【感想・ネタバレ】大暴落前夜――狂宴バブル後の生き抜き方、資産の守り方のレビュー

あらすじ

【内容紹介】
巨大バブル崩壊目前!
暴落相場の中では、冷静な者、備えた者だけが生き残れる

米国では史上類のない長期の強気相場が継続中。日経平均株価も史上最高を記録しながら高値を推移。「まだまだ上がる」という人々の熱狂の裏で、バブル終焉の足音が近づいている……。投資人生60年超の世界的投資家が、迫り来る最大危機への最終警告と、投資の原理原則、冷静に備える知恵、そして資産の守り方を授ける。

【著者紹介】
[著]ジム・ロジャーズ(Jim Rogers)
1942年 米国アラバマ州出身。イエール大学、オックスフォード大学修了。米陸軍従事後、ウォール街で働く。ジョージ・ソロスと国際投資会社クォンタム・ファンドを共同で設立。10年間で4200%の驚異的リターンを実現。37歳で引退後、コロンビア大学で教鞭を執るかたわら世界を旅する。1998年、商品先物市場の指数である「ロジャーズ国際コモディティ指数」を創設。2007年よりシンガポール在住。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び、世界三大投資家と称される。『世界大激変 混乱する世界をどう読むか』(東洋経済新報社)、『「日銀」が日本を滅ぼす 世界3大投資家が警告する日本の未来』(SB新書)、『大暴落 金融バブル大崩壊と日本破綻のシナリオ』(プレジデント社)など、著書多数。

【目次抜粋】
■第1章 高市&トランプ政権の巨大バブルが大暴落の引き金に
アベノミクス再来。「楽な道」の果てに見えるもの
高市政権で恩恵を受けるセクター
通貨価値と投資家の視点
日銀のETF売却問題について
〝円〟は安全通貨の地位を失った
インフレ、スタグフレーション、そして長期的な視点
・・・・・・ほか

■第2章 私が大暴落後に買うもの
最大の弱気相場と現金ポジション
次に来る最大の弱気相場
最大の弱気相場での投資判断
暴落時にどう動くべきか
商品市場の転換点と投資の視点
金と銀、そして貴金属投資の本質
貴金属のポートフォリオはどうすべきか
・・・・・・ほか

■第3章 ポピュリズム時代の世界地図
閉じられていく世界で危機が起こるとき
戦争と市場経済
貿易依存度と国債の関係
国の盛衰と社会の健全性との関係
世界はお金で動いているのか
富裕層の移住について
・・・・・・ほか

■第4章 これからを生きる人たちへ
若き日に学んだ投資の〝原理原則〟
逆張り思考と投資哲学の進化
リスクに対する考え方と現在の投資判断
ジム・ロジャーズ流、投資のルール
・・・・・・ほか

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

昨日(2026.2.20)近くの本屋に立ち寄った時に見つけた本です。投資家としての彼の名前は知っていました、読書記録を調べてみたら、この本が4冊目でした。高市氏が予定通り内閣総理大臣に指名されて、第二次高市内閣が動き始めました、

三連休明けの相場は活況を呈するのでしょうか、この本では現時点は世界中で「狂宴バブル」が起きていると指摘しています、学生の頃に大暴落を経験してから、数回起きたのを記憶しているので、暴落することがあることは覚悟していますが、いつ来るのでしょうか。

この本では、知らないものには手を出さないで、無駄遣いをやめて貯蓄することを提言しています、投資するならば、しっかりと調査して理解した上でしなさい、とはその通りだと思いました。筆者は、金も銀も保有しているようですが、買い増しするなら「金」とのことでした、書いやすいからというのが理由だそうです。

以下は気になったポイントです。

・ 極右政党は世界各地で何度も 台頭してきた、 短期的には 一部の国民や企業に利益をもたらすこともあるが、 閉鎖的な政策や排外主義は長期的に見てその国の経済や社会に悪影響を及ぼしてきた。 対照的に、 開かれた市場・貿易・国際交流は常に人々により良い成果をもたらしてきた。 閉鎖によって繁栄を維持した国は、歴史上 ほとんど存在しない(p22)

・中央銀行が 紙幣を刷り、政府が国債を買い入れるといった 金融政策で経済を立て直した国は歴史上 ひとつもない。 結局は通貨の価値が下がる可能性が高いからである、 実際 日本はそのような円安状態になっている。今の日本には低金利政策や 量的緩和によって大量に生み出された 余剰資金がある、 この多くが 株式市場・不動産市場へ流れている。関係者は 日銀の金融政策の恩恵を受けているが、 このような 恩恵はいつまでも続かない、 このような金(フリーマネー)は 、経済の歪みを引き起こす(p30)

・景気は停滞してるのに 物の値段だけ上がる スタグフレーションが厄介なのは、 制作 当局が手を打ちにくいからである。景気を刺激すればインフレが悪化、 インフレを抑えようとすれば 不況が深刻になる、 どちらに転んでも苦しむしかなく 政府にとっても国民にとっても厄介な状態である (p34)

・ 筆者は2023年頃から現金 ポジションを維持している、次の危機は今まで以上に深刻になるだろう、 だから今は 株式を保有しないのが最善策である、 現金か ゴールドなどの何か 防衛的な資産を保有すべき時である(p40)

・ 日本には深刻な 人口減少と巨額の政府債務 という2つの大きな課題がある、 これらが劇的に改善しない限り 50年後の日本は今とは全く違う国になっている可能性が高い (p49)

・ゴールド 価格上昇の背景には、世界的なインフレ懸念や債務拡大に対する不信感、 通貨価値への疑念があったことは言うまでもない。 さらに FRB による利下げへの期待も金を魅力的にする大きな要因となる、 低金利・低実質利率の環境は、金の価値を相対的に高め当地歯科を引き寄せる、 また 地政学的リスクや市場の不透明性も金需要を後押しする(p63)

・少し前まで これから買うなら 金より銀を買えと言ってきたが、 2025年10月に 銀の価格が1オンス 50ドルを超える 史上最高値を記録した、 もう少し 値が下がってまた買い増しするとしたら、 私はおそらく金を選ぶだろう。 金の方が色々な意味で買うのが簡単だからである、 しかし しばらくは どちらも買う気はない(p68)

・何をするにしても、自分が何をしているのかを理解していることが大切である。 投資に限らず何か価値のあるものを手に入れるには、まず 知識と理解が必要で、それがないならばお金は使わずに銀行や財布にしまっておいた方が賢明である(p72)

・第二次 トランプ 政権が導入した 解放の日 関税は、1977年の国際緊急経済権限法を根拠に貿易赤字などを理由に 非常事態を宣言して発動したものである、 しかし 裁判所は大統領が この法律の下でここまで広範囲な 関税を課す 権限はないと判断した。 控訴審でも同じ結論が出ており、 現在は最高裁に持ち込まれている(p92)

・ 21世紀の 覇権国となるのは 中国以外にありえない、 エジプト・ローマ・イギリス はそれぞれ一度きりの栄光を経験したが、 中国は違う。 何度も 衰退しては必ず再び立ち上がってきた、長い 混乱や分裂の時代を経て 数世紀後には再び大国として 台頭する、 これが中国の歴史のリズムである(p111)

・自分の投資 人生を振り返り 若い頃に戻ったとして 一つだけ変えられることがあるとしたら、それは「知識不足に早く気づくこと」である、 もっと早く「 学び続けることの大切さ」に気づくべきであった(p141)

2026年2月21日読破
2026年2月21日作成

0
2026年02月21日

「ビジネス・経済」ランキング