鹿、殺された亭主の仇をとるため息子二人とある旅籠皆殺し事件へ
    一人の女を殺す為関係ない者まで、非道な悪を討つ
  • 嵐を呼ぶ女
    「嵐を呼ぶ男」は石原裕次郎でした。初読み、和久田正明さんの「嵐を呼ぶ女」はドラムでなく、木製の十手を手にした娘岡っ引きです。その名は小夏、18歳。からすねこ(黒猫)、消えた娘、闇金の闇、土蜘蛛の変 の連作4話。新シリーズ第1弾とありますが、続編は出てるのでしょうか?
  • 提灯奉行
    シリーズ第一弾
    十一代将軍家斉の正室悳子が襲われた、この件で白井弁蔵と相思いに?
    織田信長を「安土様」と崇める闇の一族影母衣衆との闘いの始まり?
  • 将軍の猫
    シリーズ第一弾
    エロ将軍家斉?の背後で松平定信が辣腕を奮って時期、お側御用御用取次有馬氏の姫、姫子が老中暗殺の阻止に、仲間四人と挑む
    大奥を牛耳る守旧派と公家、そして京から来た忍びが加勢し暗殺劇が
  • 将軍の猫 悪の華
    第二弾
    今回は女の非常な盗賊、悪人のみの退治を謀る女の殺し屋
    これに悪代官が絡み、最後には将軍の徘徊に、悪代官と女盗賊は親子関係、結局は受け入れられず
    そして女殺し屋と姫子の関係は?