アレックス・南レッドヘッドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
少子化の中で1100兆円以上の債務残高を抱える日本に警鐘を鳴らし続ける世界的投資家。
彼の現時点の立ち位置を示す本。
正直平凡。
今こそこれを買うべき!なんてことを描くわけがない。
世界情勢を淡々と読み解いている。
その視点に違いがあるわけがない。
「健全な積極財政」の是非を正面から語るのであればインパクトもあろうが、
債務残高そのものを危険視する著者が、積極財政を支持するわけがない。
健全な、、、は言葉遊びに過ぎない。
この30年ほぼ政権を握ってきた自民党が、いまさら「健全な積極、、、」といっても、
うまくできるわけがないのだ。
むろん、では野党にできるか、といえばそれもなかろう。
ただ、間違いなく、五公五民や六公四民がただしいわけがない。
吸い上げた税金がどこに行っているのか、だ。
自民はその矛先を社会保障費に向け、高齢者医療、高額医療を削ろうとしている。
確かに、資産家の高齢者に子育て世帯より優遇した2割負担にする必要はないだろうし、
ある種の医療は金ばかりかかって延命するだけ、という部分はあろう。
しかし、最初に手を付けるのはそこか?ということだ。
今やエッシェンシャルワーカーである病院の医者や看護師を疲弊させたまま、
最高益を出し続ける医薬品業界に手を付けなくていいのか。
医薬品業界に限らない。利益の偏りをほおっておいていいのか。
・・まあこの本にはそんなことは書かれていない。
一般論に近い。
おひまなら。
第1章 高市&トランプ政権の
巨大バブルが大暴落の引き金に
アベノミクス再来。「楽な道」の果てに見えるもの
高市政権で恩恵を受けるセクター
通貨価値と投資家の視点
日銀のETF売却問題について
〝円〟は安全通貨の地位を失った
インフレ、スタグフレーション、そして長期的な視点
・・・・・・ほか
第2章 私が大暴落後に買うもの
最大の弱気相場と現金ポジション
次に来る最大の弱気相場
最大の弱気相場での投資判断
暴落時にどう動くべきか
商品市場の転換点と投資の視点
金と銀、そして貴金属投資の本質
貴金属のポートフォリオはどうすべきか
・・・・・・ほか
第3章 ポピュリズム時代の世界地図
閉じられていく世界で危機が起こるとき
戦争と市場経済
貿易依存度と国債の関係
国の盛衰と社会の健全性との関係
世界はお金で動いているのか
富裕層の移住について
・・・・・・ほか
第4章 これからを生きる人たちへ
若き日に学んだ投資の〝原理原則〟
逆張り思考と投資哲学の進化
リスクに対する考え方と現在の投資判断
ジム・ロジャーズ流、投資のルール
・・・・・・ほか -
Posted by ブクログ
昨日(2026.2.20)近くの本屋に立ち寄った時に見つけた本です。投資家としての彼の名前は知っていました、読書記録を調べてみたら、この本が4冊目でした。高市氏が予定通り内閣総理大臣に指名されて、第二次高市内閣が動き始めました、
三連休明けの相場は活況を呈するのでしょうか、この本では現時点は世界中で「狂宴バブル」が起きていると指摘しています、学生の頃に大暴落を経験してから、数回起きたのを記憶しているので、暴落することがあることは覚悟していますが、いつ来るのでしょうか。
この本では、知らないものには手を出さないで、無駄遣いをやめて貯蓄することを提言しています、投資するならば、しっかりと調査して理解した上でしなさい、とはその通りだと思いました。筆者は、金も銀も保有しているようですが、買い増しするなら「金」とのことでした、書いやすいからというのが理由だそうです。
以下は気になったポイントです。
・ 極右政党は世界各地で何度も 台頭してきた、 短期的には 一部の国民や企業に利益をもたらすこともあるが、 閉鎖的な政策や排外主義は長期的に見てその国の経済や社会に悪影響を及ぼしてきた。 対照的に、 開かれた市場・貿易・国際交流は常に人々により良い成果をもたらしてきた。 閉鎖によって繁栄を維持した国は、歴史上 ほとんど存在しない(p22)
・中央銀行が 紙幣を刷り、政府が国債を買い入れるといった 金融政策で経済を立て直した国は歴史上 ひとつもない。 結局は通貨の価値が下がる可能性が高いからである、 実際 日本はそのような円安状態になっている。今の日本には低金利政策や 量的緩和によって大量に生み出された 余剰資金がある、 この多くが 株式市場・不動産市場へ流れている。関係者は 日銀の金融政策の恩恵を受けているが、 このような 恩恵はいつまでも続かない、 このような金(フリーマネー)は 、経済の歪みを引き起こす(p30)
・景気は停滞してるのに 物の値段だけ上がる スタグフレーションが厄介なのは、 制作 当局が手を打ちにくいからである。景気を刺激すればインフレが悪化、 インフレを抑えようとすれば 不況が深刻になる、 どちらに転んでも苦しむしかなく 政府にとっても国民にとっても厄介な状態である (p34)
・ 筆者は2023年頃から現金 ポジションを維持している、次の危機は今まで以上に深刻になるだろう、 だから今は 株式を保有しないのが最善策である、 現金か ゴールドなどの何か 防衛的な資産を保有すべき時である(p40)
・ 日本には深刻な 人口減少と巨額の政府債務 という2つの大きな課題がある、 これらが劇的に改善しない限り 50年後の日本は今とは全く違う国になっている可能性が高い (p49)
・ゴールド 価格上昇の背景には、世界的なインフレ懸念や債務拡大に対する不信感、 通貨価値への疑念があったことは言うまでもない。 さらに FRB による利下げへの期待も金を魅力的にする大きな要因となる、 低金利・低実質利率の環境は、金の価値を相対的に高め当地歯科を引き寄せる、 また 地政学的リスクや市場の不透明性も金需要を後押しする(p63)
・少し前まで これから買うなら 金より銀を買えと言ってきたが、 2025年10月に 銀の価格が1オンス 50ドルを超える 史上最高値を記録した、 もう少し 値が下がってまた買い増しするとしたら、 私はおそらく金を選ぶだろう。 金の方が色々な意味で買うのが簡単だからである、 しかし しばらくは どちらも買う気はない(p68)
・何をするにしても、自分が何をしているのかを理解していることが大切である。 投資に限らず何か価値のあるものを手に入れるには、まず 知識と理解が必要で、それがないならばお金は使わずに銀行や財布にしまっておいた方が賢明である(p72)
・第二次 トランプ 政権が導入した 解放の日 関税は、1977年の国際緊急経済権限法を根拠に貿易赤字などを理由に 非常事態を宣言して発動したものである、 しかし 裁判所は大統領が この法律の下でここまで広範囲な 関税を課す 権限はないと判断した。 控訴審でも同じ結論が出ており、 現在は最高裁に持ち込まれている(p92)
・ 21世紀の 覇権国となるのは 中国以外にありえない、 エジプト・ローマ・イギリス はそれぞれ一度きりの栄光を経験したが、 中国は違う。 何度も 衰退しては必ず再び立ち上がってきた、長い 混乱や分裂の時代を経て 数世紀後には再び大国として 台頭する、 これが中国の歴史のリズムである(p111)
・自分の投資 人生を振り返り 若い頃に戻ったとして 一つだけ変えられることがあるとしたら、それは「知識不足に早く気づくこと」である、 もっと早く「 学び続けることの大切さ」に気づくべきであった(p141)
2026年2月21日読破
2026年2月21日作成 -
Posted by ブクログ
・まだS&P500に投資してんスカ?(笑)
これから金を産む国条件は以下の通り。
①言語が統一されていること。②労働力が安く、教育が行き届いていること。③経済的に開かれていること。
過去のアメリカや日本がこの典型。逆に、今後伸びると言われているインドは①を満たしていないので厳しい。
じゃあどこが伸びるか。サウジアラビアやウズベキスタン、ロシア、ルワンダあたりだそう。面白いところでは南北統一したら北朝鮮にも見込みがあるとのこと。
さらに面白いことに、アメリカは確実に沈むそう。これは債務超過の国が辿った歴史的運命とのこと。日本は、、、言わずもがな。
卑屈な個人的感想としては、S&P500よりオルカンに投資して良かったな....wと、意味のないほくそ笑みができたのが収穫(※オルカンもほぼアメリカ株です)
・アフリカの謎 -なぜ条件を満たしていても伸びないのか?
ルワンダは見込みがあるが、その他の国もポテンシャルがあるのに経済発展してないことに、筆者は理由がつけれていないそう。
個人的には、吉本隆明の晩年の思想「アフリカ的段階」が関係しているのではないかと思う。詳しくは中沢新一『精神の考古学』で解説されているが、要するに交換的ではなく贈与的なのである。だから交換ベースの、もっと言えば収奪ベースの資本主義とは馴染まないのだろう。
とは言えこれは妄想なので『超加速経済アフリカ』あたりを読まないとなと思う今日この頃です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレアフターコロナ時代の身の振り方の本。
過去のこの著者の主張とあまり変わらず、目新しい内容は少ないかなー
<以下、ネタバレ>
・これから移住をお薦めする地域
→ 韓国、中国、ベトナム(21世紀はアジアの時代)
・中国 → コロナからいち早く回復。今後今世紀の覇権国になるのだから検討しておくべき。
・韓国 → 38度線が開いた時チャンス!(北朝鮮と合併)朝鮮半島をヒト、モノ、カネが自由に動くようになりチャンス到来。北朝鮮は高い教育と安価のあ労働力。韓国の経営能力と資本により飛躍
・ベトナム → 人口多く、労働力もモノも安く、資源豊富。以前のシンガポール同様に人口が自然に増えていくので未来は非常に明るい
→ベトナムへ旅行しよう!!!投資もしてみよう
・自分の子どもは大学から地元からできるだけ遠く離れることが最高の教育
→違う国(できたら中国)で教育を受けさせるのが望ましい。せめて早くから海外旅行を経験し、世界を見せること
・銀 → 商品と株は11年単位で交互にやってくる。保険としてポートフォリオにある程度組み込むこと。
株式の下落やひどいインフレ時のヘッジ手段
→債券の代わりに入れていくか。
・中国では現金でタクシー支払いはできない
→国が紙幣を印刷し、流通させるだけでもコストかかる。それよりは何に使われるか監視できるデジタル通貨の方が国は望む